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【連載第187回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

PS3 Ver2.60で「ツナイデント3PRO」他コンバータ動作
Xbox 360コントローラ用シリコンカバーをチェック!

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回はPS3用のPS2コントローラ用USBコンバータグッズ「ツナイデント3PRO」を試し、同時にPS3の最新システムソフトウェアであるVer2.60でのコンバータグッズの動作をチェックしてみた。また、Xbox 360用グッズでは、Xbox 360コントローラに被せるシリコンカバー「シリコングリップ 360」を試してみた。グリップ力アップ、汚れからの防止に役立つグッズだ。

【今週のおしながき】
PS3 ゲームテック 「ツナイデント3PRO」
PS3 システムソフトウェアVer2.60でのPS2コントローラ用USBコンバータ動作結果
Xbox 360 UGAME 「シリコングリップ 360」



● PSボタン操作、振動機能、特殊コントローラに対応した「ツナイデント3」最新版

「ツナイデント3PRO」

    メーカー:ゲームテック
    価格:1,890円


小型で平べったい形状のコンバータだ。ツヤのある表面加工がされている
 PS3でPS2用のコントローラを使えるようにするUSBコンバータグッズ。これまでに「ツナイデント3」、「シンプルツナイデント3」を発売してきたゲームテックより、最新版と言える「ツナイデント3PRO」が登場した。ターボボタンによる連射機能の搭載、PSボタン操作への対応、一部PS2用の特殊コントローラに対応するなど、これまでの「ツナイデント3」シリーズよりも性能が向上している。

 まずはコンバータの外観からチェックしていこう。コンバータ本体はツヤのあるブラックカラーで、重量は64g。PS3本体へと接続するためのUSBケーブルの長さは、約24cmとなっている。

 コンバータの前面には、コントローラ番号を示す青色のLEDが4つと、PS2用コントローラ端子の差し込み口がある。背面には、連射設定を行なうターボボタンと、連射設定の状態を示す青色LEDがひとつ、さらに、PSボタンがついている。連射設定は、ターボボタンを押しながら設定したいボタンを押す手順になっていて、○/×/△/□/L1/L2/L3/R1/R2/R3ボタンに設定できる。もう一度同じ手順を行なえば、設定が解除される。

 実際にコンバータの動作を確認してみた。PS3は60GB版。システムソフトウェアはVer2.60。PS2用コントローラはDUALSHOCK2を使用した。結果は以下の表の通りとなった。

システムソフトウェアVer2.60における「ツナイデント3PRO」の動作

PS3ホームメニュー

○ アナログモードで動作

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり(若干弱め)

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ コンバータ本体のPSボタンやコントローラのモード切替ボタンで可能。PSボタンはXMB表示と長押しメニューの両方に対応、モード切替ボタンはXMBメニュー表示のみ

アナログボタン感度

○ 1%~100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

前面にコントローラ番号を示すLEDを4つ搭載
背面には、PSボタンと連射設定用のターボボタン、そして連射設定状態を示すLEDが1つある
 全体に非常に良好な結果となった。PS3、PS2、PS用ソフトウェアのプレイでは、特に目立つようなおかしな挙動も出ず、操作のレスポンスも気になるような大きな遅延などは感じられない。プレイしていて支障となることもなかった。4ボタン同時押しの操作もできた。

 振動機能への対応も悪くない。PS3用ソフトのプレイでは少し振動が弱く感じられたのが気になったが、動作自体はしっかりとしている。PS2用ソフトでは強い振動がしっかりと再現されていた。「シンプルツナイデント3」ではSEGAのPS2用ソフト「Rez」でのみ振動しないという現象があったが、「ツナイデント3PRO」だとしっかり振動した。「ツナイデント3」シリーズは振動機能への対応が弱かったのだが、「ツナイデント3PRO」では大きく前進している。

 DUALSHOCK2のモード切替ボタンはPSボタン操作になっている。ゲームプレイ中のXMBメニュー表示がモード切替ボタンで行なえるのはかなり嬉しいところだ。ただし、モード切替ボタンを長押ししても、PSボタンの長押しメニューは呼び出せない。そのため、完全とは言えないところはある。ホームメニューでPSボタンの長押しメニューを呼び出して本体電源を切る、といった操作が残念ながらコントローラではできない。なお、コンバータ本体のPSボタンではXMBメニューの呼び出しも長押しメニューの呼び出しもできる。

 一部、PS2用の特殊な専用コントローラにも対応している。ゲームテックの公式サイトにて記載されている対応コントローラは、以下の通りだ。

・SCEI製 アナログコントローラ(DUALSHOCK 2) [SCPH-10010]
・SCEI製 アナログコントローラ(DUALSHOCK) [SCPH-1200/SCPH-110]
・KONAMI製 Dance Dance Revolution専用コントローラ
・KONAMI製 ポップンミュージック アーケードスタイルコントローラ
・バンダイナムコゲームス製 太鼓型専用コントローラ 「タタコン」(※)
・各種アーケードスティック
・ゲームテック製 アナログ連射コントローラ 「BPT2」
・ゲームテック製 ワイヤレスアナログ連射コントローラ
※ゲーム中は問題なく動作しますが、ゲームのメニュー画面でPS2用コントローラと差し替えて操作をする必要があります。

 特殊コントローラでは、バンダイナムコゲームスの「太鼓の達人」を、太鼓型専用コントローラ「タタコン」を使って試してみた。「太鼓の達人」では注意書きにもある通り、タタコンだとメニュー操作を行なえないが、曲の決定直前にコントローラを差し替えればいい。演奏中はタタコンで問題なくプレイが楽しめた。

 アナログボタンの感度がどのように検知されているかを確認するため、PS2用ソフトの「ブラボーミュージック」で確認してみた。ゲーム設定画面でチェックしたところ、アナログボタンの感度は0~100%までリニアに検知しているようだ。段階があったりはせず、ここも良好な結果となった。

 全体に良好な結果で、これまでの「ツナイデント3」シリーズにあった弱点も、この「ツナイデント3PRO」では改善されている。PSボタンの対応、振動機能の対応がされ、アナログボタンの感度検知や、動作対応の面も悪くない。これまで良好な結果を残してきた「CYBER・コントローラアダプタ」と並ぶ結果となった。「ツナイデント3」シリーズでは間違いなく、この「ツナイデント3PRO」がオススメだ。



● PS3 システムソフトウェアVer2.60でのPS2コントローラ用USBコンバータ動作結果

 2009年1月21日より提供されているPS3の最新システムソフトウェアVer2.60で、各種PS2コントローラ用USBコンバータグッズの動作をチェックしてみた。チェック環境は、PS3本体は60GB版を使用。システムソフトウェアはもちろんVer2.60で、PS2用コントローラはDUALSHOCK2を使用した。

 結果としては、基本的に前回動作チェックを行なったVer2.50と大きな違いは見られなかった。ここ最近のアップデートではあまりはっきりとした変化が出ておらず、PS3本体側のシステムソフトウェアによるコントローラデバイスの更新は一区切りがついているのかもしれないとも思える。なお、今回は結果の表記を少し整理してある。アナログボタンの感度チェックも組み込んだ。アナログボタンの感度チェックは、PS2ソフト「ブラボーミュージック」のボタン強弱の確認機能でテストしている。

・サイバーガジェット「CYBER・プログラマブルアダプタ」

システムソフトウェアVer2.60における「CYBER・プログラマブルアダプタ」の動作

PS3ホームメニュー

○ アナログモードで動作

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ コンバータ本体のPSボタン、コントローラのモード切替ボタンで可能。PSボタンはXMB表示と長押しメニューの両方に対応、モード切替ボタンは長押しメニュー表示のみ

アナログボタン感度

○ 1%~100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・サイバーガジェット「CYBER・コントローラアダプタ」

システムソフトウェアVer2.60における「CYBER・コントローラアダプタ」の動作

PS3ホームメニュー

○ アナログモードで動作

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ コンバータ本体のLinkボタン、コントローラのモード切替ボタンで可能。LinkボタンはXMB表示と長押しメニューの両方に対応、モード切替ボタンは長押しメニュー表示のみ

アナログボタン感度

○ 1%~100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・ゲームテック「シンプルツナイデント3」

システムソフトウェアVer2.60における「シンプルツナイデント3」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

○ デジタル/アナログ両方問題なし 振動なし

PS2規格ソフトウェア

△ アナログモードで動作、振動あり(「Rez」では振動せず)

PS規格ソフトウェア

○ デジタル/アナログ両方問題なし 振動なし

PSボタン操作

× PSボタン操作が無いため不可

アナログボタン感度

△ 50%、80%、100%の3段階で認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・ゲームテック「ツナイデント3」

システムソフトウェアVer2.60における「ツナイデント3」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動なし

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動なし

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ モード切替ボタンで長押しメニュー表示が可能

アナログボタン感度

○ 1%~100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・サンワサプライ「JY-PSUAD1」

システムソフトウェアVer2.60における「JY-PSUAD1」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

△ 振動なし、タイトルによっては動作しない

PS2規格ソフトウェア

△ アナログモードで動作 振動あり(「Rez」では振動せず)

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

× PSボタン操作が無いため不可

アナログボタン感度

△ 50%、80%、100%の3段階で認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・エレコム「JC-PS201USV」

システムソフトウェアVer2.60における「JC-PS201USV」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

△ 振動なし、タイトルによっては動作しない

PS2規格ソフトウェア

△ アナログモードで動作 振動あり(「Rez」では振動せず)

PS規格ソフトウェア

○ アナログ/デジタル両モードで動作

PSボタン操作

× PSボタン操作が無いため不可

アナログボタン感度

△ 50%、80%、100%の3段階で認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない



● 待望のXbox 360コントローラ用シリコンカバーグッズが登場!

・「シリコングリップ 360」

    メーカー:UGAME
    購入価格:690円
    カラーバリエーション:クリア、グレー


クリアカラーの「シリコングリップ 360」。薄い乳白色で、全体に柔らかなシリコンカバーだ
ワイヤレスコントローラにカバーを装着したところ。装着中は少し窮屈だが、そのぶん密着感が高い
 コントローラの溝などに手垢が溜まるのがなんとも嫌だ。例えば友人宅でゲームをしていて、ほいっとコントローラを渡されたときに、そのコントローラの溝の至るところに手垢が詰まっていたら、もう楽しい気分は5割引きなのだ。そういうわけで、研究所員宅では、お客様用のコントローラとして普段は使わないコントローラを用意しておいたりするのだが、そうなってくると自分が普段愛用するコントローラも手垢から保護しておきたい。そこでコントローラ用シリコンカバーの出番なのだ。

 ところが、Xbox 360のグッズは海外だと豊富なものの、国内では非常に数が少ない。コントローラ用のシリコンカバーも、一般的なゲームを取り扱っている家電量販店などでは見かけなかった。だが、今回UGAMEよりXbox 360コントローラ用の「シリコングリップ 360」が登場していたので、即購入してみた。

 このシリコンカバーはカラーバリエーションに白の半透明なクリアと、黒の半透明なグレーが用意されている。今回はクリアを使ってみた。クリアは乳白色の白い色がついている半透明のカバーだ。手触りがサラサラとしていて、シリコンが手をとらえる感触もしっかりある。

 シリコンの厚さは約1mmと薄く、堅さは薄さゆえに柔らかめだ。コントローラの背面にある電池カバーのあたりから、底面のボイスコミュニケータ用の端子、天面の充電ケーブル接続端子までグルリとカバーが開口している。カバーを付けたまま、電池交換やヘッドセットの装着、充電ケーブルの接続が行なえる。

 Xbox 360のワイヤレスコントローラにカバーを装着してみる。カバーが開口している背面からコントローラを入れていくのだが、これがなかなか窮屈で苦労した。LRボタンとLRトリガーの間など、カバーが細くなっている箇所があるため、無理に引っ張るとカバーがちぎれてしまいそうにも感じられたのだが、なんとか無事に装着できた。

約1mmと薄いシリコンが、かなり強くフィットする。カバーの開口部がボタンの外フチにあるが、操作時にはほとんど気にならなかった。ヘッドセットやチャージキットのケーブルもカバーをつけたまま装着できる

チャージキットとコントローラ本体の間に少しだけカバーが挟まってしまう。一応充電はできるが、コネクタが外れやすい
有線コントローラにも、ワイヤレスコントローラと同じように利用可能だ
 アナログスティックや方向キーの開口部は段差の下の円に沿ってつけられているので、操作にはまったく影響がない。ABXYボタンはボタンの外枠に沿って、LRボタンやLRトリガーはボタンに沿って開口しているが、薄いカバーなので操作への影響は感じられない。どの操作もカバーが邪魔になることなく行なえた。

 薄くて柔らかいカバーではあるが、装着に苦労しただけあってコントローラへのフィット感がかなり高い。柔らかいシリコンカバーだと強く持ったときにカバーだけがずれたりして気持ちが悪いことがあるのだが、ぴったりと密着しているのでそうしたことも起こらない。なお、ワイヤレスコントローラだけでなく有線コントローラにも装着してみたが、特に変わらず装着できた。どちらにも利用できる。

 少し気になったのは、チャージキットのケーブルを装着したときに、カバーがチャージキットとコントローラの間に少し挟まってしまうところ。チャージキットのコネクタを完全には差し込めず、少しだけ浮いてしまう。一応充電はその状態でも問題なくできたので、大きな支障ではないが、ちょっとだけ気になってしまうところだ。

 コントローラへのフィット感、手に持ったときのホールド感がよく、手触りもいいシリコンカバーだ。着脱には少し苦労するところがあるが、それだけに密着感が高いのが嬉しい。手垢などの汚れの防止にも役だってくれる。一段と心地よいゲームライフのために、オススメしたいグッズだ。



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□ ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□ サンワサプライのホームページ
http://www.sanwa.co.jp/
□ エレコムのホームページ
http://www.elecom.co.jp/
□ UGAMEのホームページ
http://www.ugame.jp/

(2009年1月28日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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