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会場:幕張メッセ
タイトルでは、「まいにちいっしょポータブル」をはじめ、自社タイトルを10タイトルプレイアブル出展。初公開のタイトルには、「Resistance:Retribution(仮)」、「銃声とダイヤモンド(仮)」、「遠隔操作 -真実への23日間-」が登場した。ブースの模様からPSP向けの新サービス、そしてPSP用タイトルのプレイレポートをお伝えしていこう。
■ 「アドホック・パーティ」、「PS Store for PSP」、「まいにちいっしょポータブル」
・「アドホック・パーティー for PlayStation Portable」 βサービス開始日:10月30日
使い方としては、PlayStation StoreからPS3に専用アプリケーションの「アドホック・パーティー for PlayStation Portable」をインストール。「アドホック・パーティー for PlayStation Portable」のロビーで他のユーザーとテキストでコミュニケーションを行なう。アドホックモードのゲームを開始するときはロビー内にルームを作る。プレイ中は、PS3用「ワイヤレスヘッドセット」やPS用USBカメラ「PLAYSTATION Eye」を使ってボイスチャットができる(ただし、カメラ機能は使用されない)。 もう1つのサービスは、「PlayStation Store for PSP」。これまではPS3やPC向けに展開していたサービスが、いよいよPSP単体で使えるようになる。サービス開始日は10月15日。取扱う内容は、「Newゲーム」、「ゲームアーカイブス」、「追加アイテム(ゲームの追加要素、カスタムテーマなど)」、「無料体験版」、「プロモーションビデオ」など。サービス開始当初から250コンテンツ以上を扱うということだ。 ダウンロード販売が予定されているタイトルは以下の表のとおり、SCEJのPSP用タイトルが現在のところラインナップされている。このラインナップは要するに今回SCEJブースで出展されているSCEJのタイトル全てだ。今後SCEJのタイトルは全て、UMDパッケージ版とダウンロード版が併売されていく予定となる。 また、PS3で日々面白い話題やニュースを届けてくれる「まいにちいっしょ」がPSPにも「まいにちいっしょポータブル」として登場。2008年10月配信開始予定。「まいにちいっしょポータブル」自体は無料だが、有料コンテンツもあるということだ。
「まいにちいっしょポータブル」の中身は、基本的にPS3版の「まいにちいっしょ」を踏襲している。詳しく伺ったところ、情報コーナー「トロ・ステーション」の内容はPS3、PSPともに同じものになるということだ。だが、そのほかについてはPS3・PSPともにそれぞれ独自のコンテンツなどを持って行くという。また、「まいにちいっしょ」のポイントサービス「ミャイル」は「まいにちいっしょポータブル」にもあるが、PS3版とは別でカウントされるということだ。
(C)Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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ジャンル:アクション・シューティング
視点はPS3版の1人称視点から、3人称視点へ変更されている。操作はアナログスティックで移動、右のボタンで視点切り替え、Rボタンで武器発射。基本的な動作はPS3版を踏襲しつつ、PSP向けの視点・操作方法に変更されている。 筆者も試遊させていただいたところ、戦闘中はきっちり向きを合わせなくとも、ある程度敵の方向を向けば勝手にターゲットし、攻撃をすることができるので、FPS初心者の筆者にも比較的簡単だった。ここには、PSP専用に開発されたターゲット補助システムが使われているということだ。 襲い掛かってくる無数の“キメラ”の攻撃をうまくかわしつつ、こちらの攻撃をうまく当てていくのは緊張感は「RESISTANCE」そのままに面白い。はじめはうまくいかず、簡単にゲームオーバーになってしまったが、すぐにコンティニューしてその場から再開できるため、どんどん再プレイできてテンポもいい。そのうち相手の攻撃パターンや特徴が見えてきて先に進めるようになるため、コンティニューするのが苦にならなかった。
ローカライズ面のクオリティの問題だとは思うが、キャラクタの会話字幕が妙な部分で改行されていたり、話している内容と字幕がずれていたりする点が少々気になったが、メッセージの表示領域も少ないため、ある程度は仕方がないのかも知れない。ストーリーも興味深い内容だったため、発売されたらぜひプレイしてみたいタイトルだ。
ジャンル:ダンジョン・マネージメント
約2.5倍以上の勇者、4倍近く広がった世界、種類が3.3倍以上になった魔物達など、大幅にボリュームアップしている。10月16日発売予定で、価格はUMD版が3,980円、ダウンロード版は2,800円。今回の出展では、試遊台がSCEブースとアクワイアブースにそれぞれ2台ずつ設置されていた。 プレイしてみて思ったのは、いい意味で変わっていないということ。基本的な操作は前作と変わらず、ツルハシを使って穴を掘るだけでよく、また前作で有効だったコケを誘導するテクニックなどは、本作でも変わらず通用しそうだ。 変わっているのは全体のボリュームと、プレイ中の情報表示部分。ボリュームが増えているのは冒頭部分で触れたとおりで、魔物の種類が大幅に増えていることに加え、突然変異の種類と条件が一新されているので、より奥深い魔物育成が可能になっている。 プレイ中の情報表示は、テロップや囲みで行なわれるようになっていた。前作では夢中でダンジョンを掘り進んでいると、勇者が何をしているのかわからない、などと言うことがよくあったが、本作では画面内に勇者がいなくとも、これらの情報表示で知らせてくれるので、わざわざ画面をスクロールして確認する必要がなく、非常に快適になっていた。 また、「魔王の部屋」モードが追加されたのもファンとしてはうれしい点。前作ではいくら丁寧に魔物を育てても、1プレイが終わってしまうとまた1からやり直しだったが、「魔王の部屋」では勇者が攻めてこないので、思う存分魔物の育成を行うことができる。ここで魔物の育成を研究し、本編に挑む流れが基本になりそうだ。
とにかく基本的な部分がいい意味で変わっておらず、正統進化というイメージがぴったりな本作。ファンの期待を裏切らない出来になっていた。発売日はもう間もなくだが、それでも発売日が待ち遠しいタイトルだ。
ジャンル:冤罪証明バトル
しかし、本人は拘留されているため、実際に捜査を行なうのは主人公の元カノで弁護士の新城法子。彼女に依頼して、捜査を進めていく。この状況が、タイトルの「遠隔捜査」に掛かってくるのだろう。発売は今冬の予定。メディアインストールが可能ということだ。 ブースには2台の試遊台が設置されており、15分程度の試遊ができる。「冤罪証明バトル」という聞きなれないジャンルの本作だが、ベースとなっているシステムはアドベンチャーゲームのそれに近いだろう。特筆すべきはそのボイスパターンの多さ。今回の試遊では、ほぼ全ての場面で、キャラクタの台詞にボイスが乗っていた。 ゲームの中心となる尋問パートでは、刑事からの尋問に対して、集めたクルーを使い回答を行なう。選択したクルーが正しければ刑事の心証がよくなり、逆に間違っていると心証が悪くなる。心証がよければ起訴される可能性が下がり、最悪の状況では「これ以上心証を悪くするよりは……」ということで、自白してゲームオーバーになってしまう。
質問によっては、必ずしもその段階で正解があるわけではないようだ。そのような場合は、黙秘権を行使して相手の心証を悪くすることを少しでも回避する。適当に答えているとすぐにゲームオーバーになってしまうので、慎重に回答しなければならない。このような緊張感のある駆け引きが本作のウリなのではないだろうか。
ジャンル:アドベンチャー
今回の出展では、2台の試遊台が設置されており、最初の事件を解決するまでをプレイできた。犯人との交渉パートは、リアルタイムで会話が進行していく。画面左に主人公が、右側に犯人が表示され、その真ん中に境界線が表示される。境界線はそのときの会話によって左右に移動し、交渉がうまくいくと右に、失敗すると左に移動する。 ここでは適切な選択肢を選ぶだけでなく、そのタイミングも重要になるようだ。例えば犯人が自分を取り戻しつつある場面では、相手が落ち着くまで待ってから説得を試みる、などとした方が効果が高いのではないだろうか。
ある程度以上、境界線が右に行った状態で最後の行動を行なうと、説得成功となって事件が解決する。リアルタイムでじりじりと自分の領域を広げていく交渉パートは、確かに緊張感があり、駆け引きを行っているという感触は強かった。全体的にシリアスな雰囲気を持つ本作。大人のアドベンチャーゲームがやりたい、という方は試してみるといいだろう。
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□CESAのホームページ (2008年10月12日) [Reported by 米澤大祐 / 山村智美]
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