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お台場のソニー・エクスプローラサイエンス
PS3「THE EYE OF JUDGMENT」も遊べるサイバーコード展を開催中

9月29日~12月2日 開催

会場:東京お台場・メディアージュ5階

入場料:500円 (大人)、300円 (小人)

エスカレーターでメディアージュ5階に上がってくると目の前にあるソニー・エクスプローラサイエンス。左に行くとプラネタリウム、右に行くと常設展示のほか企画展示コーナーもある
 ソニーが東京・お台場のメディアージュ5階で運営している「ソニー・エクスプローラサイエンス」において、プレイステーション 3用3Dカードバトル「THE EYE OF JUDGMENT」にも採用されているサイバーコードに関する企画展示「アイ・オブ・ジャジメントとサイバーコード展」が開催されている。期間は12月2日まで。入場料は大人500円、小人300円。

 サイバーコードは、ソニー・コンピュータサイエンス研究所が開発した2次元コードで、データを読み取るだけでなく、コードの位置情報・座標も同時に検出することができる。「THE EYE OF JUDGMENT」ではこの仕組みを使うことで、サイバーコードが記録されたカードを傾けたり回したりすることで、ゲーム内に召還したモンスターもモニターの中で実際のカードの動きに合わせて動くため、モンスターを隅々まで鑑賞することも可能。

 さらにモンスターを触るように手をかざすと、モンスターがまるで実際に触られているかのようにリアクションを取る場合がある。これはサイバーコードの一部を遮ることで違うデータを読み込む機能を利用し、モンスターのグラフィックスデータをアニメーションさせている。

 今回の企画展示では、これらのサイバーコードの技術的側面をきちんと解説しており、歴史とともに解説しており、実験を通じて学ぶことができる。とはいえ展示自体は堅苦しいものではなく、様々な実験を通じて楽しめる内容になっている。そして最もインパクトのあるのが展示場の中央に設置された巨大なBRAVIAとプロジェクタで実際にプレイ可能な「THE EYE OF JUDGMENT」だろう。土曜日と火曜日の2日にわたって取材をしたが、小さな子供からカップル、そしてお母さんまで「すごーい」と驚きの声を上げていた。普段ゲームをしない層にもリアルなカードをかざすことでモンスターが召還される様は十分衝撃的なようだ。

 係の方の話では、発売前と言うこともあり、ゲームシステムに関連する細かな質問をするゲームファンがいる一方で、カップルの女性のほうが興味を持ちカタログを手に取ることも多いとか。また、小さな子供はゲームになれるのも早く、少しプレイするだけでコツを掴んで楽しんでいるようだ。

 会場には2台のプレイステーション 3が設置されている。カードを読み取りモンスターを鑑賞することができるモードだけでも同作の技術的な凄さは十分体感できるが、カードゲームであるため、ゲームファンとしてはカードの特性とゲームシステムが気になるところだろう。これらの感触はゲームをプレイしてみなければ確かめられない。今回、希望者はゲームをプレイすることができる。1プレイ30分程度かかるということで、来場者が多いときは待つこともあるかもしれないが、ぜひともプレイしてみていただきたい。

 「THE EYE OF JUDGMENT」はカメラを設置したりカードを置くフィールドが必要なことから、どこの販売店でもプレイできるとは限らない。むしろ店頭においてプレイできる環境は少ないことが予想される。そういった意味では、12月2日までは設置されているので、同作が気になるユーザーは一度足を運んでみるのも良いだろう。

現在「アイ・オブ・ジャジメントとサイバーコード展」が行なわれている「STUDIO SES」。大きくはないが、サイバーコードを使用した様々な展示が行なわれている 中心となっているのはイベントタイトルにあるとおり、プレイステーション 3用「THE EYE OF JUDGMENT」基本的にはカードを使用してモンスターを呼び出すなどのプレイとなるが、希望すれば場合によってはゲーム対戦も可能だという
入ってすぐに展示されているのはサイバーコードの仕組みと歴史。ちょっとした実験で構造が理解できるようになっている 「VAIO C1」によるサイバーコードのデモンストレーション。その場に置いてあるサイバーコードをカメラの前にかざすと、対応したグラフィックスが映像にオーバーラップして表示される 自分でサイバーコードが作れる実演コーナー。カードに好きなようにマークしてカメラの下に置くと、対応した音が鳴る仕組み
サイバーコードの一部を隠すことで違った映像を表示させるというデモ。足元のサイバーコードの手前の一部を足で遮るとティラノサウルスではなくプテラノドンなど違う恐竜が投影される 基本的には左の恐竜の映像でもと同じ原理。手前の鍵盤をふさげば違った音が流れる。 さらに複雑なことが可能となるフラクタルコードのデモ。サイバーコードが集積していると考えればわかりやすい。デモではカメラを近づければ画面のマップもアップになり、カメラをコードから離せばマップも広域を表示する


□ソニー・エクスプローラサイエンスのホームページ
http://www.sonyexplorascience.jp/
□「アイ・オブ・ジャッジメントとサイバーコード展」のニュース
http://www.sonyexplorascience.jp/kt070929_cc/
□プレイステーションのページ
http://www.jp.playstation.com/
□「THE EYE OF JUDGMENT」のページ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/eoj/

(2007年10月16日)

[Reported by 船津稔]



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