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エクストリーム、「桃色大戦ぱいろん」のCBTを5月上旬より開始
“キャラクタ麻雀”をオンライン化した異色のカジュアルオンラインゲーム

5月上旬クローズドβテスト開始予定



 株式会社エクストリームは、現在開発しているオンライン麻雀「桃色大戦ぱいろん」のクローズドβテストを5月上旬より開始する。βテスターの募集は4月下旬より実施し、募集規模は1,000人前後を見込む。正式サービス開始時期は初夏を予定。ビジネスモデルは、基本プレイ無料のアイテム課金制を予定している。

「桃色大戦ぱいろん」のゲーム画面。左側に並んでいるのが各プレーヤーのマスコット(アバター)たち。多数のイラストレーターがイラストを提供しているが、路線は“萌え系”で統一されている
マスコットは、キャラクタカードとボイスカードで1セット。キャラクタは女性が多いが、中にはエクストリームが版権を持つ「超兄貴」のような濃いキャラクタカードも存在する
 「桃色大戦ぱいろん」は、四人打ち麻雀ゲームに、カードゲームのエッセンスを加え、インターネットを通じて最大4人で楽しめるオンライン麻雀ゲーム。

 その特徴は、コンピュータ麻雀の一派生系である“キャラクタ麻雀”をベースデザインとして採用しているところで、プレーヤーはキャラクタカードの形で提供されるアバターを選択して麻雀を打ち、勝負の結果によりキャラクタの喜怒哀楽を楽しむことができる。

 キャラクタ麻雀は、'80年代から90年代前半にかけて、主にアーケード向けの脱衣モノを中心に大ブームを巻き起こしたが、その特徴は打ち手に対するモチベーション、あるいはご褒美として、キャラクタの喜怒哀楽の演出に注力していることと、麻雀が不慣れな人でも楽しめるようにイカサマによる一発逆転を可能にしているところにある。

 これらのエッセンスをどん欲に取り入れたのが「桃色大戦ぱいろん」であり、PC向けのオンライン麻雀ゲームは多数存在するが、アーケード向けのキャラクタ麻雀のフォーマットに準拠したゲームという点では、同作は明確に系統の異なるタイトルといっていい。実際、同作には、かつて業務用で人気を博したキャラクタ麻雀シリーズの元スタッフが開発に加わっているという。

 ゲームの流れは、まずプレーヤーは、キャラクタカード、スキル(イカサマ)カードを中心にデッキを構築する。続いてマッチングサーバーを介して対戦相手を募り、4人打ち麻雀をプレイする。メインとなる麻雀はイカサマ有りであるため、現実世界での麻雀の強さはあまり意味がない。特定の牌をあらかじめ手牌に入れる積み込み系、ツモ切りを強制させる縛り系、相手が持っている欲しい牌を手に入れる交換系など、さまざまなイカサマを縦横無尽に駆使して麻雀に勝利する。1位のユーザーは最下位のユーザーからスキルカードを奪取することができる。

 キャラクタの演出に関しては、ゲーム画面左側にバストショットが常時表示され、麻雀の流れに応じて表情が変化する。イカサマ発動時には、キャラクタカードに描かれたキャラクタによるカットシーンが用意され、さらに麻雀に勝利するといわゆる“ご褒美CG”を見ることができる。ご褒美CGは、各キャラクタごとに数パターン用意され、それぞれ出現確率が異なるという。一度オープンしたご褒美CGは、いつでも繰り返し見ることができる。まさにキャラクタ麻雀そのままのゲーム内容だ。

 一方、カードゲームの要素としては、カードコレクション要素がメインで、カードはフレンドとトレードしたり、麻雀で1位になって最下位から奪取したり、アイテムモールで購入することで増やしていく。ここがビジネスモデルとも密接に繋がっており、特にキャラクタカードまわりで収益を上げるために、吉崎観音氏やあかつきごもく氏など著名なイラストレーターを多数起用し、さまざまなバリエーションのキャラクタカードを導入する。

 さらに、キャラクタカードにはシステムボイスを割り当てることができる。これもまたボイスカードとしてアイテムモールで販売され、デッキに組み込むことができる。ボイスを当てる声優は未発表だが、アニメなどで活躍中の著名声優などを積極的に起用していくという。キャラクタカードやボイスカードは、オンラインゲームの特性を活かし、定期的に新カードを追加していく方針。

 5月上旬スタート予定のβテストの内容についてはまだ明らかにされていないが、麻雀ゲームファン、キャラクタファンはβテストに応募してみてはいかがだろうか。

【カードシステム】
ステータスには「マスコット名:高比良さくや、ボイス:いのくちゆか、ガチャガチャ券:7枚、ガチャ補助券:8枚、アルバム開放:4枚」などとある。ガチャを引いてレアカードを集めていくというビジネスモデルになるようだ。手持ちのカードを見ると、「積み込み:九蓮宝燈(ちゅうれんぽうとう)」や「一発ツモ」など、強烈なカードがある。両方使えれば、テンパイで役満確定となるが……

【キャラクタカード】
ポプラ(尾谷おさむ)
森の奥で暮らしている魔法使いの女の子。薬を作り依頼主の元へ届けるのが主な仕事だが、のんびりした性格が手伝って失敗も多い。魔法で作り出したパンダのぬいぐるみは、彼女を手助けしてくれる良きパートナー。母から譲りうけたパラソルを大切にしており、外出時は肌身離さず持っている。
さくや(東都せいろ)
財閥の一人娘として大切に育てられたせいか、どこか世間知らずな箱入りお嬢様。その上、極度の天然ボケがあいまって一般的な常識はまるで通用しない。まるで幼い子供のように多感で些細なことにでもすぐに感動し、ころころと表情を変える。また性格は奔放で、よく屋敷から抜け出しては大好きな猫探しをする。周囲の野良猫たちにはすべて名前を付けているが、どうも名前のセンスは良くないようだ。
氷川玖月(いせのやじん)
日々を気だるく生活する14歳、氷川玖月(ひかわ くつき)はある日、別世界の国の王子を名乗る妙なペンギンにご町内の平和を守るため魔法少女マジカルクッキーに任命されてしまう。が、”中学生にもなって魔法少女はないな”と全くやる気ゼロ。ほとんど魔法を使わない日々が続いていた。しかし……。

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□エクストリームのホームページ
http://www.e-xtreme.co.jp/
□「桃色大戦ぱいろん」のホームページ
http://www.pairon.jp/
□関連情報
【2007年9月7日】エクストリーム、麻雀とカードゲームを融合したオンラインゲーム
WIN「桃色大戦ぱいろん」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070907/pairon.htm

(2008年4月2日)

[Reported by 中村聖司]



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