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YNK JAPAN、WIN「魔境奇談」先行体験レポート
多彩な対戦モードがウリのカジュアルアクションゲーム

9月29日24時まで クローズドβテスター募集

10月1~5日 クローズドβテスト実施予定

 株式会社YNK JAPANは、Windows用オンラインアクションゲーム「魔境奇談」のクローズドβテストを10月1日から5日まで実施する。今回、本作を先行体験させていただいたので、その内容をレポートする。

 なおクローズドβテスターの募集は、9月29日24時まで行なわれている。弊誌でも500名分の専用枠をいただいているので、こちらの記事からご応募いただきたい。



■ ボタン連打でOKな簡単アクション。投げやアッパーなど技も多彩

3Dグラフィックスで奥行きも見えるが、ゲームとしては基本的に奥行きのないサイドビューのアクションゲームとなっている
 ゲームは横スクロールタイプのアクションゲーム。フィールドは3Dで描かれているものの、ある程度の高さはあるが奥行きはない。操作はキーボードとゲームパッドの両方に対応し、キー設定も変更できる。攻撃は弱攻撃と強攻撃の2種類が基本で、移動は左右とジャンプ。空中でもう1度ジャンプボタンを押せば、2段ジャンプもできる。他には、囲まれた時に使って脱出する緊急回避や、「守護霊」によるサポートスキルがある。

 守護霊は、事前に装備しておくことで使用できるもので、さまざまな種類のものが用意されている。最初から1キャラクタは所持しており、その他はアイテムのように購入して増やしていく。連れている守護霊は、プレーヤーキャラクタの上に常に浮かんでおり、見た目には狼やタヌキなどで、ペットのような可愛らしさがある。

 各守護霊には補助スキルと特別スキルの2種類が設定されており、プレイ時にいずれかを選んで発動できる。こちらも囲まれたときなどのカウンターに使えるものが多いようだが、発動には時間とともに増えていくゲージを消費するので、乱発はできない。

 通常攻撃は、攻撃中にいずれかの方向キーを入れることで性質が変化する。例えば上を押しながら攻撃すると、敵を上に飛ばす攻撃に変化。弱攻撃を連打しながら後ろを入力すると投げになる。この辺りの操作を駆使しつつ、仲間のプレーヤーと協力してコンボ攻撃を狙うのがポイントとなりそうだ。

 少々細かく説明したが、基本的には、左右の移動で敵に近づいていって、弱攻撃を連打しているだけでも十分遊べる。ベースはカジュアルだが、やりこめばそれなりの戦術も見出せそうだ。

 プレーヤーキャラクタは4種類で、最初に1キャラクタを選び、その他のキャラクタは購入するという形になる。それぞれスピードやパワーなどで特徴はあるが、基本的な操作に違いはないので、あまり気にせず外見の好みで選んでもいいだろう。

【スクリーンショット】
登場キャラクタは4種類。それぞれ少しずつ特性が異なる ジャンプ中にもう1度ジャンプボタンを押すと、2段ジャンプする
弱攻撃の連打でも十分遊べる。連続ヒットすると「5連打」といった画面表示も出る 守護霊のサポートスキルを使うと、キャラクタのカットインが入る。使いどころがわかると戦術の幅が広がる
守護霊は最大3つを選んで連れて行き、プレイ中に切り替えて使用できる 新たな守護霊はアイテムと同様に購入する。狼やタヌキといった大まかな種類は決まっているが、詳細な能力はランダムに決められる



■ 協力プレイの「退魔モード」と、対戦プレイの「武闘モード」

 ゲームモードは、最大4人のプレーヤーが協力してステージをクリアしていく「退魔モード」と、最大8人のプレーヤーが対戦する「武闘モード」の2種類が用意される。

 「退魔モード」は、ベースとなるストーリーを進めていく形で展開される。各ステージには難易度が設定されており、最初は「易しい」だけしか選べないが、クリアするとより上の難易度のステージが選べるようになる。今回体験させていただいた「易しい」の内容では、出現する全ての敵を倒すというシンプルなもので、最後のステージにいる大妖怪(ボス)を倒すと報酬が得られた。実際には、他にもさまざまなクリア条件が用意されているという。また戦いの結果に応じて、漫画が出力されるというユニークな機能も搭載するそうだ。

【スクリーンショット】
最大4人が参加できる「退魔モード」。難易度変更などは「長」と掲げられたホストプレーヤーのみ変更可能 ストーリーが設定されており、問題を解決するなどの目的を持ってゲームを進めていく 最初のステージは全ての敵を倒す「妖怪退治」。特に難しく考えることはない
他のプレーヤーと協力して妖怪を倒していく。ちなみに仲間に攻撃は当たらない 壷に入ると奥のフィールドに飛ばされる、2面式のマップも登場する ステージの最後にはボスキャラクタが登場。見た目に違わぬ強さなので慎重に戦いたい


 「武闘モード」は、単純に相手プレーヤーを倒す「天下一」のほか、「霊魂収集」、「最大撃破」、「八卦完成」というモードが用意されている。「霊魂収集」は、マップ上に落ちている霊魂を拾い、制限時間が切れた時に最も多くの霊魂を持っているプレーヤーが勝利となるもの。霊魂の数には限りがあるが、拾ったプレーヤーがダメージを受けると霊魂を落としてしまうので、攻撃して落とさせるのが重要になる。

 「最大撃破」は、マップ上にいるモンスターを倒した数で競うシンプルなモード。もう1つの「八卦完成」は、フィールドにいるモンスターを倒し、指定された色の八卦のかけらを集めるもの。モンスターが持っているかけらの色は、モンスターの頭上に見えるアイコンの色で識別できるので、必要な色のモンスターを選んで倒していく。最初に八卦を完成させた人が勝利となる。

 いずれのゲームモードも、個人戦だけでなくチーム戦も可能。ゲームが終了するとその結果に応じて、経験値とゲーム内通貨を入手できる。経験値に関しては、一定値が貯まるとレベルアップする。ただしこれは能力が向上するのではなく、一定のレベル以上で装備できるアイテムが用意されるのみ。装備品に関しても、能力面よりもアバターとしての側面が強いという。

 また「武闘モード」では、フィールドに壷が浮いていることがある。この壷を割るとアイテムが出てきて、拾って使用すると他のプレーヤーを妨害できる。例えば、一定時間操作の左右が反転したり、動きが遅くなったり、画面に墨を塗られて見えなくなったりする。また中には、ボタン連打や縄跳びのようなミニゲームをスタートさせるものがあり、これに負けると、拾った霊魂を大量に落とすなどのペナルティが発生する。

【スクリーンショット】
「武闘モード」は複数のルールが用意されている。相手を倒す「天下一」以外でも他のプレーヤーへの攻撃は可能なので、目的より先に相手を倒してしまうという戦略もありえる。ちなみに倒されても1回復活できるルールもあるが、それも倒された後は他のプレーヤーを観戦できる
空いてプレーヤーに妨害アイテムを使われたところ。体が小さくなったり、操作が左右反転したり、画面に墨をかけられたりといった効果が突然発生するので驚かされる
ミニゲームを発生させるアイテムを使うと、画面が切り替わる。ボタン連打や、示された方向キーを順に押していくもの、回転する棒をジャンプで飛び越えるものなどがある。負けたプレーヤーにはペナルティが与えられる



■ 基本は対戦ゲーム、日本向けのアレンジにも期待

 本作の開発は韓国GFzoneで、「武闘モード」を中心にしたゲーム内容になっている。これは韓国のお国柄に合わせたもので、最初は「武闘モード」しか選べず、しばらく遊んだ後で「退魔モード」がプレイ可能になっているという。

 日本でこの仕様を引き継ぐかどうかは、まだ検討中としている。韓国とは違い、「まずはシングルプレイで練習して、他のプレーヤーに迷惑をかけない程度になってから遊びたい」というユーザーが多いだけに、1人でも遊べる「退魔モード」の充実を期待したいところだ。

 アクションそのものは前述の通り、ボタン連打でも遊べるシンプルなものなので、特に違和感なくプレイできるだろう。ただゲーム自体が簡単かどうかは別で、囲まれるとあっという間に倒されてしまうこともある。囲まれた時のうまい切り抜け方も用意されており、複数の敵をまとめて攻撃する方法もあるので、対戦ゲームとしての奥深さも兼ね備えたタイトルといえるだろう。

【スクリーンショット】
プレーヤーキャラクタの装備品を切り替えてみた。上から「ジンム」、「ミンミン」、「テムジン」、「シンガク」。お面など、雰囲気ががらりと変わる装備品も用意されている


(C)2008 YNKJAPAN Inc.

□YNK JAPANのホームページ
http://www.ynkjapan.co.jp/
□「魔境奇談」のページ
http://makyo.gamecom.jp/
□関連情報
【9月19日】YNK JAPAN、WIN「魔境奇談」クローズドβテスター募集
妖怪相手に戦うカジュアルアクションゲーム
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080919/makyo.htm
【9月5日】YNK JAPAN、WIN「魔境奇談」日本展開を発表
妖怪がうごめく世界が舞台のオンラインアクションゲーム
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080905/makyo.htm

(2008年9月25日)

[Reported by 石田賀津男]



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