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会場:東京・秋葉原 Little PSX
このイベントは、本作の発売当日に購入し、秋葉原で行なわれた抽選会に参加して、当選した人のみが参加できるというクローズドイベント。タイトルにある通り、「式神の城」シリーズの原作者である芝村裕吏氏、コミック作家の是空とおる氏、開発元である株式会社アルファ・システムの代表取締役社長の佐々木哲哉氏、そして本作中で城島月子役の声を担当した声優の能登麻美子さんという豪華スタッフにより、トークショウなどが行なわれた。
■ 次回作「式神の城IV」はユーザー次第!?
開発秘話では、佐々木氏から「『式神の城III』はアルファ・システムが基本的に制作という形になっていますが、半分は別の国で作っているんですよね。俗に言う韓国という国で。そこにうちの開発スタッフが張り付いて、携帯電話でやりとりしていたのですが、国際電話はかけた側だけではなく、受けた側でも電話代がかかるんですよ。それでお互いに電話代が10万円とかすごいことになっていました。メッセンジャーとかSkypeがあるのにね(笑)」と“携帯電話10万円事件”について語った。 また、是空氏は「ある収録現場に行ったら、音響監督がいなかったので、代わりにやってました」という話題では、芝村氏が「音響監督としてはリップの判断とかもちゃんとやってたから良かったんじゃないの」とフォロー。司会者から「音響監督としては厳しいんですか?」と聞かれると、「もうすごい厳しいですよ」と佐々木氏が答えていた。 さらにアフレコについて是空氏は「ゲームって1人1人別録りなんですよ。キャストは今回15人いるんですが、アルファ・システムのスタッフに『誰がいい?』と聞いたら、ものすごい豪華な人たちの名前が出てきて、『できるかーい!』と思っていたが、なんかうっかり集まってしまいました。(最初はそれをもとに)『誰々みたいな人』って言ったら誰々になっちゃってるんですよ。『清川さんみたいな人』と言ったら清川さんしかいなくて(笑)」と語った。 その清川さんについて、芝村氏は「清川さんは大変でしたよ。結構な年で『世界観が難しくてね』と言われて、すみませんでした」と恐縮していたという。是空氏は「その頃からキャストの選び方が変な感じになってきてね、清川さんいるなら、エヴァの碇ゲンドウの立木(文彦)さんも入れたいね。能登さんいるからスールでお姉さんとして豊口めぐみさんを呼んでいるという。さらに『鋼の錬金術師』もやりたいから朴ろ(王へんに路)美さんも(笑)」とキャスト決定の舞台裏を披露した。 プラットフォームがWiiとXbox 360である理由について、佐々木氏は「一番売れてるハードということでPS2で出したかったんですけど、メモリまわりがどうしてもねぇ。最初から無理そうだということで、次世代機で出したらどうかということで、出してみました」と語ると、芝村氏が「頑張れば移植できるというレベルだったんですが、そうすると本物(AC版)との差異が微妙に出てくるので、スコアアタックとかの熱いゲームでは意外に文句が(笑)」と説明した。 司会者の「次回作『式神の城IV』は出るんですか?」という質問に、佐々木氏は「リアルにトークすると、仕事がいっぱい埋まると『式神の城』のようなシューティングは売り上げが難しいタイトルなんで厳しいんですよ。でも、シリーズものですから、次も出せるのなら出したいですね。開発の会社なんで、開発費さえあれば作ろうと思えば作れるので、誰かがお金を出してくれればなんでもやりますよ」と、芝村氏も是空氏も突っ込めないほどリアルに答えていた。
■ 能登さんも加わり、キャスト決定やアフレコの裏話で盛り上がる
「まず最初にお仕事の話をうかがったときに、『ラスボスです』と言われて、ガーッ! グワー! ギャー! みたいなイメージがわいてきました(笑)」と、能登さんは最初の印象を語った。そして芝村氏は、月子にはいくつもの異なる性格のセリフがあることから、「能登さんに決まる直前くらいに『いろいろなパターンがあるのですが、これ全部やるんですか?』、『はい、1人でやってください』」といったやりとりがあったことを明らかにした。また、是空氏は「能登さんも大変だったんですが、うえだゆうじさんや清川さんにも『まず女キャラをやってください』と。結局ほとんどの男性キャストさんにオカマ役も演じてもらいました」と声優たちの頑張りを讃えていた。 司会者に普段ゲームをするかを聞かれた能登さんは「立体(3D)の世界になってからはあまりやってないですね。2Dの頃は結構やってたんですよ。最近ではWiiはやりました!」と答えると、是空氏から「Wiiをやったって、Wiiを持ち上げて遠くに投げるゲーム?(笑)」と突っ込むも「あ、そうか。タイトル言えないんだ(笑)。ごめん。で、どんな画面だった?」と改めて聞きなおすと「スポーツするやつ」と答え、「そのまんまだ(笑)」(芝村氏)と参加者からも大爆笑が沸き起こった。
■ スコアアタック大会とじゃんけん大会
そして、参加希望者から、じゃんけんで選出された4名が、エクストリームモード、制限時間は3分のルールでスコアを競った。
最後は出演者のサイン入りイラストボードをかけたじゃんけん大会が行なわれ、イベントは終了した。
□アークシステムワークスのホームページ (2007年12月19日) [Reported by 滝沢修]
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