CEROレーティング：B (12歳以上対象)

「エビコレ+」版のパッケージイラスト

　株式会社エンターブレインは、プレイステーション 2用恋愛シミュレーション「キミキス」のベスト版を「エビコレ+ キミキス」として、2008年2月14日に発売する。価格は3,990円。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。

　PS2「キミキス」は、同社から2006年5月25日に発売された恋愛シミュレーションゲーム。“キス”をテーマにした作品で、輝日南高校を舞台に、6人の魅力的な女の子たちと出会い、仲良くなり、いろいろな“キス”を体験していく。心に沁みるストーリーや高山箕犀氏が描く可愛いキャラクタなどが人気を集め、さまざまなメディアに展開され、今年10月にはテレビアニメの放送もスタートしている。

　今回発売されるのは、同社の廉価版シリーズ「エンターブレインコレクション(エビコレ)」に「+ (プラス)」が付いているように、オリジナル版から変更が加えられている。新しいイベントCGや新シナリオなどの新要素ではないものの、ユーザーからの意見や要望を参考に、インターフェイスの改良などが行なわれている。

　ゲームシステムでは、まず難易度を下げる工夫が施される。マッチング会話では、ヒントが表示されるようになり、苦手だった人でも攻略が容易になっている。また、女の子の出現確率も引き上げられ、移動先に誰もいないというパターンになりにくくなっているという。

【マッチング会話のヒント】
右上の「?」の下の部分に注目	「先生(学校生活)」の話題を選択すると……	一番左に「3」が出現。これは結美が話したい学校生活の話題があと3つあることを示している

　あらかじめ話題をセットしておく「話題袋」の操作に「消す」キーを追加。これにより、話題の入れ替えがスムーズになり、また16個全て埋まっていなくても完成させることができる。ただし、からっぽのまま会話に突入すると、当然ながら会話は盛り上がらないので使う際には注意が必要となる。

【話題袋編集】
「話題袋」の編集画面に「消す」キーが登場	話題袋をからっぽにすることも可能になった	しかし、からっぽのまま会話に突入するとろくな話題が出せず、会話が盛り上がらない

　インターフェイスでは、ユーザーから特に要望が多かったというバックログ機能を搭載。最大でウィンドウ100個分までさかのぼって表示させることができる。新たに搭載されるポーズ機能では、会話中のキャラクタの音声も一時停止させ、解除したときには続きから再生される仕様になっている。環境設定では、文字速度が4段階で調節可能になり、新たに壁紙設定が追加されている。

最大でウィンドウ100個分までさかのぼれるバックログ機能	R1ボタンでAuto中でもポーズ可能。ポーズすると、テキストウィンドウが閉じ、キャラクタの音声も一時停止する。キャラクタを眺めたいときにも使えるだろう
文字速度が4段階になり、壁紙設定が追加されている	前回プレイ時のクリアキャラが表示されていた壁紙が任意に選べるようになった	マップ移動時に女の子に出会う確率もアップしている

メインメニューの「ひきつぎ」でセーブデータを移行できる

　セーブデータは、オリジナルから「エビコレ+」版への引き継ぎが可能。オリジナルをやり込んだ人も、クリアしたデータなどをそのままにプレイできる。

　同社では本作の発売に合わせて、数量限定特典DVDプレゼントを実施。このDVDには、「テックジャイアン」誌におまけとして付けられていたオムニバスゲーム集「ちょっとおまけ劇場 vol.1～vol.3」、「川田先生のドキドキ運勢占い」、発売1周年を記念してWeb上で配布された「もうちょっとおまけ劇場」、オリジナル版発売時の初回特典ドラマCD「プレリュードキス」が収録されている。

【数量限定特典DVD】
「ちょっとおまけ劇場 vol.1～vol.3」	「もうちょっとおまけ劇場」

【スクリーンショット】

(C)2006-2008 ENTERBRAIN, INC.

□エンターブレインのホームページ
http://www.enterbrain.co.jp/
□「キミキス」のページ
http://www.enterbrain.co.jp/game_site/kimikiss/

(2007年11月16日)

[Reported by 滝沢修]