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会場:幕張メッセ1~8ホール
入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)
今年は若干規模が縮小した感もあるが、「ゲーム科学博物館」と「コ・フェスタブース」が注目だろう。「ゲーム科学博物館」は昨年出展されていた「ゲーム科学館」の発展系。昨年はパネルを中心とした読ませるパネルが多かったように記憶するが、今年の目玉はファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、ゲームキューブ、Wii、プレイステーション、プレイステーション 2、プレイステーション 3、Xbox、Xbox 360という歴代家庭用ゲーム機を分解展示している点だ。これらがずらりと並んでいる様は中々意味がある。 ただ分解して展示してあるのではなく、主要なチップの解説が書かれていたり、パネルには各社のハードの特製などポイントが丁寧に解説されている。中々勉強になるのではないだろうか。さらにWiiのコントローラが傾きを検知している仕組みやセンサーバーの仕組みについても実験を通じて学ぶ事ができる。
このほかでは「懐かしのゲーム体感コーナー」のコーナーにWiiが2台用意されており、バーチャルコンソールの数タイトルが楽しめる。細かいところでは年表が張り出されており、「アタリからリンクス発売」や「ゲームギア」、「スーパー32X 」など、若いファンには来場者はピンと来ないかもしれないが、懐かしいファンには懐かしいニュースなどが書き込まれている。 一方、コ・フェスタブースでは「お役立ちゲーム体験コーナー」と題したコーナーが面白い。ゲームはただ娯楽であるだけではなく、最近では様々な分野で利用する事も研究されている。その先駆けとも言える“ゲームの社会進出”を取り扱ったコーナーだ。この「お役立ちゲーム体験コーナー」では中々プレイできないゲーム機が並ぶ。たとえば自動車教習所などに導入されているセガの「ドライビング・シミュレータ」、高齢者のリハビリに利用されるナムコの「ドキドキへび退治」、そのリアルさから電車の運転実習にも利用される音楽館の「トレインシミュレータ」などなど。他では中々体験することのできないゲームなので、ぜひともチェックしていただきたい。 「コ・フェスタブース」ではこのほかにもよりゲームをプレイして欲しいとの想いからか、「広がるゲームの楽しさ実感!」をキーワードに「トライアルコーナー」が設けられている。たとえば「アイドルを育てる」としてXbox 360版「アイドルマスター」をプレイできたり、「仲間と狩り」として「モンスターハンターポータブル 2ndG」が設置されていたりといった具合だ。中でも人気だったのがWii版の「ギターヒーロー」で、海外で人気があることから海外からの来場者がハイスコアを叩き出し注目を集めたりしていた。 「コ・フェスタ」のコーナーはこれとは別にキッズコーナーにも用意されている。こちらは基本的にはCEROレーティングの認知度向上を目的としたコーナー。CEROレーティングの内容などが書かれているほか、あくまでも目安として最終的に購入の判断は自分で行なって欲しい旨などが書かれている。「年齢別レーティング制度についてご存じでしたか」といったCEROレーティングについてのアンケートも用意されている。
このほかにも「親子におすすめのゲーム」として「ぷよぷよ」や「ビューティフル塊魂」、「宝島Z バルバロスの秘宝」などが用意されている。大概、子供が楽しんでいて両親は後ろで眺めている事が多いが、せっかくのコーナーなので、一緒に遊べるのであれば両親も積極的に関与して欲しい。見ている人とのコミュニケーションもゲームの大切な要素のひとつといえるだろうから。 □CESAのホームページ http://www.cesa.or.jp/ □「東京ゲームショウ2008」のページ http://tgs.cesa.or.jp/ (2008年10月11日) [Reported by 船津稔]
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