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会場:ラフォーレ原宿
今回のイベントは「ラフォーレ原宿」が今年で30周年を迎えることを記念して開催されるイベント。ラフォーレ原宿に店を構える人気ブランド店とのコラボ商品が、同店のほかラフォーレ原宿新潟で限定販売され、オンラインストアでも一部の商品が販売される。さらに、PCから楽しめるオンラインシューティングゲーム「SPACE INVADER WORLD WAR」や、携帯電話でも無料で楽しめるラフォーレ原宿オリジナルの携帯用「SPACE INVADER」も配信される。 イベント初日となる8月1日の開店前に記者陣に内容が公開された。ラフォーレ原宿の表から入店してすぐの所には大きなポスターとコラボ商品の一部が展示され、その横には「スペースインベーダー」の筐体が置かれている。ここには25周年の時にリリースされた「SPACE INVADER ANNIVERSARY」をベースに改造された30周年記念バージョンの基板が収められている。ゲームの内容に変わりはないものの、いくつかのバージョンから選択してゲームを楽しむことができる。さらにすごいのは、この筐体はフリープレイ仕様となっており、いくらでも無料で遊ぶことができる。 今回のイベントでは、ラフォーレ原宿のテナント35店舗が「スペースインベーダー」コラボ商品を展開。各店舗には様々な商品が並んでいる。インベーダーやUFOがデザインされたTシャツやアクセサリー、ネイルチップまで、店舗によってそのデザインは様々で目を楽しませてくれる。 ラフォーレ原宿の原宿運営室 業務グループの大野谷良太氏は同店が30周年を迎えコラボレーションのキャラクタに「スペースインベーダー」を選択した理由について「ひとつはラフォーレ原宿と『スペースインベーダー』が同級生だった点。このコラボレーションでさらなる話題を喚起できると思った。ふたつめは今の流行りや時代のテイストと『スペースインベーダー』がピッタリ合っていると感じた。気分的には型にはまりすぎない少し抜けた感じでしょうか。3つめは新しさを提案できる点。コラボレーションすることでお客様に楽しんでもらえる」と挙げ、「テナントの35店舗が参加していることからも、表面的なコラボではなくより有機的なコラボで、身近に感じてもらえると思い企画を提案した」と、今回のイベントが同店にとっても重要な位置付けである点が強調された。 「時代の雰囲気」という点では博報堂のデザイナーの長嶋りかこ氏も興味深い挨拶を行なっている。「『スペースインベーダー』はカクカクした8bitでデザインされ、デジタルなのにもはやアナログっぽい。ラフォーレ原宿に来ている女の子達が8bitになっているというのが相応しい」としながら、さらに踏み込み「『スペースインベーダー』がリリースされた当時は熱狂的な時代。それらを現わすために蛍光色を使用し、色味の際どさや顔のない不気味さでその時代の熱量を表現した」と続けた。 長嶋氏は、せっかくのゲームとのコラボレーションなのでムービーが欲しいと思い、「ファッションとゲームの世界を行き来して1980年代を再現して欲しい」と映像制作ユニットのtamdemに映像制作を依頼。2分のムービーと15秒のスポット映像 (店外で流すためのもの) が完成した。 ムービーは女性が踊っているシーンを中心に構成されているが、実写でダンスしているシーンを撮影してからCGで加工。さらにカクカク感を出すために秒30コマのビデオからコマを間引き5コマで構成することでレトロ感などを現わした。また店内のあちこちで流されているため、ムービーにはストーリー性を持たせずに、どこから見ても何となく楽しめる内容を目指したのだという。このムービーはラフォーレ原宿のホームページでも見ることができるようになると言う。 コラボ商品のデザインを代表する形で発表会に出席したアパレルブランド「ninita」の西脇智代氏は「大人が着ることのできるカワイイ服がなかなかない。『スペースインベーダー』のデザインはブロック体が重なっていたり、目と目が離れている点など愛くるしくてキュートだと感じていた。そこで可愛らしさを前面に押し出し、花柄を使いました。また、アンダーウェアを初めてデザインしました。着て楽しむおしゃれです」とデザインの方向性を説明した。
ラフォーレ原宿と言えば女性向けの店舗で構成されているため、男性にとってはあまり行くことはないかもしれないが、「スペースインベーダー」を使用したカワイイデザインが溢れており、ゲームのキャラクタの可能性をこれまで以上に感じることができる。彼女などへのプレゼントにも良いだろう。 (C)TAITO CORPORATION 1978,2002 ALL RIGHTS RESERVED. (C)Laforet HARAJUKU
□タイトーのホームページ (2008年8月1日) [Reported by 船津稔]
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