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【連載第181回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

Wii専用キーを持つWii用ワイヤレスキーボード!
ほか、Wii用グッズ、DSi用の保護フィルターグッズをチェック

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回はWii、そしてDSi用のグッズをチョイス。Wii用のグッズでは、「街へいこうよ どうぶつの森」にあわせて発売されたロジクールの「ワイヤレスWiiキーボード」を試してみた。また、海外グッズメーカーのKaya Industriesによる「tool」シリーズからも2製品をチェックしてみた。

 DSi用のグッズでは、前々回や前回に続き、液晶保護フィルターグッズをチェック。サンクレストのマジックフィルムこと「キズ自己修復フィルム」と、ユニオンテクノス の「スクリーンプロテクトNDSi」を使ってみた。

【今週のおしながき】
Wii ロジクール 「ワイヤレスWiiキーボード」
Wii Kaya Industries 「Ultimate Malti Grip for Wii」
Wii Kaya Industries 「Toolpad for Wii」
DSi サンクレスト 「キズ自己修復フィルム」
DSi ユニオンテクノス 「スクリーンプロテクトNDSi」



● 任天堂ライセンス品のワイヤレスキーボード登場! リビング向けにいいバランスのサイズ

「ワイヤレス Wii キーボード」

    メーカー:ロジクール
    価格:4,980円
    任天堂ライセンス商品


キーボード本体とUSBミニレシーバー、駆動用の単三型乾電池2本がセットになっている
USBのレシーバーは、横幅の短いミニタイプ
サイズがわかるよう、Wiiリモコンとキーボードを一緒に置いたところ。テンキーがないこともあるが、比較的コンパクトなキーボードだ
 Wii向けのワイヤレスキーボードがロジクールより登場。任天堂の公式ライセンスを取得している製品で、同日に発売されたWii用ソフトの「街へいこうよ どうぶつの森」にあわせて発売された製品だ。「街へいこうよ どうぶつの森」はニンテンドーWi-Fiコネクションで遠くの友人といっしょに遊べるようになっていて、このときのテキストチャットによるコミュニケーションを、より快適に行なえるというのが魅力のポイントになっている。

 「街へいこうよ どうぶつの森」のようにテキスト入力をする場面があるゲームで使用する以外にも、Wii伝言板のメモ機能でテキスト入力するときや、メール機能、インターネットチャンネルでWeb閲覧をしているときのテキスト入力など、Wiiでテキスト入力をするときの様々な場面に活用できる。

 「ワイヤレス Wii キーボード」はUSBミニレシーバーでWiiとワイヤレス通信するタイプの、比較的コンパクトなサイズのキーボードだ。キーボードの電源には単三型乾電池を2本使用する。Wii側にはUSBミニレシーバーを装着するので、WiiのUSB端子をひとつ使用する。

 キーボードのカラーはWii本体色に近い、光沢のあるホワイトカラー。USBミニレシーバーも同様だ。キーの表面に刻印されている文字も、灰色のほかにWiiで使われているような水色で印字されている。USBミニレシーバーは横幅37mm×縦15mm×厚み7mmと、ロジクールから発売されているUSBワイヤレスタイプの他製品にあるUSBレシーバーと比べると、少し横幅が小さめになっている。レシーバーの中央には、ペアリング用のLEDボタンがある。

 キーボードのサイズは横幅300mm×縦167mm×厚み19mmとなっていてテンキーのないタイプだ。重量は420g。キーの構造はメンブレンタイプで、簡単な表現をするとノートパソコンのキーのような感触だ。キーピッチは19mmとコンパクトすぎず、入力しやすいサイズを保っているのが嬉しい。

 大きな特徴として、通常のキーのほかに「Wii専用キー」というキーが設けられている。インターネット閲覧時に、ページの「拡大」や「縮小」を行なうキー、閲覧しているページの「戻る」や「進む」といった機能のキー、Wiiのメニューやダイアログを決定操作したりするための「OK」や「QUIT」というキーもある。

 キーボードの背面には、持ち運び時や未使用期間中にUSBミニレシーバーを入れておける収納部があるほか、電源スイッチと電源の状態を示すLED、ペアリング用のコネクトボタン、乾電池収納ボックスがある。テレビとWiiのあるリビングで膝上に置いて使うような方向性のためか、角度を調節するような機構はない。

上段の3枚の写真は、いずれもWii専用キーの写真。それぞれブラウジングやWiiのダイアログメニュー操作などに使用できる。下段の写真はキーボードの背面やWiiにレシーバーを装着したところなど。キーボードの背面にはUSBミニレシーバーを収納する仕組みがある

写真のようなテキスト入力画面でキーボード入力ができた。ただし、ファンクションキーの動作など、日本語入力に少しWii独自の仕様がある
大きすぎず、コンパクトすぎず、キーピッチも確保されている。リビングで膝上に置いて使用するワイヤレスキーボードとして、バランスのいいサイズだ
 実際に利用するときは、まずペアリングが必要だが、出荷時にペアリングが完了しているので、そのまま利用可能だ。ペアリングの方法は、WiiのUSB端子にUSBミニレシーバーを装着し、キーボード側の電源を入れ、レシーバーとキーボード両方のコネクトボタンを押す。USBで通信するワイヤレスキーボードとして一般的な方法だ。ほどなくしてペアリングは完了するが、画面上には機器が利用できるようになったかを通知する機能が無いのが少し不安に思ったものの、試しにWii伝言板でテキスト入力をしてみると利用可能になっていた。

 実際にキー入力をしてみると、レスポンスや使用感には特に不満は感じなかった。打鍵感はポシポシパタパタと少し安っぽい感じはするものの、全体の機能や価格からのバランスを考えると、相応と思える。ただ、Wiiのテキスト入力機能はちょっと独特で、F4キーが半角/全角キーと同じローマ字入力の切り替えになり、アルファベットやカナに直接変換するF7~10のキーは動作しない。Windows PC等の入力方式とは少し異なっている。

 インターネットチャンネルでWii専用キーの使い勝手を試してみたが、これがなかなか細かなことながら嬉しい機能だ。例えば、テキスト入力時にはWiiのキー入力画面が開くのだが、エンターキーを押してもテキスト入力が改行されるだけで、テキスト入力完了操作にはならない。そこでOKボタンを使えば、入力を終えて入力画面を閉じるという動作になる。細かなことだが専用キーのおかげで快適になっている。

 特筆すべき点はキーボードのサイズ。これがリビングシーンで利用するワイヤレスキーボードとして、大きすぎず、かといって小さすぎてキータイピングしづらいということもなくて、とてもいいバランスの大きさになっている。重量も軽くて、膝上にポンと置ける。手に持ってスッと移動できる。利用時にはWiiリモコンとキーボードを交互に使うことになるが、キーボードをあまり邪魔に感じない。タイピングのしやすさを保ちつつ扱いやすいサイズだ。

 ちなみにこのキーボードはUSBで通信するワイヤレスキーボードなので、Wii以外のプレイステーション 3やXbox 360、PCなどにも普通に利用できる。Wii専用キーは、拡大縮小キーが+と-、QuitはCTRL、OKはエンターキーの動作になるようだ。いずれのゲーム機もワイヤレス時代の機種のため、テキスト入力用にできればワイヤレスのキーボードを用意したいところだけに、サイズが丁度いいこのワイヤレスキーボードはそこそこにオススメできる。

 打鍵感については、さすがに価格相応という印象にはなったものの、リビングで膝上に置いて使うキーボードと考えたときに、キーピッチは確保しつつ扱いやすいサイズとして好印象を受けたキーボードだ。Wiiに合わせたデザインやWii専用キーの存在も嬉しい。通信方式がUSBのため、USBポートをひとつ使う点については好みが分かれそうだが、そのぶん汎用性が高く、他機種にも使えるというところはプラスになる人も多いだろう。



● Wiiリモコンにグリップを装着させるアタッチメントグッズ

・「Ultimate Malti Grip for Wii」



Wiiリモコンにグリップパーツとスティックのアタッチメントを追加するグッズ
Wiiリモコンを収納したケースに、グリップパーツを縦横位置に装着できる
Wiiリモコンを収納するケースは受光部も空けられていて、装着したまま利用できるようになっているが、シリコンジャケットが使えずストラップをケースに通す仕組みがないのが残念
 海外グッズメーカーのKaya Industriesより発売されている「tool」というグッズシリーズのひとつ。「Ultimate Malti Grip for Wii」はWiiリモコンにケースを装着し、そのケースにグリップを装着させるWiiリモコン用のアタッチメントグッズだ。Wiiリモコンを収納するケースのパーツ、グリップのパーツ、Wiiリモコンの上から被せるスティックのアタッチメントがセットになっている。

 Wiiリモコンを入れるケースはシリコンジャケットには対応しておらず、ストラップをケースに通すような機構もない。ただ無理矢理にはなるが、一応ストラップはつけたままでも収納可能だ。ケースの背面にはBボタンを操作できるようにするくりぬきがあり、リモコンの受光部も露出している。こうした作りのおかげで一応は、ケースを装着したままWiiリモコンを利用できる。ただ、シリコンジャケットは使えず、ストラップをケースに通す作りもないので、安全性が保証されるような利用環境にはできない。

 ケース側面の上下左右には、グリップをはめこんで装着するためのでっぱりがある。グリップは2個付属していて、Wiiリモコンを縦持ち横持ちしたときそれぞれ左右にグリップを追加できる。グリップを装着することでホールド感やグリップ力が高まるというわけだ。グリップのパーツは後ろ半分がラバーコーティングされていて、握ってみるとしっくりとくる。ホールド感が良く、グリップ力アップ、操作感アップの効果は高い。

 Wiiリモコンを収納したケースには、上からスティックのついたアタッチメントを被せて装着する。十字ボタンに被せるアタッチメントで、スティックで操作できるようになる。このアタッチメントはケースを挟み込むようにして装着するが、パーツが堅いため脱着がしづらく感じた。

 実際に「Ultimate Malti Grip for Wii」をゲームプレイに利用してみると、横持ち時にグリップを追加する効果はなかなかに良好で、グリップの形状やフィット感がいい。WiiリモコンはBボタンのくりぬきから押し出せば簡単に外れるので扱いやすい。

 気になったのは、グリップを装着するとWiiリモコンの受光部を塞いでしまうところ。そのため、リモコン操作をしたいときには一度グリップを外さないといけなかった。あと、Wiiリモコンを縦にして、その左右にグリップを装着することもできるのだが、こちらはちょっと活用シーンが思い当たらなかった。

 海外製のWii用グッズとして注目してみたのだが、Wiiリモコン横持ち時にグリップを追加するという意図以外には、あまりはっきりとした魅力を見いだせなかったが残念。それならばケース自体にグリップがついていてもいいのでは、と感じてしまった。その際にもリモコンの受光部を塞いでしまうなど、もう少し細やかな配慮が欲しいところがあった。グリップパーツの感触はかなり良かっただけに、少し残念な結果だった。

グリップパーツの感触はなかなかに良くて、Wiiリモコンを横持ちしてゲームプレイするときに嬉しい存在。だが、その状態だと受光部が塞がれるのでリモコン操作をするときは外さないといけないところが残念



● 連射機能、スロー機能を備えた、GCコントローラに近いWii向けコントローラ

・「Toolpad for Wii」

    メーカー:Kaya Industries
    購入価格:2,480円


少し大柄なサイズにはなっているが、全体の形状やボタン配置はGCコントローラにとても近い
 Kaya Industriesの「tool」シリーズより、こちらはWii用コントローラ「Toolpad for Wii」だ。わかるかたは見てすぐにわかると思うのだが、任天堂のゲームキューブコントローラにかなり近い作りをしている。違いとしては、全体に少しだけサイズが大きいこと、ボタンが配置されている角度が微妙に異なること、Zボタンが左にも搭載されていること、円形の方向キーが使われていること、連射機能とスタートボタン連射によるスロー機能があることだ。

 Wii用ということもあって、カラーはWiiに合わせたホワイトカラーになっている。全体に大柄なボディで、GCコントローラに比べると厚みが少し増しているが、基本的な形状や作りはGCコントローラと似通っている。重量もあまり変わらないが、「Toolpad for Wii」のほうが13gほど重い。Wiiのゲームキューブコントローラ用ポートに接続する方式で、ケーブル長は2.5mほどと長めになっている。

 実際にゲームプレイに使用してみた感想は、やはりGCコントローラの感触にとても近い。各種ボタンの感触、スティックやCボタンの感触や質感などもかなり近いものがある。方向キーだけは円形のものになっているが、直径はほぼ同等で、操作感にも特別大きい差は感じられない。Zボタンが左側にも搭載されているのは、昨今のコントローラの流れを踏襲してのことだろう。

 気になるのは、やはりサイズ。グリップの厚みはけっこう増している。研究所員の手は比較的大きいのだが、成人男性でも、手が大きい人が持ってしっくりくるぐらいのサイズだ(ちなみにこの研究所員にとってGCコントローラのグリップは細いと感じる)。手の小さい人や子供には、扱えなくはないと思うが、馴染まないこともありそうだ。

 GCコントローラとの違いとして、こちらには連射機能とスロー機能が搭載されている。連射機能はターボボタンを押しながら連射設定したいボタンを押すと連射設定され、もう1度同じ操作をすることで連射解除となる。連射設定できるボタンは、スティック、Cボタン、方向キー以外の全てで、スタートボタンも設定可能だ。連射設定はボタンを押している間、連射される方式になっている。

 スロー機能は、スロー機能ボタンを押すと絶えずスタートボタンが自動連射される仕組み。もう一度ボタンを押すと解除される。連射にしてもスローにしても、どちらの機能も昨今のゲームでは活用できるシーンが減りつつあるように思うが、バーチャルコンソールでプレイできるオールドゲームにはちょっと嬉しい機能だ。

 基本的にGCコントローラにプラスアルファの機能が加えられたコントローラだ。だが、そのプラスアルファはそこまで大きな物ではなく、使用感はGCコントローラと似ている。好みが分かれるところかもしれないが、むしろスティックやCボタンの外周を円形にしたり、振動機能をつけたりと、GCコントローラとの違いをもう少しつけて欲しかったようにも思う。

GCコントローラよりグリップを含めて厚みがあるところ、Zボタンが左上にもあるところ、連射機能とスロー機能の存在など、機能面ではGCコントローラとの違いもあるが、基本的にはGCコントローラの使用感に近い。振動機能が搭載されていないのは残念なところだ



● マジックフィルターにDSi用登場。タッチペンの感触が独特

・「キズ自己修復フィルム」

    メーカー:サンクレスト
    購入価格:560円


キズ自己修復層を持つマジックフィルムのDSi用。フィルターの構造など、基本的にはDS Lite版のサイズを大きくした製品と考えてよさそうだ
貼り付け後の写真。下画面用のフィルターが少し画面に対して小さいのが気になるところ
 キズを自己修復する層を持つ「マジックフィルム」のDSi用の製品。パッケージには上画面用のフィルターと下画面用のフィルターが各1枚セットになっている。クリーニングクロスは付属していない。

 上画面用のフィルターは反射防止・防汚加工層、反射防止・帯電防止層、ハードコート層、PET層、シリコン粘着層と5層になっている。下画面用のフィルムは、自己修復加工層、PET層、シリコン粘着層という3層。これは、DS Lite用に同社が発売していたマジックフィルムと同じ構造。基本的にはDS Lite用の保護フィルターをDSi用のサイズにした製品と考えていいかもしれない。

 フィルターのサイズは、上画面用のフィルターは画面枠に対して0.2mm程度小さめになっている。小さめとは言っても、もちろん画面は完全に覆っている。一方、下画面用のフィルターは、横幅が約1mm、縦幅は約2mmほども小さい。これはこれまで試してきたDSi用のフィルターの中でもかなり小さい部類だ。画面の描画範囲はギリギリでカバーしているので、描画範囲に合わせた設計なのかもしれない。

 実際の貼り付け時には特に気になるところはなかった。フィルムには表面側にタブ、接着面にもでっぱりがついていたりと、基本的な配慮がされているので扱いにくいところもない。気泡が入りやすいということもなく、無難に貼り付けできた。

 保護フィルムの透明度や色味の変化については、上画面用のフィルターは透明度が高く、輝度が少し落ちて暗くみえるものの、その変化は小さい。それと比べると下画面用のフィルターは、暗く見えるようになる。特殊な自己修復層を持っているためか、上下のフィルターで少し見え方が変わるところがある。

 保護フィルムを貼った下画面用にタッチペンを走らせてみると、DS Lite用のマジックフィルムと同じ感触を感じた。何も貼っていない状態に比べ、ペン先がぴたっと止まるビニール質な感触が強い。マジックフィルムのこの感触はかなり特殊で、強く印象に残る。これに比べると、他のフィルターの多少の違いは大きな違いとは感じないほど。おそらくは表層の自己修復層の感触なのだとは思うが、好みが分かれるところだろう。

 全体にDS Lite用のマジックフィルムとほぼ同様という感想になったが、下画面用のフィルターのサイズがかなり小さめなのは気になる。画面描画範囲はギリギリでカバーしているが、画面の端にタッチペンを持って行くと端で引っかかる。自己修復層という、タッチペン操作に適した魅力のある製品だけに、気になった点があったのは残念なところだ。

上段の写真は、フィルターを貼り付け後の写真。下段は画面の半分に保護フィルターを貼っているところ。下画面用のフィルターはキズ自己修復層という特殊な層を含んでいるためか、少し貼り付け後の画面が暗くみえる



● 貼り付けに便利なカードや布製クロスが嬉しい保護フィルター

「スクリーンプロテクトNDSi」

    メーカー:ユニオンテクノス
    購入価格:440円


フィルターのほか、布製のクリーニングクロスやスクイーズカードが付属する
フィルターの貼り付け時に、カードがあると気泡を抜きながら定着させるのに便利だ
貼り付け後の写真。下画面のカバー範囲が広く、ほぼ全域を覆っている。だが、上画面は画面枠よりも大きいため、下の方にフチ浮きが出てしまった
 DSi用の液晶保護フィルムだ。上画面用のフィルターと下画面用のフィルターが各1枚入っているほか、クリーニングクロスと貼り付け用のスクイーズカードがセットになっている。クリーニングクロスは保護フィルターグッズに付属するものとしては珍しく布製で、簡易的な物ではあるが使いやすい。スクイーズカードは小型で少し柔らかいものの、貼り付け時に気泡を押し出し定着させるのに便利だ。

 フィルターの層については細かく明記されてはいないのだが、上画面用のフィルターはハードコート、下画面用のフィルターにはキズ防止機能付きとなっている。そのほか、パッケージには反射低減層もあると記載されている。

 フィルターのサイズだが、上画面用のフィルターの横幅は画面枠に対してほぼぴったり、縦幅は画面枠よりも約1mmほど大きかった。下画面用のフィルターは、横幅が画面に対してぴったりで、縦幅は約0.5mmほど小さい。小さいとは書いているものの、他のDSi用フィルターを含めて、かなりカバー範囲が広い部類フィルターだ。

 フィルターの両面にはタブ付のフィルムが貼られている。貼り付けてみると、気泡は入りづらく、画面への吸い付きもいい。扱いやすいフィルターと感じる。だが、これは試用した個体のみの問題かもしれないが、下画面用のフィルターは接着面と表面のタブが逆になっていた。気づいた後にすぐに裏返せばいいだけのことだが、こうした不備はちょっとしたマイナスに思える。

 貼り付け後の画面だが、上画面用のフィルターは画面枠よりも縦幅が大きいため、少し画面枠の境目でフィルターが浮いてしまった。描画画面の外なので大きな支障はないのだが、見るたびに気になる。下画面用のフィルターは画面をカバーする範囲が広くて安心感がある。

 フィルターの透明度や色味の変化については特に気になるところもなく、及第点以上と思える。フィルターによって少し画面が暗くなるところがあるが、これはフィルターを画面の半分にだけ貼って見比べたときに感じるが、普通に画面全体にフィルター貼ったら気づかない程度。フィルターで輝度が落ちて見えるのは、これまで試した他のフィルターにおいても同様で、本製品が目立って劣るということはなく、平均的なものだ。

 フィルターを貼った下画面のタッチパネルに、タッチペンを使ってみた。少しスベスベと滑る感触が強まるものの、フィルターを貼っていない画面のようにペン先を捉える感触も残っている。

 下画面用のフィルターのサイズが、画面にかなり近い大きさであることや、貼り付けに便利なスクイーズカードと布製のクリーニングクロスが付属することなど、嬉しい点の多いフィルターだったが、上画面用のフィルターのサイズが大きすぎてフチ浮きが出るのは少し残念なところだ。

上段の写真は、フィルターを貼り付け後の写真。下段は画面の半分に保護フィルターを貼っているところ。基本的に透明度が高く無難なフィルターだが、上画面用のフィルターは少し色味が変わってみえるところがあるだろうか。ただ、肉眼ではかなり微妙なものだ



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  • GAME Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

□ ロジクールのホームページ
http://www.logicool.co.jp/
□ Kaya Industriesのホームページ
http://www.tool.net.au/
□ サンクレストのホームページ
http://www.suncrest.co.jp/
□ ユニオンテクノスのホームページ
http://www.union-technos.co.jp/

(2008年11月28日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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