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プレイステーション 3に関してはHDD 20GBモデルとHDD 60GBモデルで仕様は違うが、プレイステーション 2と互換性のあるモデルで「エモーションエンジン(EE)」と「グラフィックス・シンセサイザ(GS)」が搭載されていた。その後、欧州地域で発売されたモデルでは「EE」、「GS」チップをソフトウェアエミュレートで行なうバージョンに変更するなど手が加えられていた。 今回の決定で新型PS3に集約されることとなり、PS2互換機能は現状では姿を消すこととなる。プレイステーション 3発表当初、当時CEOを務めていた久夛良木健氏は「互換はプレイステーションの文化」と発表し、拍手を持って迎えられた。ただ、プレイステーション 3が当初の予定に比べ苦戦を強いられた中で、欧州でPS3が発売された頃から「PS2の後方互換性に注力するよりも、PS3用の新たなゲーム制作やエンターテイメント機能の向上にフォーカスしたい」といったコメントが発表され、戦略に変化が見られた。
今回のリリースで同社は「PS3専用ソフトウェアのさらなる開発強化とラインアップの拡充に伴い、高品質のゲームをはじめとする次世代エンタテインメントを楽しむことに特化し、また省電力化を実現したHDD 40GB標準搭載の新PS3 (CECHH00シリーズ) を戦略的に集中展開することにより、PS3プラットフォームの普及拡大を強力に推進いたします」としている。 (2008年1月10日) [Reported by 船津稔]
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