|
会場:東京お台場・メディアージュ5階
入場料:500円 (大人)、300円 (小人)
サイバーコードは、ソニー・コンピュータサイエンス研究所が開発した2次元コードで、データを読み取るだけでなく、コードの位置情報・座標も同時に検出することができる。「THE EYE OF JUDGMENT」ではこの仕組みを使うことで、サイバーコードが記録されたカードを傾けたり回したりすることで、ゲーム内に召還したモンスターもモニターの中で実際のカードの動きに合わせて動くため、モンスターを隅々まで鑑賞することも可能。 さらにモンスターを触るように手をかざすと、モンスターがまるで実際に触られているかのようにリアクションを取る場合がある。これはサイバーコードの一部を遮ることで違うデータを読み込む機能を利用し、モンスターのグラフィックスデータをアニメーションさせている。 今回の企画展示では、これらのサイバーコードの技術的側面をきちんと解説しており、歴史とともに解説しており、実験を通じて学ぶことができる。とはいえ展示自体は堅苦しいものではなく、様々な実験を通じて楽しめる内容になっている。そして最もインパクトのあるのが展示場の中央に設置された巨大なBRAVIAとプロジェクタで実際にプレイ可能な「THE EYE OF JUDGMENT」だろう。土曜日と火曜日の2日にわたって取材をしたが、小さな子供からカップル、そしてお母さんまで「すごーい」と驚きの声を上げていた。普段ゲームをしない層にもリアルなカードをかざすことでモンスターが召還される様は十分衝撃的なようだ。 係の方の話では、発売前と言うこともあり、ゲームシステムに関連する細かな質問をするゲームファンがいる一方で、カップルの女性のほうが興味を持ちカタログを手に取ることも多いとか。また、小さな子供はゲームになれるのも早く、少しプレイするだけでコツを掴んで楽しんでいるようだ。 会場には2台のプレイステーション 3が設置されている。カードを読み取りモンスターを鑑賞することができるモードだけでも同作の技術的な凄さは十分体感できるが、カードゲームであるため、ゲームファンとしてはカードの特性とゲームシステムが気になるところだろう。これらの感触はゲームをプレイしてみなければ確かめられない。今回、希望者はゲームをプレイすることができる。1プレイ30分程度かかるということで、来場者が多いときは待つこともあるかもしれないが、ぜひともプレイしてみていただきたい。
「THE EYE OF JUDGMENT」はカメラを設置したりカードを置くフィールドが必要なことから、どこの販売店でもプレイできるとは限らない。むしろ店頭においてプレイできる環境は少ないことが予想される。そういった意味では、12月2日までは設置されているので、同作が気になるユーザーは一度足を運んでみるのも良いだろう。 □ソニー・エクスプローラサイエンスのホームページ http://www.sonyexplorascience.jp/ □「アイ・オブ・ジャッジメントとサイバーコード展」のニュース http://www.sonyexplorascience.jp/kt070929_cc/ □プレイステーションのページ http://www.jp.playstation.com/ □「THE EYE OF JUDGMENT」のページ http://www.jp.playstation.com/scej/title/eoj/ (2007年10月16日) [Reported by 船津稔]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|