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元気、DS「馬主ライフゲーム ウィナーズサークル」本日発売
ゲームの流れを紹介

パッケージ
10月18日 発売

価格:5,040円

CEROレーティング:A (全年齢対象)

 元気株式会社が10月18日に発売する、ニンテンドーDS用馬主ライフシミュレーション「ウィナーズサークル」。発売前にプレイする機会をいただいたので、ゲームの感触とともに、内容を紹介する。

 まずは基本情報から。DS「ウィナーズサークル」は、競走馬の馬主となり、競馬界で大レースの制覇を目指す競馬シミュレーションゲーム。価格は5,040円。CEROレーティングはA (全年齢対象)。

 プレーヤーは1人の馬主となるが、実際には競走馬の生産牧場のオーナーともなるため、いわゆる“オーナーブリーダー”としてプレイすることになる。ゲームをスタートすると、プレーヤーの名前、勝負服、競走馬に付ける冠号(最近の例では「アドマイヤ」や「ダイワ」などのように馬名に付ける言葉)といった馬主情報のほかに、牧場名を決めていく。

 スタート直後は当然のごとく牧場には1頭もいない状態。そこで候補の中から好きな繁殖牝馬1頭が与えられ、ここから馬主としての人生がスタートする。ここには、ウインドインハーヘア(ディープインパクトの母) など、競馬ファンなら一度は耳にしたことがある、かなりの能力を秘めた馬が並ぶようだ。ただし馬齢はすべて15歳となっており、1回の種付け、出産で引退する。ようするにこの繁殖牝馬を通して、種付けから生産、競走馬としてのデビュー、繁殖牝馬の引退と、生産者としての一連の流れが経験できるようになっている。また、繁殖牝馬の質が高いことから、産駒はかなりの確率で勝ち上がるので、競走馬の馬主としての流れも理解できるだろう。

 操作はすべてタッチペンですることも、また十字キーとボタンのみでも可能で、好きなスタイルでプレイできる。また、ゲーム中にYボタンを押すと、何度でも説明を読み返せるなど、全般的にゲーム初心者に配慮した設計となっている。


■ 牧場のオーナーとしてのプレーヤー

 プレーヤーは馬主と生産者の2つの顔を持つ。まずは生産者・牧場オーナーとして、やること、できることを紹介する。

牧場を拡大することのメリットは大きいが、莫大な費用もかかるため、資金繰りを考えながら拡張していく
 本作において牧場のオーナーに求められるのは、繁殖牝馬を所有し、種付けと出産を繰り返して競走馬を生産しつつ、産まれた仔馬(幼駒)を育成すること。そして、繁殖牝馬の買い付けや、資金の状況を見ながら牧場施設の整備・拡大も重要な仕事となる。

 とはいえ、プレイ中に牧場のことを気にする必要はなく、種付けの季節になると、自動的に種付けモードに移行し、繁殖牝馬のセリ市の時期にはセリ市への参加を問われるので、基本的には馬主としての現役競走馬の管理に専念することになる。

 生産した子馬は、0歳から1歳までは牧場で育成。2歳になる年の頭には育成牧場へと預けられて競走馬として仕上げられる。プレーヤーがするのは、育成牧場の決定と育成方針の選択の2つ。育成牧場には、「能力重視」や「体力重視」など、それぞれに独自の基本方針を持ち、馬の適性や能力、特徴に合わせて、決めていく。厩舎への入厩のタイミングも、準備が整い次第教えてくれる。ここまでが生産者としての流れとなる。

 牧場施設の整備・拡大は、ゲームを進めていく上で重要な要素。馬房数を増加することで、繁殖牝馬や種牡馬の所有数を増やせるほか、芝コースやダートコースなどの各種施設を導入することで、幼駒のうちから能力や特徴が判明できるようになる。これにより、馬を預ける調教師の選択はもちろん、距離適性や馬場適性などが推測しやすくなり、最初から、馬に適したレース選択が可能になるといったメリットがある。

 また、牧場では、好成績を残した牡馬を種牡馬として、牝馬を繁殖牝馬として所有し、次の世代の馬を生産できる。

所有幼駒。0歳から1歳までは牧場で育てられる 2歳になると育成牧場に入り、競走馬として能力を磨く 馬の適性や能力を見ながら、その馬に合う基本方針の育成牧場を選ぶ
育成牧場では牧場固有の基本方針に、さらに追加方針を設定できる 育成牧場にいる間も、追加方針は変更可能 育成牧場での育成が終わったら入厩。馬の能力と厩舎の特徴を見ながら、馬にとって最適な厩舎を選ぶ
好成績を残した牡馬は種牡馬として所有できる。種付けでは「相性」が一覧表示されるので、いちいち試してコメントを聞くという手間は必要ない 所有繁殖牝馬。牧場を拡張することで、所有できる頭数も増えていく 繁殖牝馬はセリ市でも購入できる。繁殖牝馬にも実在した馬が登場する。所有する種牡馬と相性がいい場合には、セリの前にコメントで教えてくれる
セリ画面。3通りのせり上げ方が用意されている 購入した繁殖牝馬は翌年春から自分で種付けできる


■ 馬主としてのプレーヤー

 馬主としてすることは、競走馬の入厩先の選択、調教方針、出走スケジュールの決定が主な仕事となる。それぞれ異なる特徴を持つ調教師がおり、育成牧場同様、ここでも馬の特徴に合わせて選択することがポイントとなる。調教師は最初は4人しか選べないが、ゲームを進めていくことで増えていく。

 入厩した競走馬は調教をして、レースに使っていくことになる。調教は、調教師にすべてお任せと、方針のみを決めてお任せのほか、「坂路、2頭併せ、強め」など、毎週具体的な調教を指示することができる。ただし、調教内容によって馬の調子、疲労、体重が変化するので、慣れるまではお任せで進め、自分でも調教がしたくなったら指示してみるのもいいだろう。

競走馬メニュー画面。成績、予定、状態、適性、能力、特徴、戦績、血統が見られる。タッチスクリーンの下にもタブが表示されており、タッチペンのみでの操作も可能

 出走登録は基本的に調教師が、馬に見合ったレースを選択してくれる。レース選択では、1年間のレーシングプログラムから選ぶほかに、「古馬短距離路線」などのように路線で絞った中から選択することもできる。

 騎手は、武豊や岩田、安藤勝など、すべて実名で登場。それぞれに得意な作戦を持っているので、馬の脚質に合わせて選択する。

路線ごとにレースを絞り込んで一覧表示。オープンクラスになったら、こちらを使うと便利 実在する騎手の名前がずらりと並ぶ騎手変更画面。実際に自分の好きな騎手を選ぶのもよさそうだ

出走する馬がいると、出走の最終確認が行なわれる。ここで騎手変更も可能
 出走レースに登場するライバル馬も実在する馬名。オグリキャップや、昨年引退したばかりのディープインパクトなどの実在した競走馬がランダムで登場するので、時には夢の対決が実現することもある。

 レースの前にはパドックで馬の状態を確認。レースでの作戦の指示もここで行なう。作戦は、逃げ、先行、差し、追込の4種類。逃げ馬が多ければ当然ハイペースになり、差し・追込が優勢になるなど、展開による有利・不利があるので、自分の馬の得意とする脚質だけではなく、他の馬の脚質とのバランスを見て選ぶことが勝利へのカギとなる。

 レースシーンのグラフィックスは3Dで表現。レース中は、テレビ中継風の視点のほか、パトロールビデオ視点、プレーヤーの馬を中心に据えた視点をリアルタイムに切り替えて見ることができる。また、レース中にAボタンを押すと、最終コーナーまでスキップする機能も用意されている。

パドック画面。出走各馬の調子などを調教師がコメント。作戦指示や馬券購入もここで行なう レース画面。テレビ中継さながらの視点。実況入り 自分の馬を中心に据えた視点。レース中の自分の馬の様子が見られる

 現実の競馬でも海外挑戦が相次いでいるように、本作の最終目標も海外競馬。「ワールドチャンピオンシリーズ」、「アジアマイルシリーズ」、「ワールドスプリントシリーズ」、「ワールドダートグランプリ」の世界シリーズ戦の制覇を目指すことになる。海外のレースに出走するには条件が設定されており、それを満たすと招待状が届き、出走できるようになる。

 また、最強馬を作る以外にも楽しみが用意されており、特定の条件を満たすと与えられる「愛称」の全制覇や、全重賞制覇など、自分なりの目標を立ててやりこむのもおもしろそうだ。

国内で好成績を残すと海外からの招待状が届く。最強馬を生産・育成し、世界制覇を目指そう 特殊な条件を満たすと「愛称」が与えられることがある。すべて揃えてみるのも楽しそうだ


(c) 2007 GENKI

□元気のホームページ
http://www.genki.co.jp/
□「馬主ライフゲーム ウィナーズサークル」のページ
http://www.genki.co.jp/games/winners/
□関連情報
【10月11日】元気、「ウィナーズサークル」
DSステーションにおいて体験版プレイ開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071011/wc.htm
【8月24日】 元気、DS「馬主ライフゲーム ウィナーズサークル」
公式サイトオープン。10月18日発売予定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070824/wc.htm
【2006年9月11日】元気、Wi-Fiコネクションで対戦・交換できる競馬ゲーム
DS「ウィナーズサークル」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060911/winner.htm

(2007年10月18日)

[Reported by 滝沢修]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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