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イエティ、同人ソフトが原作のサスペンスアドベンチャー
PS2「シークレットゲーム -KILLER QUEEN-」

2008年春 発売予定

価格:未定

 ゲームブランド「イエティ」は、プレイステーション 2用サスペンスアドベンチャー「シークレットゲーム -KILLER QUEEN-」を、2008年春に発売する。価格は未定。

 PS2版「シークレットゲーム -KILLER QUEEN-」は、同人ソフトサークル「FLAT」が2006年8月に発売した「キラークイーン」のPS2移植版。原作プロデューサーの寺月恭一氏が、ゲーム開発スタジオ「Regista」の中澤工氏の熱烈なファンであることから、その中澤氏をPS2版のディレクターにPS2版を開発している。原画はオリジナルと同じく己即是空氏。

 PS2への移植にあたっては、キャラクタ設定はそのままに、企画自体を一から練り直され、全シナリオを一新。イントロダクションのみ原作を継承しつつも、その後のストーリーの進み方が全く異なり、さらに真のエンディングとなるまとめ編が追加される。また、オープニングソングも新規に制作。アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の挿入歌や「らき☆スタ」の主題歌などで知られる神前暁氏が作曲を担当している。

【STORY】
 閉鎖された廃墟、閉じ込められた13人のプレーヤー。仕掛けの仕込まれた首輪、トランプを模したPDA、72時間以内に与えられた条件をクリアしなければ首輪の仕掛けが発動する。

 こんな非現実的な状況を簡単に受け入れてしまうのは、目の前に転がったそれが、かつて人間だったモノだからなのだろう。

    A:クィーンのPDAの所有者を殺害する。手段は問わない。
    2:JOKERのPDAの破壊。またPDAの特殊効果で半径1メートル以内ではJOKERの偽装機能は無効化されて初期化される。
    3:3名以上の殺害。首輪の発動は含まない。
    4:他のプレーヤーの首輪を3つ取得する。手段を問わない。首を切り取っても良いし、解除の条件を満たして外すのを待っても良い。
    5:館全域にある24個のチェックポイントを全て通過する。なお、このPDAにだけ地図に回るべき24のポイントが全て記載されている。
    6:JOKERの機能が5回以上使用されている。自分でやる必要は無い。近くで行なわれる必要も無い。
    7:開始から6時間目以降にプレーヤー全員との遭遇。死亡している場合は免除。
    8:自分のPDAの半径5メートル以内でPDAを正確に5台破壊する。手段は問わない。6つ以上破壊した場合には首輪が作動して死ぬ。
    9:自分以外の全プレーヤーの死亡。手段は問わない。
    10:5個の首輪が作動していて、更に5個目の作動が2日と23時間の時点よりも前で起こっていること。
    J:「ゲーム」の開始から24時間以上行動を共にした人間が2日と23時間時点で生存している。
    Q:2日と23時間の生存。
    K:PDAを5台以上収集する。手段は問わない。

 PDAは全部で13台存在する。首輪の解除条件はそれぞれ異なる。誰がどのPDAを持っているのかわからない、自分の条件は隠さなければならない。しかし、単独行動は不利、条件を明かして他のプレーヤーと共闘すべきだ。

 ……いやまて、アイツは嘘をついているんじゃないのか?

 「殺される前にコロスしかない」

 疑心暗鬼、そして何よりも死への恐怖が、プレーヤーたちの道徳と理性を蝕んでいく。


 主人公は、ごく普通の高校生・御剣総一。いつもと同じ学校の帰り道、彼は突然拉致され、「ゲーム」に参加させられることになる。この「ゲーム」は、3日間の制限時間内に特定の条件を満たさないと死に至るような仕掛けを施された首輪を付けられた13人の人間を、大きな館に閉じ込めるという悪質なショー。この様子はどこかの秘密のカジノへ中継されており、13人を閉じ込めた組織はこのようなショーを金持ち達に提供しているのだった。

 13人に与えられた条件は「他人の持ち物の回収」や「特定の人物の殺害」など、お互いを争わせる内容になっている。各人の条件が異なるため、さまざまな利害が絡み、他人を信用することもままならない。そんな中、「ゲーム」は続いていく。はじめは死ぬ気だった総一も、ヒロインたちと交流する中で、その選択を捨てていくことになる。3日間が過ぎ、生きてその場を出られるのは誰か?

【登場キャラクタ】
姫萩 咲実
総一と同様学校帰りに拉致され、いきなりこの「ゲーム」に巻き込まれた。勉強はできる方だが体力には自信がない。自分から進んで何かをしようという気概に欠ける。いつもおどおどと誰かの後に付いて行ったり、状況に流されるタイプ。でも心の奥底ではそんな自分を変えたいと常に願っている。
綺堂 渚
頭の大きなリボンとごてごてとした衣装の見た目が裏切らない、天然ボケのムードメーカー。のんびりとした仕草は計算などとは無縁で、この「ゲーム」には特に似つかわしくないキャラクタ。
矢幡 麗佳
同人版発売後の要望を受け、今回サブキャラからヒロインへ昇格。天才肌の冷静な女子大学生。大学のキャンパスから拉致されてくる。冷徹な目で全てを見渡していて、自らの生存の為に早いうちに殺人の覚悟を決めてしまう。ただし頭は良いが、特別な才能も能力も持ち合わせてはいない、ごく普通の女子大学生。
色条 優希
見た目の幼い印象の通り、純粋無垢な少女。箱入りのお嬢様のため、甘ったれで怖がりで寂しがり屋。彼女の父親は愛情を物でしか表現できず、また仕事にかまけて彼女と触れ合う機会をなかなか作らなかった。それゆえ父親への愛情に飢えているようなところがある。PDAに書かれている条件は、ただの少女にはもちろん不可能なこと。よって死の恐怖にも怯えている。
北条 かりん
明るく元気で健康的なスポーツ少女。学校帰りに「ゲーム」の主催者に拉致され、参加することになる。彼女の妹は特殊な病気で、その治療のために莫大な治療費を必要としている。「ゲーム」に勝てば賞金が手に入ることを知り葛藤することになる。妹のことで苦しんでおり、また妹のためなら手段を選ばない。このため決断は早く、非常に大胆。
陸島 文香
某有名電気会社の受付嬢をしているお姉さん。総一たちよりも若干年上で、どことなく余裕を感じさせる。モラルも高く、「ゲーム」が始まってからもあまり取り乱したりせず、協力し合ってここから逃げ出そうとみんなに呼びかける。姉御肌の頼りになる人物。
高山 浩太
私服の精悍な中年男性。言動は中立的で、信用できるのかどうかもわからない。特に人を殺そうとは考えていないが、必要なら迷わない。そのドライさが逆に非常に手強い。元傭兵の根っからの職業軍人で、お金のために参加している。
長沢 勇治
人を殺してみたいとネットで公言してはばからない引きこもり系男子中学生。現実ではそういうことを話す度胸もなければ友達もいない。学校ではいつも馬鹿にされているために鬱積した不満が彼の性格を歪めている。彼も拉致されて「ゲーム」に強制的に参加させられたが、人を殺せる上に日常に戻った時に何らペナルティがないことを知り、喜ぶ。
葉月 克巳
気のいいおじさん。職業は地方公務員。家族は娘が1人いるが、既に成人して手もかからない。会社帰りにコンビニに醤油を買いに行ったところまでは記憶があるが、そこから先が思い出せない。持ち物は醤油。服装は背広。この「ゲーム」で一番の良識派。自分の子供よりも若い少年少女を前にして彼らを何とかして生きて帰そうと決意する。
郷田 真弓
高価な服を着こなしている女社長。参加者の中では最も冷静で、良識的な意見を述べる。
漆山 権造
中間管理職の小太りのサラリーマンおじさん。女と見ればすぐにちょっかいを出すエロ親父。しかも何かと口やかましい。実際は彼自身のせいなのだが、思い通りにならない職場状況にストレスが溜まっている。飲みに行って酔いつぶれ、気付けば「ゲーム」に参加させられている。
手塚 義光
何が気に入らないのか、度々総一たち一行に絡んでくる。刹那的な性格で、現在の快楽だけを追及する。大変頭が良く、努力は嫌い。会社員を名乗っているが、明らかにアウトロー筋の人である。人を踏みつけにすることを何とも思っておらず、他人など踏み台の1つぐらいに考えている。もちろん殺すことにもためらいはなく、あっさりとその命を奪う。また、この状況を楽しんでいるような節もある。

【スクリーンショット】


(C)FLAT/イエティ/Regista

□イエティのホームページ
http://www.yetigame.jp/
□FLATのホームページ
http://flat.web.infoseek.co.jp/FLAT/
□「シークレットゲーム -KILLER QUEEN-」のページ
http://www.yetigame.jp/secretgame/

(2007年10月31日)

[Reported by 滝沢修]



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