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会場:幕張メッセ1~8ホール
入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)
■ 期待の新感覚アクション「ミラーズエッジ」
エレクトロニック・アーツのブース内に設置された同作の試遊台は非常に盛況で、常に行列ができているという状態だ。ユニークな作品なので、いちど試してみたいという来場者が多かったということだろう。 実際、同作の一人称視点に固定されたカメラの演出と独特の操作系は、まるで映画「ヤマカシ」のアクションを実際に体験しているかのよう。これまでにない感覚を楽しめた。 本誌ではこれまで、本作についていくつかの機会でご紹介してきたが、ここでは今回の取材で初めて明らかになった情報をご紹介したい。発売を2ヶ月後に控え、いよいよゲームの全貌が明らかになってきた次第である。 我々の取材に答えてくれたEAスタッフは、これまでの機会では見ることのできなかった第2ステージのゲームプレイシーンを見せてくれた。このステージは東京にある巨大トンネル、神田川・環状七号線地下調節池をモチーフにしており、トンネルの最深部から地上への脱出を目指すというもの。 ビルの屋上を疾走する第1ステージに比べ、パズル要素が非常に強いステージだ。垂直方向に100メートルはあろうかという巨大トンネルの壁面に足がかりや手がかりを見つけ、アクロバティックな機動で登っていく。説明によると、攻略の方法は何種類もあり、プレーヤー毎に異なるプレイ方法になるだろう、とのことだ。
また他のステージでは、「まだ誰にも見せたことがない」というチェイシングシーンを見せてもらえた。いつもの主人公は常時「追われる側」なのだが、そのステージでは「追う側」に代わる。ターゲットは流れるような動きで次々に障害物を乗り越えていくので、こちらも負けじと追いかける。着地時の衝撃吸収を忘れただけで差が開くというシビアさで、非常に緊迫したゲームプレイを楽しめそうだ。 また、タイムアタックモードの存在も見逃せない。本作では一度クリアしたステージを、クリアタイムの短縮を目指して何度でもチャレンジしなおすことができる。各ステージには三段階のクリアタイムが設定されており、それを破れば「実績」のアンロックにつながるほか、オンラインのランキング機能もあるという。 タイムアタックモードでは、プレーヤーが最後に記録した最高タイムのゴーストプレーヤーが登場。区間ごとのラップタイムも記録されるなど、ほとんどレースゲームのような機能が搭載されているのだ。またゴーストの走行データは、方法は不明だがネットワークを通じてやりとりすることが可能ということで、「ほう、そうやって攻略するのか!」と唸るようなプレイデータも飛び出しそうだ。 開発状況について質問したところ、現時点でゲーム本体はほぼ完成しており、あとはローカライズの完了を待つだけの状態であるとのこと。試遊台で実際にプレイしてみたところ、プレイの感触は非常によく、期待通りの作品に仕上がっていると感じた次第だ。これから「東京ゲームショウ2008」の会場に訪れる皆さんにもぜひ一度プレイしてみてほしい。
■ 「NFS」シリーズ最新作はハリウッドばりのアクションで勝負!
本作は2005年にリリースされた「ニードフォースピード:モストウォンテッド」以来3年ぶりに「警察とのチェイシング」が楽しめる作品になった。そしてレースゲームとしてのリアルさよりも、カーアクションゲームとしてのダイナミックさを重視したゲームデザインが取られているのが特徴といえる。 本作の紹介を行ってくれたスタッフの説明によると、本作で実現されたゲーム性には2つの大きな軸があるという。 ひとつめの軸は、ハリウッドスタイルのド派手なカーアクションを楽しむ、アクションドライビングの方向性だ。本作に搭載された「ヒーロードライビングエンジン」と呼ばれるシステムによって、クラッシュや大ジャンプといったアクシデントが格好良く演出され、アクションの迫力を強化している。 また本作では総延長130km以上にも及ぶオープンマップのコースが用意されており、都市の路地裏で、はたまたハイウェイで、警察や敵対車両とクラッシュ上等のカーチェイスを楽しめる。
実際にプレイした感じでは、警察車両のAIが巧妙にプレーヤーを追い詰めてくるのが面白い。1台が横づけしながら、もう1台が前に入って逃げ場をなくすような連携も見られるため、プレーヤーは一手先を読んだドライビングでしのぎ切る必要がある。クラッシュによる破壊も再現されており、ボンネットが視界を遮って走行困難に陥ることもあった。
ストーリーの展開によっては、覆面捜査官としてシンジケートの一員として活動する一方で、一介の警察官に戻って悪玉を追いかける展開も見られるかもしれない。ド派手なカーアクションはもちろん、3つの都市で構成された「トライ・シティ・エリア」を舞台に展開するドライビングアドベンチャーゲームとしての側面にも注目したいところだ。 ゲームのコンセプトを反映し、ドライビングモデルは非常に「ゲーム的」なものに仕上げられている。リアル系の挙動を求めるプレーヤーには物足りないかもしれないが、アクションゲームとしての迫力は抜群で、タイヤを削りながら激しいコーナリングを成功させ、段差で大ジャンプしてパトカーを振り切れば抜群の爽快感を味わえることだろう。 マルチプレーヤー機能としては、周回コースでタイムを競う「サーキット」モード、都市の一定区間で順位を競う「スプリント」モードに加え、最大4人対4人で警察と車泥棒に分かれて鬼ごっこ的なプレイを楽しむという「Cops and Robbers(警ドロ)」モードがサポートされる。
本作「ニードフォースピード:アンダーカバー」の日本国内での発売日は12月18日に決定している。対応プラットフォームはプレイステーション 3、Xbox 360、PS2、Wii、PSP、そしてPCとなっており、エレクトロニック・アーツによる日本語ローカライズ版が提供される予定だ。
■ すべてを破壊しろ!「マーセナリーズ2」プレイアブル展示
ロケットランチャー、戦車、戦闘ヘリ、果ては戦術核ミサイルまで、ステージ上のあらゆるものを吹っ飛ばす方法は枚挙にいとまがない。壊されるオブジェクトのほうも、小屋、物見櫓といった小型のものから、大きくは橋、海上プラットフォーム、高層ビルと、従来では考えられなかったほどいろいろな物をコナゴナに砕ける。 発売予定日は11月20日で、対応プラットフォームはプレイステーション 3、Xbox 360、PS2、PCとなる。会場には本作の試遊台が6台設置されているので、破壊の限りをつくす本作のゲーム性を確かめてみたい方はお早めにEAブースへ向かおう。
■ 王国に幸せを取り戻そう。「ぼくとシムのまち キングダム」
「ぼくとシムのまち」は、かわいらしいシムが生活するまちの中で、家のインテリアや町並みをデザインしたり、ときにはシムたちから頼まれごとを受けてちょっとした冒険を楽しむというアドベンチャーゲームだ。 最新作となる「キングダム」では、生活シミュレーション色の強かった前作に、ユーザーからの要望が多かったストーリー要素が大幅に追加されている。インテリアだけでなく、まちのいろいろな物をカスタマイズできる魔法の杖を手に、荒れた王国に幸せを取り戻すための冒険に出かける、というのが今回のテーマだ。 「ぼくとシムのまち キングダム」の対応プラットフォームはWiiとニンテンドーDSで、Wii版は10月30日に、ニンテンドーDS版は12月4日に発売が予定されている。
(2008年10月10日) [Reported by 佐藤カフジ]
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