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会場:NCSoft R&D Center
本発表会では新作のプレイムービーの上映と簡単な説明を中心に公開された。注目したいのは「Blade & Soul」だ。武侠をテーマとしたMMORPGで、「リネージュ II」や「AION」のような美形のキャラクタたちと爽快なアクションが見どころだ。「Blade & Soul」ならではのオリジナリティ溢れる武林の世界で、とてもスタイリッシュな作品だ。
ほかにも、「Diablo」ライクなプレイスタイルのシューティングゲームでアクション性の高いMORPG「MetalBlack: Alternative(仮)」や車同士の対戦を楽しむ対戦ゲーム「Steel Dog」と、3作いずれも目が離せない注目作揃いだ。さっそくご紹介したい
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■ オリジナリティの溢れる武侠MMORPG「Blade & Soul」。クオリティ・世界観共期待度二重丸!!
開発には「リネージュII」の初代プロデューサーを務めたペ・ジェヒョン氏が同作のプロデューサーを勤め、「マグナカルタ」の原画家であるキム・ヒョンテ氏がアートディレクターを担当する。 「Blade & Soul」は武侠をテーマとしているが、かなりオリジナルリティの高い雰囲気を感じさせた。武侠といえば中国だが、本作では中国と限られた雰囲気ではなく色んな国の要素が盛り込まれてる。 さらに「リネージュ II」や「AION」に近いタッチのグラフィックスになっているためか、スクリーンショットだけを見る限りでは武侠ゲームだと言い切れない印象を受けた。アートディレクターであるキム・ヒョンテ氏によるとロシア、タイ、モンゴルなどのイメージと自分なりの独創的なイメージを混ぜあった結果だという。 ゲームエンジンはUnreal 3エンジンを採用。色の使い方、ライトの手加減が絶妙で、美しいレベルデザインを実現している。キャラクタのデザインでは表現力が抜群で、2Dの原画とほぼ変わらないキャラクタ作りがゲーム内に実現されている。とにかくグラフィックスの面では斬新で丁寧な作りが印象的だった 発表会では、「Blade & Soul」の4つの種族のうち、ジンとゴンという2つの種族が発表された。ジンは標準的な身体の大きさで、剣を扱う種族だ。人間に一番近い存在だという。プレイムービーでは連続動作のスキルが多く、素早い動きで敵を爽快に切り裂いていた。 さらに、“御剣”と呼ばれるスキルに注目したい。普段、ジンは1本の剣しか持ち歩かないが、“御剣”というスキルを発動すると後ろに数本の剣が召喚され、念力のようなもので操ることができる。“御剣”の発動後は幾つかのスキルがあるようで、簡単に纏めるとジンの遠距離攻撃スキルとも言えるだろう。 ゴンは打撃技を使用する種族で、迫力のある打撃技が印象的だ。崩拳や強力なパンチは「鉄拳」や「バーチャファイター」を彷彿とさせる。スキルの中では相手を地面に倒し、上にのし掛かって殴り続けるスキルも。様々な打撃技を披露するゴンのプレイムービーを見る限りでは本作は対戦格闘ゲームか!?と思わせるような戦いぶりだ。 「Blade & Soul」のプレイムービーを見る限りでは、術の仕様に、武侠らしさを感じさせながらもオリジナルリティの高さが好印象だった。斬新な作りに期待する韓国ユーザーも多く従来の武侠MMORPGとは一味違うゲーム像を期待できそうだ。なお、ビジネスモデル、サービス日程などの詳細は全て未定になっており、さらなる情報を待ちたいところである。
最後の「Blade & Soul」のプレイムービーを公開する。NCSoftによれば、このムービーは視点やスローなど、ある程度のカメラワークは加味されているが、あくまで純粋なゲームプレイ映像ということだ。
■ 今年のテーマは“アクション”。「MetalBlack: Alternative(仮)」、「Steel Dog」はアクションゲーム
操作はW、A、S、Dで移動し、マウスで射撃の方向を決める。ゲーム画面は「Diablo」ライクな“Hack and Slash”タイプだが、その操作性はFPSに近い。「メタルスラッグ」の3Dトップビューバージョンのような雰囲気だ。 3タイトル目の「Steel Dog」は車同士の対戦ゲームだ。こちらもトップビューの視点で、様々な武器を積んだ車で相手の車を撃破することが目的だ。プレイムービーではドリフトしながら、相手のミサイルをかわしたり、空へ大きくジャンプし、着陸しながら攻撃を並行する場面が見られた。カジュアルな対戦が期待できる作品だ。 「Steel Dog」は本発表会でリリースデートが今年の秋と明示された唯一のタイトルだ。現在、公式ホームページではαテスターを募集している。 さて、「NC Media Day 2008」を通じて3つのNCSoftの新作を見ることができた。G★2007でキム・テクジン氏が発言した新作タイトル6本の約半分がようやく明らかになったことになる。どれもアクション性の高いゲームで、高いクオリティが感じられた。実際のゲームプレイが気になるところで、今後の新情報が楽しみだ。
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□NCSoftのホームページ(韓国語) (2008年8月11日) [Reported by Dong Soo “Luie” Han / 三浦尋一]
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