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会場:幕張メッセ1~8ホール
入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)
最終的な入場者数は194,288人。昨年度の193,040人に比べ若干上回る結果となっている。内訳としては開幕初日の9日は27,305人、10日は24,178人、一般公開日初日となる11日は71,639人 (内キッズ9,207人)、最終日となる12日は71,166 (内キッズ13,963人)。ビジネスデーの来場者は減ったが逆に一般公開日の来場者が増えたことになる。 今年の傾向としては海外のゲームが多数出展されていた印象がある。エレクトロニック・アーツが久し振りにブースを構え出展していたのを始め、マイクロソフトブースはもちろん、セガブース、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンブースなどでも多数の海外で制作されたゲームが出展されていた。また、注目すべきはそれらのタイトルに数多くのユーザーが列をなして遊んでいたと言うことだ。 たとえばセガブースにコードマスターズが出展していた「RACE DRIVER GRID」には試遊台が4台も用意されているにもかかわらず常に長蛇の列ができあがっていた。一昔前は「洋ゲー」といえば避けて通る傾向があったが、高度な映像表現としっかりと作り込まれたゲームシステムで、日本のゲームファンの心を掴みつつあると言うことだろう。 これと合わせて言えることはCEROレーティングD、もしくはZを対象としたソフトを集めたクローズドブースが用意されていたと言うこと。ゲームの残虐表現は常に問題として議題に上がるところだが、逆に責任ある大人だからこそ楽しめるソフトともいえる。そういった大人を対象としたゲームを集め、ブースとして構成できる土壌ができつつあるということだろう。ただ、どうしてもこういったブースは裏側に作らざるをえず、入口がわかりづらいという問題点はあるようだ。来年の展示会までには解決策を各社検討して欲しいところ。 このほかでは、セガの「レッツタップ」が結構な列ができあがっていたのが注目だろう。超大作のシリーズ作品が表通りにズラリと列び、もちろん多くの人の耳目を集めていたが、全くのオリジナルの作品であり、出展場所の決して恵まれているとは言えない場所に置かれていたにもかかわらず、常に行列ができあがっていたのがある意味嬉しい出来事だ。コントローラを触らないという斬新なインターフェイスがきちんと注目を集めたと言うことだろう。 今年一番の混雑を記録したのはどう考えてもカプコンだが、他のメーカーも軒並み人気タイトルは「100分待ち」を超えるタイトルばかりだった。たとえば100分を超えるタイトルを複数プレイすることを考えると、数本しかプレイできなくなる。この問題は常に考えさせられる問題で実行力のある解決策もないのだが、たとえば携帯ゲーム機や携帯電話コンテンツで間を持たせるといった努力はメーカー側も行なっているようだ。今後もそういった傾向は推進していただきたい。
日本ゲーム大賞2008のフューチャー部門の授賞式において浜村弘一氏が「これらのゲームが今後半年から1年の間にプレイできるのはハッピー」とコメントしたが、東京ゲームショウ2008は閉幕したが今後これらのゲームが続々とリリースされてくるのが非常に楽しみだ。また、来年も新しい夢を見せて欲しい。 □「東京ゲームショウ2008」のホームページ http://tgs.cesa.or.jp/ □関連情報 「東京ゲームショウ2008」記事リンク集 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081010/tgslink.htm (2008年10月14日) [Reported by 船津稔]
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