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バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」 REV1.16にバージョンアップ
「ヘビーガンダム」、「ゲルググキャノン」投入

9月17日 バージョンアップ

価格:2プレイ500円

 株式会社バンダイナムコゲームスは、稼動中のAC用ドームスクリーン式戦術チーム対戦ゲーム「機動戦士ガンダム戦場の絆」のシステムバージョンのアップデートを実施。9月17日より「REV.1.16」となり、新モビルスーツ「ヘビーガンダム」、「ゲルググキャノン」の追加や、大幅な武器性能の調整が行なわれており、従来のバージョンとは大きく異なる武器および戦力バランスとなった。

■ 新兵器「ビーム・キャノン」装備の2機体がロールアウト!

 REV.1.16の目玉とも言えるのが、新モビルスーツとして追加されたヘビーガンダムとゲルググキャノンの存在。どちらも初登場の武装である「ビーム・キャノン」を装備した機体で、カテゴリとしてはヘビーガンダムは近距離戦型、ゲルググキャノンは中距離支援型と、異なるレンジを得意とする機体としてチューンナップされている。なお、「ビーム・キャノン」は武装がアサイン(割り当て)されているトリガーを引きっぱなしにすることでチャージが可能となる、いわゆる「チャージ武器」であるが、ジム・ストライカーのツイン・ビーム・スピアのようにチャージしながらの移動を行なえる上に、射出後の弾速も非常に高いため、敵からのプレッシャーを受けない状態で支援を目的とする射撃武器としての使い勝手は非常に良好。ただし、チャージ中には他の武装を使用することはできず、チャージ中に敵からの攻撃を受けるとチャージが解除されてしまう。また、これまでの「キャノン」といえば放物線を描く弾道というイメージだが、ビーム・キャノンは従来のビーム兵器のように直線的な軌道を描く、ガンダムGP02A(ビームバズ仕様)のビーム・バズーカBのような性質(貫通はしない)であることも付記しておこう。

【ヘビーガンダム】
カテゴリ:近距離戦型
基本スペック:HP330 コスト250
射撃攻撃:ビーム・キャノンA
サブウェポン:フレーム・ランチャーA
格闘攻撃:ビーム・サーベル
【支給条件】
・階級が大尉以上
・近距離機体の出撃経験値が120
・フルアーマーガンダムを取得済み
上記3条件を満たした状態で、「敵軍に4人のオンラインプレーヤーを含む対戦で1勝以上」する。
 高コストの近距離戦型MSとしては異例の重装甲タイプ。機動性は他の近距離MSに欠けるものの、重装甲ならではのタフさを活かしつつ、高火力のビーム・キャノンで的確な支援を行なうという役割に持ち味を発揮する。ビーム・キャノンの射程自体は中距離支援型MSには劣るものの、射程が短いことは着弾の速さにつながるので、支援攻撃の精度自体は中距離支援型よりも高い。

 なお、フレーム・ランチャーにはAからCの3タイプがあり、フレーム・ランチャーという名称は同じでも、それぞれの特性には大きな違いがある。Aはサブ攻撃(両トリガー)、Bはメイン攻撃(右トリガー)、Cは格闘攻撃(左トリガー)にそれぞれアサイン可能で、すべてのバリエーションのフレーム・ランチャーを装備すると、機体の特徴であるビーム・キャノンを使わないということになるが、言い換えればビーム・キャノンだけがヘビーガンダムの持ち味ではないとも言える。ただし、ビーム・キャノンもメイン攻撃とサブ攻撃にそれぞれ特性が異なるものをアサインできるので、従来の近距離戦型のような武装バランスにするもよし、支援に特化した武装で固めるもよしと、プレーヤーの思惑に応じて適性を変えられる機体だと言えそうだ。
【ゲルググキャノン】
カテゴリ:中距離支援型
基本スペック:HP280 コスト250
射撃攻撃:ビーム・キャノンA
サブウェポン:3連装ミサイル・ランチャー
格闘攻撃:ビーム・ライフル
【支給条件】
・階級が中尉以上
・高機動型ゲルググおよびドム・キャノン複砲仕様を取得済み
上記2条件を満たした状態で、「敵軍に4人のオンラインプレーヤーを含む対戦で1勝以上」する。

 ゲルググの機動力はそのままに、重武装化した高火力支援機。初期武装では機体の特徴であるビーム・キャノンに加え、格闘武器にはビーム・ライフルがアサインされており、近接戦闘には適さないもののゲルググ(ビーム・ライフル装備)に近い働きも期待できる。なお、初期状態では3連装ミサイル・ポッドの装備によって機動力低下を引き起こしているが、他の武装に換装すれば本来の機動力を発揮することができるようになり、ゲルググの名にふさわしい高機動機体となる。

 また、初期武装のままでも十分に活躍できる機体だが、メイン武装に用意されているより高威力なビーム・キャノンを装備すれば、さらなる支援能力を発揮するということも付け加えておこう。とは言え、ビーム・キャノンの軌道が直線的であるために、長射程を活かした最大級の活躍が期待できるステージやエリアが限られるという難点もある。ロールアウト初日のジャブロー地上や、翌日からの鉱山都市におけるピラミッド・ビル周辺などは、ゲルググキャノンの真価が発揮される代表的なステージおよびエリアだと言えるので、これらのステージのうちに積極的に搭乗して本機体のポテンシャルを見極め、他のステージでの運用法も模索していきたいところだ。


■ 25機体にも及ぶモビルスーツの性能および武装への大幅な調整

 REV.1.16で特筆すべきは、従来のMSの性能および武装に関する膨大な調整が行なわれたということ。全体を通して言えるのは、これまでは使用されることが少なかったビーム系およびバズーカ系の武装の性能が向上し、プレーヤー個々のスキルに合わせた武装選択の幅が広がったということ。これまでに主力とされていたマシンガン系の武装は、射出から着弾までの速さと連射性能の高さという長所に注目されてきたものの、瞬間的な火力に限界があるという短所を抱えていたというのも事実。今回の調整をきっかけに、ビーム・ライフルの火力を活かせるプレーヤーの台頭や、職人的なスキルを誇るバズーカ使いの活躍に期待したいところだ。

 なお、気になる命中精度の向上についてだが、ビーム系武装は発射時の遅延短縮と弾速を高めることによる命中率の向上がはかられ、バズーカ系の武装は弾速や誘導性能の向上によって強化されている。出色なのはザクII(F2)(連邦軍仕様)とザクII(F2)のMMP-78ザク・マシンガンで、弾速および集弾率の両面を向上させてあるという印象で、小ジャンプからの着地硬直が少ない高コストMSに対しても、従来より遥かに硬直を狙いやすいほどの性能となった。また、地味に思われる調整ながらも、ガンキャノンやザクキャノンなどのダブル・アームド・システムにおける換装時間の短縮も、これらの機体を好むプレーヤーには福音である。

 フルアーマーガンダムはミサイル・ベイからの持ち替え発射時間が短縮され、パンチ装備時の抜き斬りが可能になったため、自衛力が上がり、メインとなる可動式ロケット砲の各種強化によって、攻撃機会が増加。体力値も全セッティングで増加するなど強化が目立つMSの1つだ。格闘武器にアサインできる2連装ビーム・ライフルの特性がAは常時リロードから打ち切りリロードへ、Bは打ち切りリロードから常時リロードへ変更されているが、Aは2連射から単発になり、弾数は8(2連射のため4回攻撃)から6発へと変更されている。

 ジム改も各種兵装のリロード時間短縮と、FCSの範囲変更により、使いこなしこそ必要なものの、全体的な攻撃力は向上している。

 また、アッガイのメガ粒子砲はトリガー入力からメガ粒子砲の発射までに時間がかかる、ギャンのハイドボンブ変更時のように調整されたので、待望のクイック・ドロー外しが可能となっている。

● モビルスーツの性能調整

・フルアーマーガンダム/体力値[全セッティングにおいて増加]
・ドム・キャノン複砲仕様/走行[全セッティングにおいて速度増]

● モビルスーツのFCS性能調整

・ジム改[FCS幅を縮小]

● モビルスーツの武器性能調整

【地球連邦軍】
機体名調整武装[変更点]

ジム

ハイパー・バズーカ[攻撃間隔]

ザクII(F2)(連邦軍仕様)

ザク・バズーカ中期型[命中率向上、攻撃間隔]
MMP-78ザク・マシンガンA[命中率向上、近距離威力]
MMP-78ザク・マシンガンB[命中率向上、近距離威力]、攻撃間隔]

陸戦型ガンダム

ビーム・ライフル[命中率向上、リロード時間、攻撃間隔、発射遅延、発射後硬直]

ジム改

100mmマシンガンA、寒冷地仕様マシンガンB、ジム・ライフル、寒冷地仕様マシンガンA、100mmマシンガンB、ブルパップ・マシンガン[以上の武装について、リロード時間を主とした大幅性能変更]

ガンダム

ハイパー・バズーカA[命中率向上]
ハイパー・バズーカB[命中率向上]
ビーム・ライフル[命中率向上、リロード時間、攻撃間隔、発射遅延、発射後硬直]

ガンダム(G-3)

ビーム・ライフル[命中率向上、リロード時間、連射間隔、発射遅延、発射後硬直]

ジム・キャノン

キャノン砲A[持ち替え発射時間]
キャノン砲B[持ち替え発射時間]
追加弾(焼夷榴弾)[持ち替え発射時間]

陸戦型ガンダム(ジム頭)

ロケット・ランチャー[攻撃間隔]

ガンキャノン

240mmキャノンA[持ち替え発射時間]
240mmキャノンB[持ち替え発射時間]
追加弾(爆散榴弾)[持ち替え発射時間]
追加弾(硬芯徹甲弾)[持ち替え発射時間]

フルアーマーガンダム

ロ可動式ロケット砲[持ち替え発射時間、弾数(4→6)、攻撃間隔、命中率向上]
ミサイル・ベイA[持ち替え発射時間]
ミサイル・ベイB[持ち替え発射時間]
2連装ビーム・ライフルA[打ち切りリロードタイプに性能変更]
2連装ビーム・ライフルB[常時リロードタイプに性能変更]
パンチ[持ち替えからの即時攻撃ができるように変更]

【ジオン公国軍】
機体名調整武装[変更点]

アッガイ

メガ粒子砲[発射遅延]
頭部バルカン砲[リロード時間]

グフ

ジャイアント・バズ[攻撃間隔、発射後硬直、命中率向上]

ゴッグ

格闘[機動セッティング5において空振り時硬直]

ザクII

ザク・バズーカ[攻撃間隔]

ザクII(F2)

ザク・バズーカ中期型[命中率向上、攻撃間隔]
MMP-78ザク・マシンガンA[命中率向上、近距離威力]
MMP-78ザク・マシンガンB[命中率向上、近距離威力、攻撃間隔]

ザクII(S)

ザク・バズーカ[攻撃間隔]

ドム・トローペン(サンドブラウン)

ラケーテン・バズ[リロード時間、命中率向上]

ズゴック(S)

6連ミサイルランチャー[弾数(4→6)]

ゲルググ

ジャイアント・バズ[攻撃間隔、リロード時間、命中率向上]
ラケーテン・バズ[リロード時間、命中率向上]
ビーム・ライフル[命中率向上、リロード時間、攻撃間隔、発射遅延、発射後硬直]

高機動型ゲルググ

MMP-80マシンガンA[威力]
ロケット・ランチャー[攻撃間隔、発射後硬直、リロード時間、命中率向上]

ザクキャノン

180mmキャノン砲A[持ち替え発射時間]
180mmキャノン砲B[持ち替え発射時間]
追加弾(爆散榴弾)[持ち替え発射時間]
追加弾(対拠点弾)[持ち替え発射時間]

ドム

ジャイアント・バズA[攻撃間隔]
ジャイアント・バズB[攻撃間隔]

ドム・キャノン複砲仕様

ツイン・ミドル・キャノンA[持ち替え発射時間]
ツイン・ミドル・キャノンB[持ち替え発射時間]
ツイン・ミドル・キャノンC[持ち替え発射時間]
追加弾(対拠点弾)[持ち替え発射時間]
追加弾(閃光弾)[持ち替え発射時間]



(C)創通・サンライズ

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.banpresto-am.com/
□「機動戦士ガンダム 戦場の絆」のページ
http://www.gundam-kizuna.jp/
□関連情報
「機動戦士ガンダム 戦場の絆」関連リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/rensai/podlog.htm

(2008年9月17日)

[Reported by 三番町第20小隊]



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