【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

【連載第21回】韓国最新オンラインゲームレポート

バンダイコリア、「ドラゴンボールオンライン」の最新情報を公開
7つのドラゴンボールを集めると願いが叶う!? 最新SSとムービーが公開!



 2月14日、韓国ソウルにおいて、バンダイコリアが開発統括を担当し、NTLがゲームデザイン及び開発、CJインターネットが運営を行なっているMMORPG「ドラゴンボールオンライン」について、3社より開発中の最新情報が公開された。

 サービススケジュールは2008年内に韓国国内でのサービス開始が予定されている。日本市場では翌2009年にサービスが開始される予定で、ビジネスモデルはいずれの地域も未定となっている。また、日本に続く展開地域も未定だ。

 本作はコミック「ドラゴンボールZ」の原作の世界から下ること約250年後の「Age 1000 年」の地球を描いている。キャラクタの線が強く、戦闘中「ドコッ」、「バキッ」といった独特の擬音の表現など、あたかもユーザーがコミックの中に入りこんだような演出が随所に見受けられるタイトルだ。

 「ドラゴンボールオンライン」のライセンスは、原作「ドラゴンボール」のライセンスを所有している集英社との契約で、バンダイナムコゲームスが所有している。韓国先行の市場展開の理由については、本作のプロジェクトがバンダイナムコグループの中でもバンダイコリアが総括を行なっていたからとのことだ。世界における韓国産オンラインゲームタイトルの市場性を踏まえ、韓国先行の形でのサービスに至ったという。

 韓国市場での「ドラゴンボール」人気は非常に高く、'89年から連載がスタートしたコミックの正規流通の販売数は1冊あたり約50万冊に達する。当時は海賊版も大々的に出回っており、出版元が10か所以上にのぼるほどの「超人気作品」だった。こうしたことからも初動の展開としてはうってつけの市場だと考えられる。まずは最新プロモーションムービーからごらん頂きたい。

【プロモーションムービー】
「ドラゴンボールオンライン」プロモーションムービー
[WMV形式: 15.4MB 1分20秒] LZH圧縮

※クリックするとダウンロードが始まります


■ 人間、ナメック星人がプレーヤーキャラクタとして登場!コミックの世界に入り込め!

2月14日にはソウル市内で記者会見が行なわれ、「ドラゴンボールオンライン」制作陣が集まった。左からNTL代表取締役玉舎直人氏、バンダイコリア代表取締役江本義昭氏、集英社取締役鳥嶋和彦氏、CJインターネット代表取締役Jeong Young Jong氏、バンダイナムコゲームズプロデューサー内山大輔氏
キャラクターの選択画面、戦闘力を測定するスカウターを着けた人間族。漫画のように線が強く、コミカルな3Dトゥーンシェイディングが特徴的だ
 本作の地球では人間、ナメック星人、魔人など、様々な種族が地球上で共存している世界観で、これらの3種族がプレーヤーキャラクタとして登場する。

 各種族は、それぞれクラスわけされており、人間の場合「武道家」や「気功家」や「エンジニア」といった「ドラゴンボール」世界の「ヤムチャ」や「ブルマ」に代表されるテクノロジーを愛するキャラクタのイメージがそのままクラスとして反映されている。

 ナメック星人は原作の「ピッコロ」や「ネイル」のイメージで、「竜族」や「戦士」といったクラスを持っている。魔人は「異魔人」、「大魔人」が用意され、見た目は「魔人ブウ」だ。

 バラエティに富んだ種族の暮らす「ドラゴンボールZ」の地球を知っていると、人口の半分以上がピンク色と緑色の悪魔のような戦闘種族というのは想像しただけで恐ろしい。もっとも、人間族の人気が高そうなので、その点は心配なさそうだが、彼ら3種族の関係を含めて今後の情報が待たれるところだ。

 「Age 1000年」の世界には「サイヤ人」は登場しない。世代も違うので、当然「悟空」や「べジータ」といったの原作キャラクタの登場も存在しない。その代わり、タイムマシンを通じて、原作時代の事件にふれることができるクエストが盛り込まれている。つまり、タイムマシンを通じて彼らに出会えるわけだ。

 公開されたプロモーションムービーの中でも、タイムマシンでプレーヤーたちが過去に行き、「悟空」と「ベジータ」が戦う様子を見ることができた。プレーヤーが「悟空」を助け、ベジータと対峙するシーンがなんとも印象的だ。

 過去のイベントの中には、「神龍」を呼び出すイベントもあるという。強力なモンスターからドロップされる7つの「ドラゴンボール」を集めると「神龍」を呼び出すことができる。原作では好きな願いを叶えることができたが、ゲームではランダムでレアアイテムをゲットできる「宝くじ」のようなイベントになるとのことだ。

 他にも、原作の武道大会「天下一武道会」がPvPシステムとして登場する。プレーヤーは四角のリングの上で、互いに対戦を楽しむことができる。個人戦から4対4などのチーム対戦も可能で、定期的なトーナメント戦も行なわれる予定だという。

 また、原作へのアクセスは、タイムマシンに乗って冒険する未来の「トランクス」がプレーヤーを連れて過去の事件に関わることになるという。原作のキャラクタとどういった関わりがもてるのか楽しみなところだ。

 サービス予定が開発当初より1年程遅れたが、現開発段階はすぐβテストを始められるレベルに達しているとのことだ。本発表より間をおかずさらなる詳細な情報が発表されるとのことなので新しい情報に期待したい。

こちらは「かめはめ波」!女性キャラクタが放つ「かめはめ波」は原作ファンとしては非常に斬新だ。ピッコロの「魔貫光殺砲」も忘れない
動物をベースにしたNPCが多数登場するのは鳥山明氏の原作らしい風景だ
プレイしながら「ハァーーーーッ!」とモニタの前で叫んでしまうかもしれない。プレイが待ち遠しい


(C)バードスタジオ/集英社 (C)DBO Project Created & Developed by NTL

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□CJインターネットの公式ページ
http://www.cjinternet.com/
□NTLの公式ページ
http://www.ntl-kk.com/
□「ドラゴンボールオンライン」の紹介ページ
http://www.ntl-kk.com/dbo.html
□関連情報
【2007年3月20日】バンダイナムコゲームス、「ドラゴンボールオンライン」を正式発表
鳥山明氏全面監修、韓国で2007年夏、日本で2008年サービス開始予定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070320/dbonline.htm
「韓国最新オンラインゲームレポート」のバックナンバー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/rensai/korea.htm

(2008年2月27日)

[Reported by Dong Soo “Luie” Han / 三浦尋一]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.