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「バイオハザード ディジェネレーション」では、アメリカ中西部工業地帯で始まる。クレア・レッドフィールドは空港利用者の中にゾンビを発見。しかし、すでに一般客や空港利用者に感染。空港は大パニックへと陥る。同時期、離陸中だった飛行機が緊急着陸しロビーにつっこんでしまう。飛行機内はすでにゾンビ化した人であふれかえっていた。アンブレラ社の開発したt-ウイルスを手に入れたテロリストから事件の概要公開を迫られた大統領はレオン・S・ケネディに事態の収拾を図るよう空港に向かわせた。レオンとクレアは様々な窮地を乗り越え、事件の黒幕に気づき始める……。 監督は「日本沈没」や「L Change the World」の特技監督を務めた神谷誠氏。これまで短編映画は監督した事があるが、長編映画の監督は初めてだという。神谷監督は「初めての作品がこんなビックタイトルで良いのでしょうか」と恐縮した様子のコメント。映画のプロデュースも手がけたカプコンの小林裕幸プロデューサーは「ソニー・ピクチャーズさんから今度はCGで作らないかと言われ、『バイオハザード2』の続きを作りたかったので、今度は映像で描く事にしました」と制作に至った理由を明かした。 神谷監督は「ゲームのCGに負けないように作るためにはリアル系のCGで作り上げるしかない。そのため技術的な面でもチャレンジした」と制作に苦労があった事を明かした。キャラクタはモーションキャプチャでデータが取られているが、「米国での話なので、米国の人が見てもおかしくないよう米国の俳優さんを招いてデータを取りました。ちょっと面白い感じになっています。自信を持ってオススメできる」と最後は満足いく出来に仕上がったようだ。 小林氏も「ゲームファンにとってはレオンとクレアが登場しなじみが深いと思うし、ストーリーも練りに練って作っているのでゲームをプレイしていない人でも楽しめると思う」とだれでも楽しめるとアピール。 ここで土屋アンナさんが登場。映画を見終えエンディングで自分の曲「GUILTY」が流れたときはスタッフと「これ、あうねぇ」と感動したという。土屋さんは「ダークな音でクセはあるけど綺麗に歌おうとした。ハードな印象の中にある美を表現しようと思いました」と曲を解説。小林プロデューサーも「謎めいて終わったときにガツンとこの曲が流れる。ワールドワイドと言う事で英語詩になっている」とお気に入りな様子。 「バイオハザード」について土屋さんは「ゲームはしてないけど、すごく有名。カッコイイ音楽で曲も選びやすかったぴったり合ったものがやれてうれしい」と語り、映画の感想については「面白かった。ホラー……恐いのかな(笑)。恐いというよりドキドキする」とコメント。神谷監督はこのコメントについて「ホラーの要素もあるけどアクションサバイバルと言う事で、アクションにふっている部分が多い」と分析。ホラーがダメな人でも楽しめる事をアピールした。 土屋さんはさらに踏み込み注目のシーンについてもコメント。カッコイイと思ったシーンはクレアが銃を持つ瞬間のシーンだという。記者会見で公開された特別映像でも収録されていたようだが、下から飛び上がる形に出てきた銃をクレアがタイミングよく取るシーンの事だろうと思われる。このほかにも土屋さんは「最後にクレアの髪が揺れるシーンがあるんですが、『あれ、これアニメーションだよね?』って。繊細なシーンで本物の感覚に驚いた」と現在のグラフィックス技術の進歩に感動を隠しきれない様子だった。 最後に小林プロデューサーは「ゲームは日本以上に海外で人気がある。期待に応えるようにスタッフで頑張ったので、ヒットすると思う」と自信のコメント。土屋さんも「こういった映画は絶対好きでしょ、米国の人は。もちろん欧州の人も」と太鼓判を押した。
(C)2008 カプコン/バイオハザードCG製作委員会
□ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントのホームページ (2008年10月10日) [Reported by 船津稔]
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