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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円
■ DS「TOI」は通信機能で協力プレイも可能
「TOI」は、「テイルズ オブ」シリーズに包含される要素をきちんと取り入れていることが1つの目標として開発されている。リニアモーションバトルシステム(LMB)、フィールドと戦闘のシームレスな連携、そしてオープニングムービーやボイスなどの演出部分といったものをきちんと備えており、「とにかくしゃべるし、一瞬格闘ゲームじゃないかと思える内容(大館氏)」という。 さらには「『テイルズ オブ』シリーズの歴史は進化の歴史」ということで、今作では「スタイルシステム」を導入している。アドバンス、ウィズダム、ガーディアン、テクニカルといったスタイル、つまり職業のようなものを導入している。すべてのキャラクタがすべての職業になれ、それぞれのレベルを上げていくことで、攻撃力、移動力、防御力アップといった86種類のアビリティをつけることができる。これを組み合わせることで、いろんなキャラをいろんな育成方針で育てることができる。 「作戦」システムも進化。AI制御のためのコマンドは、シリーズ中最もAIを細かく指示できるようになっており、その総数は47種類。例えば敵を倒すと出現するお金を拾うことを優先するコマンドなども用意されており、さらに「もっとお金を拾え」と指示することもできる。こうすると、例え敵がまだ残っていても、AIキャラは倒れた敵から転がるコインを拾うことを優先するようになる。プレーヤーの要求にもっと応えてくれるようになったわけだ。 2日目のコメントでは、「製品版では通信機能を使用した協力プレイができるようになり、バトル中に攻撃で空中に浮かんだ敵を、さらに別のプレーヤーが空中コンボをたたき込み、コンボをつなぐことができるようになります」という新事実も明らかにされた。 続けてスクリーン上には、「TOI」の主題歌「Follow The Nightingale」を歌うKOKIAさんがビデオ出演。歌詞の中には、ある日本語の文章をローマ字化して特殊な読みかたをするという“KOKIA語”と呼ばれる部分があり、これがゲームのヒントとなる言葉が含まれているという興味深いコメントがあった。絵コンテの段階から関わっているKOKIAさんだけに、どんな謎が隠されているのだろうか。
また、オープニングムービーも会場で初公開となった。 ・出演声優によるトークショウ 1日目はルカ・ミルダ役の木村亜希子さん、イリア・アニーミ役の笹本優子さん、2日目は木村さんとアンジュー・セレーナ役の名塚佳織さんが登壇。それぞれトークショウが展開された。
■ PS2「TOD ディレクターズカット」リオンサイドのストーリーは思い入れたっぷり
リオンを3度(?) 演じることになった緑川氏は、収録の感想を聞かれるとまず「嫌だったです(笑)。(リメイク版で)役割を終えたと思っていたんですが、(ディレクターズカットが制作されることになって)相方であるシャルティエの石川くんも、最初はブーブー言ってましたよね(笑)。台本の厚さはあまり厚くはなかったんですが、そのほとんどがリオンとシャルティエのセリフで。しかも(2人のスケジュールの都合で)収録のスケジュールが1日って言われて。スタッフとのやり取りをしながら作り上げていくキャラクタで、デリケートな部分なので、駄々をこねて1日収録を伸ばしてもらいました」とリオン役をいかに大切にしてきたか、という思いを述べてくれた。 「マリアンやシャルティエとの掛け合いを収録してみて、今回、より深い関係になれたという気がしています(緑川氏)」ということだから、本編では見られなかったいろんなリオンの表情が見られることだろう。
セリフの収録中に、「聞いているとまさにリオン。感情が入っていくところを感じ取れると、鳥肌が立ちますよ(馬場氏)」という熱の入れようだったようで、その完成が待たれるところだ。2008年初頭に発売というスケジュールだが、発売日も早く知りたいところだ。 ■ Wii「TOS -ラタトクスの騎士-」はWiiリモコンによる攻撃操作が導入予定
「テイルズ オブ」シリーズとしてはWii対応ソフト第1弾となるだけに、バトル中はリモコンやヌンチャクを振り回しながら戦うことができるようになるのでは、と思った方も少なからずおられることだろう。ステージ上の小野坂氏が、「もしかしてバトル中は(リモコンを振る動作をしながら)こうやって戦うの?」とすかさず馬場プロデューサーに質問したところ、馬場氏は「まだ仕様は決まっていませんが、そうなるように考えています」とコメントした。
馬場氏いわく、「前作から2年後の世界が舞台で、ゲーム内容は前作のものをほぼ踏襲したものになる」とのこと。「俺(が演じている)のゼロスも仲間になるのか?」という小野坂氏の質問には「ノーコメント」を貫いた。はたして製品版ではどうなっているのか、実に気になるところだ。
クイズは拡大された画像を見て、どの「テイルズ オブ」シリーズのキャラクタかを当てたり、BGMのイントロを聴いて曲名を答えるという形式で実施。最後は恒例のタイトルコールを来場者全員で行なってフィナーレを迎えた。
(C)いのまたむつみ
□バンダイナムコゲームスのホームページ (2007年9月23日) [Reported by 佐伯憲司/鴫原盛之]
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