といった具合に“とんでも”というか、「なに言ってんだ」というツッコミが聞こえてくるかのような書き出しでこの記事ははじまったわけだが、そもそもの事の発端は、編集部に届いた1枚の封筒である。「世界レスキュー連合 (U.R.F.)」と名乗る連中からの封筒には、神保町の「純喫茶ヒマラヤン」で「有能なラストガイを育てることを決意しました」と書かれた手紙が収められていた。

　この手紙に従い神田神保町にある純喫茶ヒマラヤンを訪れてみると、そこには昔懐かしいテーブル筐体がズラリ。しかしその画面には、テーブル筐体に似付かわしくないHDの高画質なゲーム画面が映し出されていた。そのタイトルは「ラストガイ」。テーブルの下の方からはプレイステーション 3用のDUALSHOCK 3がにょきっと伸びており、これがプレイステーション 3用タイトルだということがわかる。なるほど、高精細画像なわけだ。

　フリープレイが可能であったためプレイしてみたが、遊べたのは日本を題材としたステージ。ゲームがスタートすると、そこは我々にはまさに見慣れた風景。いや、「どこが?」と問われれば、「そのまま!!」と答えるしかないくらいだ。そのリアルな風景の中を、プレーヤーはラストガイとなり歩きまわることとなる。

　これだけではどんなゲームだかなんだかまったくわからないだろうが、ここ純喫茶ヒマラヤンは一般にも公開される予定なので、自分の目で確かめていただきたい。個人的にプレイした感想としては、ついつい「もう一回」とチャレンジしたくなるバランスとなっていた。単純ながら奥が深く、上を目指せば戦略性も高くやり込み要素も抜群だ。

　前述の通りゲームの詳しい内容については明らかにされていないが、とりあえずココ「純喫茶ヒマラヤン」では遊ぶことができる。7月18日からは期間限定で一般にも公開されるので、気になる人は「純喫茶ヒマラヤン」に足を運び、ハマっていただきたい。

ある日、編集部にこんな手紙が届けられた。「U.R.F.」と名乗る組織から「V.I.P」に選ばれたというのだが……	手紙に書かれた地球防衛の拠点とされる「純喫茶ヒマラヤン」に行ってみると、そこには確かに存在した!! あちこちに「supported by PLAYSTATION 3」と書かれているのがそこはかとなく気になるが	店内には懐かしい「テーブル筐体」が所狭しと並べられたまさに純喫茶。店内には浮き世を忘れ地球防衛のためにコントローラーを握りしめるサラリーマン戦士が黙々とプレイ中
テーブル筐体の下の方からプレイステーション 3用のDUALSHOCK 3が伸びて出てきている。これを使ってプレイ可能	「純喫茶ヒマラヤン」の店員さんも「The Last Guy」の特製Tシャツでお出迎えしてくれた	様々な小道具まで凝っているのが「純喫茶ヒマラヤン」のスゴイところ。テーブルの上にトロがいたりして何気なくアピールする一方で、ライターにも「お任せください! ゾンビのトラブル らすとガイ 24時間OK!」と書かれていて笑わせてくれる

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□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.jp.playstation.com/
□「ラストガイ」
http://www.jp.playstation.com/scej/title/lastguy/

(2008年7月9日)

[Reported by 船津稔]