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ソフトバンクモバイル、新端末発表会を開催
「第5世代AQUOSケータイ」など注目端末のアプリをチェック

6月3日 開催

会場:グランドプリンスホテル赤坂

ソフトバンクグループ代表の孫正義氏と、CMでおなじみ「白戸家(ホワイトけ)」の3人が登場。お父さんは「一人旅に出ている(兄ことダンテ・カーバーさん談)」らしい
 ソフトバンクモバイル株式会社は6月3日、同社の新端末発表会をグランドプリンスホテル赤坂にて開催した。今回は12機種を発表したが、そのうち8機種を女性向けとし、「お風呂の中でもメールできる防水携帯」などを前面に押し出していた。

 今回の発表の中でゲームに関係するものとしては、Yahoo! ケータイのメニューデザインの変更がある。特にゲーム向けにデザインされたわけではないが、アイコンの配置変更や横画面対応などにより、従来とは異なる操作になるため、ユーザーは覚えておくといいだろう。この変更は7月1日に行なわれる予定。

 このほか、ゲームに関するサービス面での話題はなかった。また端末についても、プリインストールアプリは基本的に発表時には公開されておらず、展示された端末もまだ全てのアプリが揃っていない状態のものがあった。今回はその上で、目に付いたアプリと端末を紹介していく。

7月1日に変わる予定のYahoo! ケータイ新デザイン。923SHでディスプレイを横に向けると、それに追従してメニューのデザインが変化するという優れもの 今回、同社がイチオシの防水携帯。会場には“水に漬けっぱなし”で動いている端末もあって度肝を抜かれた




■ 923SH

 液晶がカシャリと横向きに倒れる「サイクロイドヒンジ構造」を採用した「AQUOSケータイ」の第5世代。今回発表された端末の中でもフラッグシップモデルとされており、何でも入っているという多機能さがウリとなっている。

 ゲームアプリは、バンダイナムコゲームスの「太鼓の達人2」と「マッピーWIDE」、ゲームロフトの「Real Soccer 2008」の計3本で、いずれも体験版。いずれも横向きのワイド画面に対応している。リズムアクションの「太鼓の達人2」は音符が右から左へと流れてくるので、ワイド画面と相性がいい。「マッピーWIDE」も横スクロールタイプのゲームなので遊びやすさが向上している。

 また、この端末は光タッチクルーザーを搭載している。センターキー周辺が光センサーになっており、指でなぞるだけでメニュー操作ができるというもの。これが実はゲームにも対応している。さすがに「マッピーWIDE」の操作をするのは大変(移動したい方向に何度もなぞれば一応動ける)だが、メニューの選択などではとても使いやすい。シミュレーションゲームやRPGでは意外と重宝しそうだ。

「太鼓の達人2」は横に広い画面でかなり遊びやすい。体験版では5曲をプレイ可能
ネコから逃げつつ、時には倒しつつアイテムを回収していく「マッピーWIDE」。横に広くなったおかげで、1つ向こうのブロックにいる敵も見つけやすい
「Real Soccer 2008」はクオータービューの本格派サッカーゲーム。見た目よりも操作は簡単で気軽に楽しめる




■ 921P

 NTTドコモが先に発表している「VIERAケータイ」のソフトバンクモバイル版とでも言うべき端末。外見はNTTドコモの「P906i」を踏襲したもので、ディスプレイ部が縦にも横にも開く「Wオープンスタイル」を採用している。横に開くと、携帯ゲーム機のように両手で操作できるスタイルになるため、素早い操作が必要なゲームに向いている。

 プリインストールアプリには、タイトーの「電車でGO!」を予定しているそうだが、現時点ではアプリの収録が間に合わず、体験はできなかった。それ以外では、セガの「OutRun」など3本の体験版アプリが収録されている。

 「OutRun」は2Dグラフィックスによる忠実な移植版といった感じで、横画面に対応したおかげでかなり遊びやすい。グラフィックス的にも申し分なく、こういったレトロゲームを遊ぶには十分すぎるパフォーマンスを感じさせる。

名作レースゲーム「OutRun」のモバイル版。タイトル画面では“PRESS KETTEI KEY”になっていたりと芸が細かい




■ THE PREMIUM WATERPROOF 824SH

 防水携帯ながらワンセグを搭載、しかも薄さ15.3mmというコンパクトさを実現した端末。女性向けにデザインされ、全部で11種類のカラーバリエーションが用意されるのも特徴。

 ゲームはセガのパズルゲーム「ぷよぷよフィーバー」の体験版をプリインストール。「ぷよぷよ」シリーズは、そのシンプルな操作系から、これまでもさまざまな携帯電話にプリインストールされている。今回はその中でも最新版となる。グラフィックスも携帯ゲーム機と遜色なく、手軽に楽しめる。ただし体験版なので、1ステージをクリアするとゲーム終了となる。

定番ゲームとなった「ぷよぷよ」の最新版。1ステージだけで終わってしまうのは少々残念だが、クオリティの高さは十分感じられる




■ DM002SH (ディズニー・モバイル)

 既に発表されており、今回端末が展示された、ディズニー・モバイルの新端末。シンデレラをモチーフにし、前面はガラスの靴をイメージした、輝く宝石のようなデザインを採用している。実際に手にとって見てもキラキラと光り、持っていればかなり目を引くはずだが、不思議と嫌味が感じられない。

 プリインストールされている2つのアプリも、もちろんディズニー。1つは「Disneyメテオス」で、キューエンタテインメントの打ち上げパズルゲーム「メテオス」のディズニーバージョンとなる。3つの同じブロック(メテオ)を並べるとブロックが打ち上がる特性を利用して、どんどん画面外へとブロックを飛ばしていく、というゲーム内容は共通で、デザインがディズニーに変更されている。ただしDS版「メテオス」と比較すると、縦だけでなく横にもブロックを動かせるようになっている。

 もう1つは「Disney's Brain Pop」。いわゆる脳トレソフトで、こちらもディズニーキャラクタが登場する。クイズはグラフィカルなものが多く、そのデザインも細部に至るまで「さすがディズニー」という隙のなさ。携帯電話のインターフェイスに合わせた操作方法もよく考えられており、「例と同じ絵柄を並べよう」という問題では、上下左右のキーだけで操作が完結するなど、多くのキー操作を求められない。子供も大人も安心してプレイできるだろう。

 いずれも体験版ではなくフルバージョンというのも嬉しいところだ。

グラフィックスがディズニーに統一された「Disneyメテオス」は、普通の「メテオス」とはずいぶん印象が異なる。打ち上げの派手さよりも、キャラクタの華やかさが際立った印象
ディズニーデザインの脳トレソフト「Disney's Brain Pop」。ゲームはわかりやすく、誰でも楽しめる内容


□ソフトバンクモバイルのホームページ
http://www.softbankmobile.co.jp/

(2008年6月3日)

[Reported by 石田賀津男]



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