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ゲームオン、「FIFA ONLINE 2」国内サービスを正式発表
3,000名規模のCBTを9月16日から2週間にわたって実施

8月22日発表

【FIFA ONLINE 2】
クローズベータテスター募集期間:8月29日(金)12時 ~ 9月8日(月)12時
クローズベータテスト募集人数:3,000名
クローズベータテスト実施期間:9月16日(火)15時 ~ 9月29日(月)12時

 オンラインゲームパブリッシャーの株式会社ゲームオンは、8月22日、本社会議室において、オンラインサッカーゲーム「FIFA ONLINE 2」の発表会を開催した。

 「FIFA ONLINE 2」は、米Electronic Artsと韓国Neowizが共同開発したオンラインサッカーゲーム。前作「FIFA ONLINE」は韓国にて2006年に正式サービスが開始されており、「FIFA ONLINE 2」はそのバージョンアップ版として登録会員数が600万人を超える人気タイトルとなっている。今回の発表では、本作の国内サービスをゲームオンが行なうことと、近日中にクローズβテスト(CBT)が開始されるという情報が正式発表された。


■ FIFA公認、1万人のプロ選手が実名で登場するリアルサッカーゲームのオンライン版
 発表会にはElectronic Arts Asia社長のJohn Niermann氏も登場し、日本市場への期待をアピール

発表会の冒頭挨拶を行なったゲームオン・オンライン事業本部本部長のパク・チャジン氏
 ゲームオンのオフィスにて行なわれた発表会には、ゲームオン・オンライン事業本部本部長のパク・チャジン氏、国内版「FIFA ONLINE 2」のプロデューサーを勤める村上満氏のほか、Erectronic Arts Asia(EA Asia)から社長のJohn Niermann氏、EA Singaporeで同タイトルのプロデューサーを勤めるSamrat Sharma氏らが出席し、EAとゲームオン両社が連携する「FIFA ONLINE 2」の日本展開をアピールした。

 パク・チャジン氏は本作の紹介にあたり、韓国でゲームオンの親会社にあたるNeowizが展開しているサービスについて報告。2006年に「FIFA ONLINE」としてサービスが開始されて以降、現在「FIFA ONLINE 2」に移行している本作は、登録会員数500万人以上を獲得し、同時接続数18万人を記録するなど、人気のタイトルになっているという。

 またパク・チャジン氏は、本作が唯一のFIFA公認オンラインサッカーゲームであり、カジュアル系に傾倒しがちなスポーツゲームタイトルの中にあってリアルなサッカーを楽しめるユニークなタイトルであることを強調した上で「しっかりサービスしていきたい」と意気込みを述べた。

EA全体としての日本市場への期待を語ったEA Asia社長のJohn Niermann氏
 続いて登場したEA AsiaのJohn Niermann氏は、「EA Sportsブランドのフラグシップシリーズである『FIFA』シリーズのオンライン版を、ゲームオンと提携して日本でサービスできることは大変嬉しいことである」、と挨拶した。またEA全体として今後3年間で目標とする60億ドルの売り上げのうち、15%をオンラインゲームで占めたいとし、成長を続ける日本を含むアジア市場での成功は「非常に重要である」と語った。その中で、今回のゲームオンとの提携は、EA Asiaの戦略として重要な意味をもつという。

 そして、ゲームの説明を担当したゲームオン・オンライン事業部の村上満氏によれば、日本での正式サービス時期は現在のところ未定ながら、それに先立ち、クローズドβテストを今年9月16日から9月29日のおよそ2週間にわたって実施するとのことだ。ベータテスターは8月29日から9月8日の期間、3,000名を募集する。今回デモンストレーションされたバージョンは、選手名など一部のテキストが英語のままだったが、これは順次日本語にローカライズされていくとのことだ。

 なお、正式サービス時におけるビジネスモデルは、基本プレイ無料のアイテム課金方式を予定。日本語版独自の仕様については、今回は語られなかった。

【会場風景】
EA Singapore、「FIFA ONLINE 2」プロデューサーSamrat Sharma氏 ゲームの解説をおこなうゲームオンの村上満氏 発表会ではデモ映像のほか、短時間ではあるが試遊することもできた

・「FIFA ONLINE 2」はソロプレイモードとマルチプレイモードを備える

試合中のゲームシステムはスタンドアロン版の「FIFA」シリーズそのもの。キーボード操作に慣れれば問題なさそうだ
選手の管理画面。各選手は試合を通じて成長していくほか、プレーヤー間でトレードすることも可能だそうだ(画像は韓国語版)
 「FIFA ONLINE 2」のゲームの特徴としては、まず最大のポイントは、基本無料でプレイできるオンラインサッカーゲームとしては世界唯一のFIFA公認タイトルであるということだ。全世界30のリーグ、数百のクラブチーム、10,000人のプロ選手が全て実名でゲームに登場し、リアルに再現されたスタジアムで本格的なサッカーを楽しめる。

 そしてオンラインゲームとしては珍しく、本作ではソロプレイモードが重要な要素となっている。ソロプレイモードでは、本作のプレーヤーはクラブチームの監督となってNPCチームとのリーグ戦を戦う。その中で新たな選手を獲得したり、既存の選手を成長させてチーム力を向上させていく仕組みだ。ソロプレイモードとはいってもチームデータはオンラインで管理されており、プレーヤー間での選手トレードといった取引も可能だ。

 そしてマルチプレイモードでは、ソロモードで育てたチームを使ってプレーヤー間で対戦することができる。前後半ハーフ毎のプレイ時間は3分程度の短い時間から、実時間と同じ45分まで自由に設定することができるため、好みに応じて沢山の対戦を行なったり、1試合をリアル感覚でじっくりプレイすることも可能であるようだ。

 気になる操作面については、今回プレイした開発中のバージョンではキーボード操作のみがサポートされていた。カーソルキーで選手を移動させ、Aキーがロングパス、Sキーがショートパス、Wキーがスルーパス、Dキーがシュート、Eキーがダッシュ、という割り当てだ。発表会の最後に行なわれた試遊で実際に試してみたところ、キー配置に慣れないためかなりギクシャクしたプレイになってしまった。思い通りに操作できるようになるためには最低でも数日間の練習が必要だと思う。個人的にはゲームパッドへの対応が急務だと感じた。

 この点については、ゲームオン側も問題を認識しているようで、ゲームパッドへの対応は予定事項に入っているという。その際のボタン配置については語られなかったが、もし本作のベース作品である「FIFA」シリーズと共通になるのであれば、日本の各種サッカーゲームに慣れ親しんだ多くのゲーマーにも違和感なく入っていける操作性になることだろう。

8月22日15時よりオープンした本作の予告サイト(http://www.eafifaonline.jp/)。是非チェックしてほしい
 また日本語ローカライズについては、全てのテキストは日本語化される模様だ。実況・解説の音声について、スタンドアロン版の「FIFA 08」では実況にJ-Sky Sportsやフジテレビなどのサッカー中継で活躍する西岡明彦氏、解説に現日本代表監督の岡田武史氏が登場しているため期待したいが、本作においては「まったくの未定」という状況だということだ。これについては、正式サービスまでに是非とも日本語音声で解説が楽しめることを期待したい。

 なお日本のサッカーファンとしては気になるJリーグチーム・選手への対応については、FIFAではなくJFL(日本サッカー協会)の管轄事であり、現在「FIFA」シリーズ全体で対応できていない状況である。この点について、パク・チャジン氏によれば「努力中」とのことだが、まだ具体的な事を言える段階ではないようである。

 いずれにしても、PCで手軽にプレイできるオンラインゲームとして「FIFA」シリーズが登場することは、一般ゲームファンにとって選択肢を広げる良いニュースと言える。まずは8月29日から開始されるクローズベータテスター募集、そして9月16日から開始のCBTに期待したい。なお、CBTのテスター募集に先立ち、本日8月22日15時より「FIFA ONLINE 2」の予告サイトがオープンする(http://www.eafifaonline.jp/)。本作を楽しみにしているサッカーゲームファンの皆さんは是非チェックしてほしい。

【スクリーンショット】


EA SPORTS FIFA Online 2 (C) 2007 Electronic Arts Inc. All Rights Reserved. Certain components (C) 2007 Neowiz Corporation. All Rights Reserved. EA, EA SPORTS and the EA SPORTS logo are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. Official FIFA licensed product. “(C) The FIFA Brand OLP Logo is a copyright and trademark of FIFA. All rights reserved.” Manufactured under license by Electronic Arts Inc. Player names and likenesses used under license from The International Federation of Professional Footballers “(FIFPro)”, national teams, clubs, and/or leagues. (C) 2007 MLS. MLS, the MLS logo, Major League Soccer and MLS team identifications are proprietary rights of Major League Soccer, LLC. All rights reserved. All sponsored products, company names, brand names, trademarks and logos are the property of their respective owners.

□ゲームオンのホームページ
http://www.gameon.co.jp/index.asp
□「FIFA ONLINE 2」予告サイト
http://www.eafifaonline.jp/

(2008年8月22日)

[Reported by 佐藤カフジ]



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