価格：未定

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　株式会社バンダイナムコゲームスは、Wii用廃墟探索型RPG「FRAGILE（フラジール） ～さよなら月の廃墟～」を2008年に発売する。価格は未定。

　「FRAGILE ～さよなら月の廃墟～」は、廃墟になってしまった世界を舞台にした3人称視点のダンジョン探索RPG。主人公セトは、錆び付き、崩壊した世界に存在する1人の少年。自分と同じ人間の生き残りを探して廃墟を探索する日々を過ごしている。時に孤独に挫けそうになりながらも、廃墟の中に残された僅かな「人がいた痕跡」を唯一の希望として。

　ゲームデザイン、グラフィックディレクションを、PS2「7（セブン）～モールモースの騎兵隊～」、PS2「ヴィーナス&ブレイブス ～魔女と女神と滅びの予言～」を手がけた制作チームが、ゲーム制作をGC「バテン・カイトス」、Xbox 360「トラスティベル」等の制作に携わった株式会社トライクレッシェンドがそれぞれを担当している。叙情的で奥深い世界観を、独創的なゲームシステムと美しく幻想的なグラフィックで表現している。

主人公セトは1人廃墟を彷徨う。この世界のどこかに、人間がいることを信じて……

　プレーヤーは廃墟の中を探索しながら、敵の悪霊たちを倒しつつ、懐中電灯や金属探知機などのアイテムを駆使して隠された財宝や生存者達を求めて探索していく。Wiiリモコンを懐中電灯に見立てて、建物の中を照らすなど、Wiiならではの操作を生かしたゲームシステムを多数搭載。孤独で寂しい主人公の心の動きにスポットを当て、一期一会の出会いと、人と人が共感し合うことの素晴らしさをテーマに、物語は描かれている。

【世界設定】
いまからほんのすこしだけ先の未来― 人類は滅び 地球は、廃墟と、青い幽霊たちの星になっていた。 主（あるじ）を失った世界は、緩慢に、しかし確実に赤茶けて酸化していった。 そしてすべてが、静かに緑の中にうずもれようとしていた。 生き延びたほんの一握りの人々は、 仲間を探し、朽ち果てた世界をさまよい旅を続けていた。 自分の声だけが空しくこだまする世界で。 それでも、かすかに感じる、誰かの気配を追いかけて。 地下鉄の入り口。割れた天窓から射し込む月の光が美しく印象的 並べられた商品は、赤く変色している。人の気配はない 駅の真ん中に立つ時計塔。時計の針は止まったままだ

【登場人物】
【セト（主人公）】
		「ぼくは、一人ぼっちなのかもしれない。ひょっとして、ひょっとしたら……」 滅びてゆく星、その静寂の中を一人旅する少年セト。彼は崩壊した世界の中で、どこかにいる、自分と同じ人間の生き残りを探している。時にくじけそうになりながらも、たった一人、白い月を見上げて、かすかな希望を胸に抱いて

【ヒロイン】
	あなたに見つけてもらえるのを、きっとどこかで待っている。折り重なった瓦礫の下、閉ざされた扉の向こうで、そっと目を閉じて、あなたのことを思いながら

【スクリーンショット】
壁を照らせば、壁一面にはらくがきが。これらのらくがきを描いた人物は一体何処へ	確かにここには誰かがいた……。その事実が生きる希望となり、セトの力となる	休息をとるセトの頭上には、白い色をした月が。夕闇に白く輝く月は希望の光にも見える
朽ち果てた電車の中にはドラム缶が転がっている。誰かが運んだのだろうか	暗闇の中で、火を焚き体を温めるセト。1人の寂しさが伝わってくるシーン	線路に沿って外にでるセト。彼の探索の旅はまだ終わらない

(C) NBGI
※画面は開発中のものです。

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□バンダイナムコゲームスチャンネルのページ
http://www.bngi-channel.jp/
□「FRAGILE ～さよなら月の廃墟～」オフィシャルサイト　
http://fragile.namco-ch.net/

(2007年11月29日)

[Reported by 志賀康紀]