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ヒマラヤ発の救世主が下町・浅草に降臨!
SCEJ、PS3「The Last Guy Japan Premium」
「The Last Guy」のゲームの基本を徹底復習

配信中(7月31日 配信開始)

価格:500円

CEROレーティング:A(全年齢対象)

主人公のメインビジュアル。確実に何かやってくれそうな精悍な顔つきをしてる
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、プレイステーション 3用大行列アクション「The Last Guy Japan Premium」の配信を「PLAYSTATION Store」にて7月31日に開始した。ダウンロード専売タイトルで、価格は500円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。必要なHDDの空き容量は314MB以上。

 PS3「The Last Guy Japan Premium」は、プレーヤーがヒマラヤからやってきた救世主「ラストガイ」となり、ゾンビに襲われている人々を救出するアクションゲーム。浅草の街に取り残された人々を見つけ出し、マップ内にあるエスケープゾーン(安全地帯)まで誘導する。高精度の航空写真をもとに再現された“本物の浅草の街”をマップに使用するという大胆なステージ構成が話題を呼んでおり、所要でたまに現地を訪れる筆者も、ゲーム中でGoogle Mapばりにステージを拡大(後述)しては「そういえば、この道よく通るんだよなぁ」などとついつい見入ってしまう(そしてゾンビに襲われる)。

 前述のとおりルールは単純明快で、ラストガイたるプレーヤーは、ビルに隠れた人々を制限時間内になるべく多くエスケープゾーンまで連れていく。一度に誘導できる人数に制限はないが、ラストガイについてくる人々の行列はゾンビに触れると切断されてしまい、散り散りになった人々はビルのなかに再び逃げ込んでしまう。少しずつ助けるか、あるいは大行列でバクチを打つかはプレーヤー次第。なお、ラストガイがゾンビに接触するとゲームオーバーとなってしまう。

【世界レスキュー連合(U.R.F.)からのメッセージ】

- 20XX年

突然宇宙から謎の紫色の光が地球上に降り注いだ
この紫色の光を浴びた全ての生物は異形のゾンビへと変貌
世界はほぼ壊滅した

街を徘徊する恐ろしいゾンビ
しかしそのゾンビ達を静かに見つめる目があった
紫の光を浴びる事なく無事だった人々だ
光が降り注いだ時に建物の中にいた幸運な彼らは
そのまま建物の中でじっと息をひそめていた
彼らは脱出するすべを持たずひたすら救助を待っている

世界レスキュー連合(U.R.F.)は
各都市に残された人々を救出すべく
ひとりの有能な人間を選び出した

それが君だ




【メニュー画面】
スタイリッシュなデザインが印象的。開始前にはステージ全景とアイテムの場所などが表示される

【ラストガイ】【U.C.Fレスキュー船】
画面中央、大通りの少し上にチンマリ映っているのが主人公「ラストガイ」だ エスケープゾーンに飛来するレスキュー船。見た目はスゴイが他に機能はないらしい

【ラストガイ匠の技 ~ダッシュ~】
△ボタン+アナログスティックで大行列を率いたまま走る。遅れまいと懸命にラストガイの後を追う人々の姿が愛らしい

【ラストガイ匠の技 ~緊急集合~】
長く伸びた列を瞬時に集合させる。あれだけの大行列がありえないくらいコンパクトに密集しているが、細かいことを気にしてはイケナイ

【ラストガイ匠の技 ~サーモグラフィーモード~】
Xボタンで画面を切り替え、逃げ遅れた人々の分布を確認できる。この間、ゾンビたちは見えなくなるため要注意

【ラストガイ匠の技 ~囲い込み~】
大行列で建物を囲めば人々を一気に救出できる。助け合いの精神が美しい情景を描き出す

【ラストガイ匠の技 ~ズーム!~】
R1、L1ボタンでマップの5段階のズームイン・アウトが行なえる。地元の人は目一杯拡大してニヤニヤするのもまたよし

【浅草名所案内】
言問橋 墨田区役所 仲見世通り
雷門 浅草寺病院……の背後に人文字。ずいぶん余裕あるなオイ

【ゾンビ・イメージビジュアル】
ゾンビというかモンスターというか……嫌悪感満載で気持ち悪いゾンビ。描かれているのは「ストーカーゾンビ」

【凡ゾンビ】【触手ゾンビ】
どこにでもいる何の変哲も無い人型ゾンビ。ラストガイを視界に捉えると真っ赤になって追走してくる 決められた位置から動かないやっかいなゾンビ。ラストガイを見つけると、どこまでも追いかけてくる。上手く誘導すれば隣町まで行っちゃう勢いを持っている

【他にもさまざまなゾンビが……】
超高速で走るだけの「ゾンビ走り虫(上画面・下側)」、普段はボーッとしているがラストガイを見つけると心がざわつきマッタリと執拗に追いかけてくる「ストーカーゾンビ」も厄介な相手だ


 本作のスコアはWebランキングに対応しており、日本中のプレーヤーと腕前を競うことができる。一度に大量の人、あるいは“V.I.P”を助けると高得点が狙える。ちなみにWebランキングは救出人数をひたすら競う、男前度が試されるシステムとなっており、ラストガイがどれだけ世間にキャーキャーいわれるかはプレーヤーの手腕にかかっている。

 浅草という知名度の高いエリアをステージに選んだセンスもさることながら、シンプルな操作性と「浅草に突如出没したゾンビ軍団が街を占拠」という唐突極まりない状況設定が、独特のシュールさを感じさせる。なお、今回配信された“Japan Premium”は浅草マップのみだが、今後は日本はもちろん世界各国の都市が登場するかもしれないという。先々の展開がとても気になるが、まずは先行バージョンともいうべき“Japan Premium”で男前度を競ってみてはいかがだろうか。


(C) 2008 Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.

□プレイステーションのホームページ
http://www.jp.playstation.com/
□「The Last Guy Japan Premium」のページ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/lastguy/
□関連情報
【8月21日】大行列アクション本編が28日より配信開始!
SCEJ、PS3「The Last Guy」
http://watch.impress.co.jp/docs/20080821/tlg2.htm
【7月23日】SCEJ、PS3「The Last Guy Japan Premium」
リアルな浅草を舞台にゾンビたちと鬼ごっこ!
http://watch.impress.co.jp/docs/20080723/last.htm

(2008年8月21日)

[Reported by 豊臣和孝]



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