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会場:韓国国際展示場(KINTEX)
入場料:4,000ウォン(前売2,000ウォン)
この大会のためにブースの大半を使ってしまった状況で、試遊台が出されていたのは、音楽ゲーム「debut」1タイトルのみ。「3STAR SPORTS」の熱の入った応援とは色が異なり、女性ユーザーを強く意識したゲームで、同じブースの中で極端な色の違いが出ていたのがちょっと面白い光景だった。
■ 化粧や体型まで変えられるファッション性重視の音楽ゲーム「debut」
ブース正面には、メイキャップアーティストが実際に化粧してくれるコーナーが用意され、若い女性が楽しそうに参加していた。ゲームイベントらしからぬ光景なのだが、本作は化粧品メーカーのBenefitや、アパレルメーカーのLevi'sとタイアップしており、リアルなファッションアイテムがゲームに登場することも売りにしている。化粧品メーカーとタイアップしているところからも、女性ユーザーを取り込んでいきたいという姿勢が見える。ただ会場でゲームを遊んでいたのは、どちらかというと男性が多かった(そもそもG-Starの来場者は男性が圧倒的に多いので仕方ないが)。 ゲームは矢印をきちんと押していくことによって、得点が加算されていく。うまく押し続けられると、徐々に譜面が難しくなっていき、失敗すると簡単になるという、動的に変化する仕組みを取り入れている。また対戦ではチーム戦も可能で、初心者でも最初からそれなりに遊べる仕組みを用意している。 音楽ゲームとしてはベーシックな印象だが、本当にすごいのは、ゲームの後ろでダンスするアバターキャラクタのカスタマイズがとても詳細に行なえること。前述のタイアップメーカーに絡むものだけではなく、他にも非常に多くの衣装を用意している。特に顔のメイクのパターンが豊富で、口紅やアイシャドウ、眉の形、カラーコンタクトまであるので、パーツの組み合わせで作っているのではなく、本当にメイクしているような気分を味わえる。 さらには体型まで変更が可能。背の高さや太さという基本的なところはもちろん、首の長さや肩幅、手足の長さ、スリーサイズの調整など、18種類のパラメータが用意されている。いずれもリニアに変化するので、好みに合わせた微調整ができる。ただし調整するごとにゲーム内マネーが必要になる。整形どころの変化ではないが、大きく変えるほどお金がかかるという仕組みが妙にリアルで面白い。
男性・女性を問わず、理想のキャラクタを作り上げるということに楽しさを見出せれば、相当楽しめそうだ。とはいえ、オンラインゲームなので新しいデザインも随時追加されるはずで、現実世界のファッションと同様に、お金の使いすぎには注意が要るかもしれない。シンプルな音楽ゲーム部分は、ダンスをしながら他のプレーヤーに自己主張するというのがポイントになりそう。1曲は長めで、チャットをする余裕のある間奏も入っており、ゲームとファッションとコミュニケーションの3点がうまく融合していると感じた。
□G-Star 2008のホームページ http://www.gstar.or.kr/ □Neowizのホームページ (韓国語) http://www.neowiz.co.kr/ □関連情報 【11月13日】韓国最大規模のゲームショウ「G-Star 2008」が開催 業界再編後初のショウ、自社開発からパブリッシングへの流れが顕著 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081113/gstar08_01.htm G★2007 記事リンク集 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071111/gslink.htm (2008年11月15日) [Reported by 石田賀津男]
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