So-net、ゲームポットの株式を公開買付け開始 完全子会社化へ
2月28日 発表
ソネットエンタテインメント株式会社は、株式会社ゲームポットの株式の公開買い付けを開始し、完全子会社化すると発表した。なお、対象となるゲームポットおよびその親会社である株式会社アエリアは、公開買い付けに賛同の意を表明している。
ソネットエンタテインメントは、「So-net (ソネット)」というブランドで知られるインターネットサービスプロバイダ。旧社名はソニーコミュニケーションネットワークだったが、2006年10月に現在の社名に変更されている。
同社とゲームポットは、2006年9月に、両社のオンラインゲーム事業の強化をはじめ、ゲームポットのゲーム内コミュニティと「So-net blog」や「So-net SNS」、さらにはキャラクタを融合させた新しいゲームコミュニティの構築、オンラインゲーム内広告事業の共同開発および展開を目的に、資本提携を締結。現在は、ソネットエンタテインメントがゲームポットの発行済株式の25.03%を所有している。
今回の完全子会社化の目的について、ソネットは「当社が保有するキャラクタ資産及びゲームポットの有するオンラインゲームの企画・運営ノウハウとを融合させた新しいオンラインゲームの企画・開発などに関し、協業を検討してきたものの、競争が激化するオンラインゲーム業界の中で、ゲームポットが継続的にその事業を成長させるためには、完全子会社化した上で、当社グループがゲームポットに対してさらに経営資源を投入し、両社のシナジーを最大限に発揮することが必要と判断した」としている。
ソネットはゲームポットを完全子会社化した後には、以下の5つの施策を掲げている。
- 「ポストペット」や「リヴリーアイランド」などのキャラクタ資産やコンテンツと、ゲームポットのオンラインゲームの企画・運営ノウハウの融合を更に強化し、他社と差異化された独自のオンラインゲーム及びゲームコミュニティを共同開発・共同展開すること
- 両社の海外拠点を生かして、海外でのライセンス事業やパブリッシング事業展開を強化すること
- 当社のインターネット広告事業のノウハウを生かし、新たなゲーム内広告事業を推進すること
- 341万人の会員数とブランド力を有する当社との提携により対外的信用力を高め、ゲームポットのユーザー及び優良コンテンツなどの獲得力を強化すること
- 当社とゲームポットのユーザーIDの連携により、ゲームポットのオンラインゲームの会員数を拡大すること
□ソネットエンタテインメントのホームページ
http://www.so-net.ne.jp/
□ゲームポットのホームページ
http://www.gamepot.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.so-net.ne.jp/corporation/IR/pdf/news/080228_1.pdf (So-net、PDF)
http://www.gamepot.co.jp/pdf/ir_release/080228_TOB.pdf (ゲームポット、PDF)
□関連情報
【2006年9月15日】ゲームポット、So-net、資本提携で合意
新しいゲームコミュニティの構築などを目指す
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060915/gamepot.htm
(2008年2月28日)
[Reported by 滝沢修]
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