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その特徴は、コンピュータ麻雀の一派生系である“キャラクタ麻雀”をベースデザインとして採用しているところで、プレーヤーはキャラクタカードの形で提供されるアバターを選択して麻雀を打ち、勝負の結果によりキャラクタの喜怒哀楽を楽しむことができる。 キャラクタ麻雀は、'80年代から90年代前半にかけて、主にアーケード向けの脱衣モノを中心に大ブームを巻き起こしたが、その特徴は打ち手に対するモチベーション、あるいはご褒美として、キャラクタの喜怒哀楽の演出に注力していることと、麻雀が不慣れな人でも楽しめるようにイカサマによる一発逆転を可能にしているところにある。 これらのエッセンスをどん欲に取り入れたのが「桃色大戦ぱいろん」であり、PC向けのオンライン麻雀ゲームは多数存在するが、アーケード向けのキャラクタ麻雀のフォーマットに準拠したゲームという点では、同作は明確に系統の異なるタイトルといっていい。実際、同作には、かつて業務用で人気を博したキャラクタ麻雀シリーズの元スタッフが開発に加わっているという。 ゲームの流れは、まずプレーヤーは、キャラクタカード、スキル(イカサマ)カードを中心にデッキを構築する。続いてマッチングサーバーを介して対戦相手を募り、4人打ち麻雀をプレイする。メインとなる麻雀はイカサマ有りであるため、現実世界での麻雀の強さはあまり意味がない。特定の牌をあらかじめ手牌に入れる積み込み系、ツモ切りを強制させる縛り系、相手が持っている欲しい牌を手に入れる交換系など、さまざまなイカサマを縦横無尽に駆使して麻雀に勝利する。1位のユーザーは最下位のユーザーからスキルカードを奪取することができる。 キャラクタの演出に関しては、ゲーム画面左側にバストショットが常時表示され、麻雀の流れに応じて表情が変化する。イカサマ発動時には、キャラクタカードに描かれたキャラクタによるカットシーンが用意され、さらに麻雀に勝利するといわゆる“ご褒美CG”を見ることができる。ご褒美CGは、各キャラクタごとに数パターン用意され、それぞれ出現確率が異なるという。一度オープンしたご褒美CGは、いつでも繰り返し見ることができる。まさにキャラクタ麻雀そのままのゲーム内容だ。 一方、カードゲームの要素としては、カードコレクション要素がメインで、カードはフレンドとトレードしたり、麻雀で1位になって最下位から奪取したり、アイテムモールで購入することで増やしていく。ここがビジネスモデルとも密接に繋がっており、特にキャラクタカードまわりで収益を上げるために、吉崎観音氏やあかつきごもく氏など著名なイラストレーターを多数起用し、さまざまなバリエーションのキャラクタカードを導入する。 さらに、キャラクタカードにはシステムボイスを割り当てることができる。これもまたボイスカードとしてアイテムモールで販売され、デッキに組み込むことができる。ボイスを当てる声優は未発表だが、アニメなどで活躍中の著名声優などを積極的に起用していくという。キャラクタカードやボイスカードは、オンラインゲームの特性を活かし、定期的に新カードを追加していく方針。
5月上旬スタート予定のβテストの内容についてはまだ明らかにされていないが、麻雀ゲームファン、キャラクタファンはβテストに応募してみてはいかがだろうか。
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□エクストリームのホームページ (2008年4月2日) [Reported by 中村聖司]
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