|
会場:GPコアエッジ本社
この大会には、弊誌GAME Watchを含む5誌が参加。「アルテイルネット」のユーザーに対しては、大会の優勝メディアを予想するイベント「優勝メディアを当てろ!! グランプレゼントアバター販売」として告知された。これは各誌の応援アバターが50グランで販売され、優勝メディアの応援アバターを購入していた人には100グランがプレゼントされるという企画である。
弊誌からは、私、石田が参加。編集部では「戦闘員」ということになっており、何かしら対戦する機会があれば借り出されることになっている。自分自身でも、大抵のゲームであれば人並み以上に渡り合える自信を持っている。……のだが、実はカードゲームは大の苦手だったりする。対戦時の駆け引きはともかく、デッキを組むのが苦手で、過去に触ったカードゲームで、まともなコンセプトを持ったデッキを自分で作れた試しがない。しかし泣き言を言っていても始まらないので、できる範囲で準備して大会に臨んだ。
■ 5人対戦のトランプゲーム「ナポレオン」 まず最初の対戦は「ナポレオン」。このゲームはトランプゲームの1つで、本物のトランプでもできる一般的なゲームである。詳しいルールやレギュレーションは公式サイトに書かれているのでそちらをご覧いただきたい。 このゲームのポイントは、5人のプレーヤーが「ナポレオン軍」と「連合軍」の2つの勢力に分かれるところ。ナポレオン軍の中心となる「ナポレオン」のプレーヤーはゲーム開始時に全員に知れ渡るが、もう1人の盟友となる「副官」は、副官本人以外にはわからない。その上で、副官と知られないようナポレオンと協力したり、連合軍側は誰が副官かを読んで出すカードを選んだりと、複数の駆け引きが常に入り乱れる頭脳戦となる。 ゲームのルールとしては、最低限、役を把握しておく必要がある。場に出されるカードは、基本的に2が一番弱く、Aが最も強いのであるが、それとは無関係に、スペードのAやジョーカーといったカードはより強い。これを役と呼んでいる。役の中にも、ジョーカーよりスペードのAが強いといった序列があるので、場に出されていない役は何かを把握しながら、自分の持っている役をいつ切るかというのが駆け引きの基本となる。
1戦目はなかなかいいカードが揃ったので、ナポレオンを宣言。しかしギリギリのところで絵札を集めきれず敗北。続く2戦目で、色は散っているが役が2つあるという微妙なカードが巡ってきたところで、勝負どころと見た記者は迷うことなく「鬼切」氏にバトンタッチ。見事にナポレオンで18枚の大勝を収めていただき、高ポイントを獲得した。その後は副官で負けたりしつつも、2戦目の勝利が効いて総合順位で2位を獲得。好位置につけて「ラヴァートヒーローズ」の大会に移った。
■ 基本ルールがシンプルなカードゲーム「ラヴァートヒーローズ」 「ラヴァートヒーローズ」は、30枚のデッキを用いて1対1で戦うカードゲーム。同じ「アルテイルネット」内で先にサービスしている「アルテイル ~神々の世界『ラヴァート』年代記」と同じカードを使用できるが、ルールやカードの性能は全く違うという、デジタルならではの遊び方を提供している。 こちらも詳しいルールは公式サイトでご確認いただきたい。簡単に説明すると、ターンごとに戦うカードを出し、勝敗が決するとそのカードは勝敗に関係なく手札からなくなる。1回使い切りとなるので、複数のカードを絡めたコンボなどの複雑な要素は少ないものの、戦闘用のカードを助ける「サポートカード」などを使うことで、ユニットの強化や妨害、それによるちょっとしたコンボは作れる。瞬間的な駆け引きと、デッキ構築力が勝敗を大きく左右するタイプのカードゲームだ。 大会は、5誌にGM1名を加えた6人で、対戦相手を変えながらそれぞれ3戦実施。5戦やれば全員と対戦できるが、時間の都合もあり、「ナポレオン」の結果を受けて対戦表が決められた。ここでは1戦して勝つごとにポイントが与えられ、先の「ナポレオン」でのポイントとの総合得点で、最終的な順位が競われることとなった。
結果から言ってしまうと、自分でも驚くことに3戦全勝してしまった。他のメディアはいずれも1敗以上していたので、総合得点で見事に優勝を果たせた。GAME Watchを応援する吹き出しアバターを買われた方には、後日100グランがプレゼントされる。応援ありがとうございました!
序盤は「人魚族の戦闘兵」や「魔人の戯れ『リヴァーレIII』」、「歪んだ狂信者」で無難にしのぎつつ、「銃姫の護り『フィエルテ』」と「傭兵国家の正式兵」のセットが揃い次第、高SPを取りにいく。ある程度ターンが進めば「策士の楽師『ルティナ』」でも攻められるようになり、さらに進めば「奈落の馬騎士『ディカール』」や「血聖母『ヴェルベット』」も仕事ができるようになる。 ポイントは、各カードの効果でどんどんカードを引いて墓地を増やせるところ。墓地が増える終盤ほど、低SPでも強烈に攻められる手札が増えていくので、序盤の負けも挽回しやすい。普通にプレイしていれば、1度は「血聖母『ヴェルベット』」が出せるタイミングがやってくる。また優勢神族がリフェス以外であれば優勢効果を取っていけるので、序盤もさほど悪くはない。 微調整するのであれば、「分解」を増やせば駆け引き重視にできる。また「銃姫の護り『フィエルテ』」を3枚揃えるのも楽ではないので、その場合は「魔人の戯れ『リヴァーレIII』」と「古い城の死霊」を足したり、「死の踊り子『レレイウ』」や「黒の戦乙女『アイギナ』」を入れても何とかなるのではないかと思う。 ちなみに基本的なコンセプトは、とにかく扱いやすいことを第1に考えている。私自身が初心者なので(初心者がこのカードを揃えられるかは置いておくとして)、このデッキならその場その場の勝ちパターンや試合の流れがつかみやすく、相手との状況による読み合いに集中できる。
もちろん、デッキを組むのが苦手な私がこんなものを作れるはずもなく、プレーヤーのサイトなどを検索してよさそうなデッキを拾い上げていくつも試し、私が使いやすい形にアレンジした。またオンライン対戦でも、対戦相手の方にご意見をいただいたりもした。「ナポレオン」でも、多くのプレーヤーから親切にアドバイスをいただき、大変ありがたかった。このプレーヤーの雰囲気のよさも、ぜひ読者にお伝えしておきたい。
□GPコアエッジのホームページ http://www.core-edge.jp/ □「アルテイルネット」のページ http://www.alteil.jp/ □関連情報 【5月22日】GPコアエッジ、WIN「ラヴァートヒーローズ」、「ナポレオン」 メディア大会の優勝者を予想するイベントを開催 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080522/alteil.htm 【4月28日】ゲームポット、サイカンゲームズの「ペーパーマン」と デックスの「アルテイルネット」の事業を譲受け http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080428/gamepot.htm (2008年5月28日) [Reported by 石田賀津男]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|