12月13日～16日第1次テクニカルテスト開始予定

　エンタドライブ株式会社は、12月6日、自社開発タイトル第1弾となるカジュアルオンラインゲーム「モンスタートレイルオンライン」を正式発表した。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金を予定し、サービススケジュールは2008年上半期に正式サービス開始予定としている。今回の発表にあわせ本日より、第1次テクニカルテストに関する情報を公開し、テスターの募集を開始した。募集人数は3,000名。応募者多数の場合は抽選となる。

「モンスタートレイルオンライン」のレース画面。まだプロトタイプといった印象だ

「レースアイテム」購入画面。レースは基本的にオートで展開するため、能力的に劣るモンスターの保有者は、アイテムで牽制する必要があるようだ

　エンタドライブは、ビクターエンタテインメントを皮切りに、Electronic Artsビクター、アイドスジャパン、カプコンと、日本のPCゲーム黎明期から、営業部門を中心に担当してきた久永智之氏が、過去の会社の仲間たちと設立した新鋭のオンラインゲームメーカー。いまだ日本では数が限られている良質の国産オンラインゲームの開発することを主眼とし、日本のみならず、海外に配信することを目的としている。その第1弾タイトルが「モンスタートレイルオンライン」となる。

　「モンスタートレイルオンライン」は、日本で独自の発展を見せた競走馬育成シミュレーションゲーム、俗にいう競馬ゲームをモチーフに、オンラインゲームらしいアバター性と、競走馬の代わりとしてレース用モンスターの概念を取り入れ、競馬ゲームの楽しさをオンライン上で楽しめるカジュアルゲーム。

　血統の優れたモンスターのタマゴを入手して育成し、モンスターをレースに参加させる。引退したモンスターは、“種牡馬”としてブリーダーファームで、第二の人生を送ることができる。他のユーザーのモンスターと交配を繰り返し、優秀な“競争モンスター”を育てていく。これが同作の基本的なサイクルとなる。

　レースは基本的に自動進行で、レース中に任意のタイミングで使用できるアイテムを駆使してレースを有利に展開させていく。レースの合間には、モンスターの育成を行なっていくことになる。ここでアイテムを使うことで伸び方や上限などに変化が生まれていくという。

　ゲームのカギを握る交配アルゴリズムや成長アルゴリズムは、競走馬育成シミュレーションゲームの元祖的な存在として知られる「優駿」や「クラシックロード」の開発元として知られるプログレスが担当している。

　ゲームの主役となるモンスターのデザインには、「ビックリマンチョコ2000」のキャラクタデザインなどで知られるエサカマサミ氏を起用。その他のキャラクタデザインについてもチームエサカ所属のLABO氏を起用している。国内よりむしろ海外にアピールできそうな日本産らしいキャラクタデザインだ。

　今後のサービススケジュールは、第1次テクニカルテストを12月13日から16日の日程で実施し、年明け1月後半に第2次テクニカルテスト、2月にクローズドβテスト、3月にオープンβテストをそれぞれ予定している。正式サービスは2008年上半期を予定。

　テクニカルテストではレース部分と育成部分の一部がプレイできる予定。テクニカルテスト参加者はその後のテストにも優先的に参加できるほか、テスト参加者には別途特典が付与されるという。競馬ゲームファンはぜひ応募してみてはいかがだろうか。

【キャラクタデザイン】
キャラクタデザインは、チームエサカ所属のLABO氏。モンスターデザインはエサカマサミ氏が担当している

ほとんどの画面が開発途上の印象だが、アジア圏への展開を相当意識したデザインになっていることを伺わせる

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□エンタドライブのホームページ
http://www.enterdrive.co.jp/
□「モンスタートレイルオンライン」のページ
http://www.monster-trail.jp/
□「モンスタートレイルオンライン」第1次テクニカルテスト募集のページ
https://monster-trail.jp/guidance/technicaltester_first.php

(2007年12月6日)

[Reported by 中村聖司]