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【東京ゲームショウ2007レポート】

「東京ゲームショウ2007」バンダイナムコグループブースレポート
大量のプレイアブルタイトルで遊び応え十分

9月20日~23日 開催(20、21日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
    小学生以下無料


 バンダイナムコグループは、今回の東京ゲームショウ2007においては、株式会社バンダイナムコゲームス、株式会社バンプレストの2社で共同出展している。ブース中央に3枚のメインスクリーン、さらにサイドにステージ1つと、もう1つスクリーンを用意。ブース周辺はビジュアルインパクトがあり、やはり眼をひく。

 だが、その内部や南側~東側周辺部には、他を圧倒するプレイアブルタイトルをずらっと並べている。見た目も、遊び応えも十分という2段がまえの構成になっているわけだ。


■ 多数のプレイアブルタイトルで遊び応えを重視したバンダイ/ナムコレーベル

 公式サイトの出展リストを見るとおわかりいただけるように、今年もバンダイ/ナムコレーベルタイトルはプレイアブル出展が非常に数多い。ビジネスデイでもすべてをきちんと遊ぼうと思ったら、1日かけてもすべて遊びきれない量になっている。ここでは、主だったタイトルをピックアップしていこう。

・PS3「タイムクライシス4」(12月20日発売予定)

(C)1995-2007 NBGI
 プレイステーション 3タイトルで唯一のプレイアブル出展となった「タイムクライシス4」は、「アーケードモード」と「フルミッションモード」を2台づつ設置。「フルミッションモード」は、「タイクラ」シリーズ初の移動を自由に行なえる「ガンコンFPSステージ」が追加されたシナリオモードとなっている。

 日本仕様の「ガンコン3」の左アナログスティックで移動、右のアナログスティックでカメラ移動、左グリップにあるA1ボタンがリロード、A2ボタンでジャンプ。左スティックを押し込むとしゃがみ(もう1度押せば立ち上がる)、右スティック下のB1ボタンで武器切り替え、B2ボタンで視点のリセットとなっている。また、銃身左横のC1ボタンがスタート、C2ボタンが照準のON/OFFとなっている。

 プレイできたのは「旧倉庫区画を抜けて港湾地区へ向かえ」というステージで、ジャンプやしゃがみを駆使しながらコンテナ地帯を潜り抜けていくというシチュエーションだったが、照準は出しておいたほうがプレイしやすかった。通常のFPSとちょっと違うのは、右スティックで敵の姿を警戒しながら、敵を発見したら、大まかなカメラ位置を決め、銃口のセンサーで正確に敵を捉えるという動作ができたこと。たとえ正面でなくても攻撃できるので、画面端でもバリバリ当たる。

 ショットガンなど攻撃判定の大きな武器を適当に打ちまくってもいいが、弾数制限はちゃんとあるので注意。アイテムは頻繁に登場するので、弾薬補充や新しい武器なども結構手に入る、という印象。武器を切り替えながら進んでいく必要があるのは、通常のアーケードステージと同じだ。また、どこから敵に攻撃されているかはある程度大まかに画面に矢印が出現するだけなので、周囲を見回しながら移動し、的確な回避を行なえば、あとはルート開拓に専念できるだろう。敵の種別やシチュエーションにもよるが、いきなり直撃弾を撃ってくる敵はそれほど多くはない。

・Xbox 360「エースコンバット6 解放への戦火」(11月1日発売予定)

(C)2007 NBGI
All trademarks and copyrights associated with the manufacturers, aircraft, models, trade names, brands and visual images depicted in this game are the property of their respective owners, and used with such permissions.
(C)日本スペースイメージング株式会社
(C)GeoEye
(C)INTA Spaceturk
(C)DigitalGlobe/日立ソフト
 マイクロソフトブースにも出展されている「エースコンバット6」。こちらはオンラインで8対8の対戦が可能。F-16CやSu-33、Typhoon、A-10などの機体でバトルロイヤルを体験できる。ステージは「バトルロイヤル3」。ロビーが1つ設けられ、そこにホスト1名に残りの対戦者が参加している形式になっていた。参加可能人数は現状16人の枠が設けられている。撃墜されると再出撃までにペナルティタイムが設けられていたのが特徴といえるか。

 何度かプレイできたのだが、一度ロックオンすると、撃破されるか切り替えるまではマーカーが表示されるので、一度手ごわい相手にロックされた場合、一騎打ちとなると、常に文字が真っ赤(ロックオンされている)という状況も多発する。そこを横から別のプレーヤーに機関砲で狙われたりしているうちにダメージが蓄積してくるので、やはりCPUとの戦いでは味わえない緊張感がある。

 オンラインモードの画面は、右上にスコアが表示されているので判別できる。プレイすれば、「ACE6」ステッカーセットがプレゼントされる。開発陣が登壇するステージイベントも行なわれているので、腕に覚えのある猛者は是非参加してもらいたい。

 バンダイナムコブースの出展バージョンはシングルプレイオンリーで、Xbox Liveにて配信している無料体験版と同じもののようだ。

・Wii「ファミリートレーナー アスレチックワールド」(2008年発売予定)

(C) 2007 NBGI
 先日発表されたばかりの新タイトル。会場で遊べるゲームは5つ。「丸太跳びランニング」、「激流下り ハード」、「モグラパニック ハード」、「丸太かわし」、「トロッコアドベンチャー」で、「丸太かわし」、「トロッコアドベンチャー」の2つは2人でプレイできる。

 専用マットはゲームキューブコントローラスロットに接続する有線タイプ。前後左右、4つのマークがあり、中央のポジションを含めて両足用にマークが2セット用意されている。このマットとWiiリモコンを利用してプレイする「激流下り ハード」と「トロッコアドベンチャー」を遊んでみたが、「激流下り ハード」はWiiリモコンをオールに見立てて左右にこぎながらボートをコントロールするところから苦戦。途中には障害物が落ちてきたり、巨大な滝があったりするので、うまくスピードと進行方向を調節しながら先へと急ぎたい。渦巻に巻き込まれた場合はWiiリモコンを振りながら、さらに足踏みを繰り返すことになるので、運動不足の記者にはなかなかハードだった。

 「トロッコアドベンチャー」は、カーブに合わせて重心を変化させる(外側になる足を上げるだけ)こと、ジャンプするときは本当にジャンプすること、といった基本を押えておけば、あとは落ちてくる障害物をWiiリモコンで撃ち壊すだけでいい。初めてのプレイでもすんなりラストまでいけたが、途中に分岐があるので、コースによっては油断できないかも。ファミコン世代には懐かしさも感じられるだろう。

・DS「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」(11月15日発売予定)

(C)FUJI TELEVISION
(C) 2007 NBGI
 「コズミックゲート」、「スタープリンス」の2本のシューティングタイトル、ラリーゲーム「ラリーキング」、アクションゲーム「からくり忍者 ハグルマン」が収録されている。「コズミックゲート」、「スタープリンス」をプレイしてみたが、制限時間まで遊ぶことができる(ゲームオーバーになってしまった場合はその時点で終了)。

 プレイした2タイトルはまさにファミコン世代なら「どこかでプレイしたことがありそうな」タイトルに仕上がっているが、難易度はわりと低め。ショットボタンを押しっぱなしにするとバリアになることも難易度を下げているし、自機の当たり判定はひょっとすると見た目より小さいかもしれない。パワーアップするとさらに攻撃が強力になるので、安心してプレイできるだろう。興味深いのがボーナス特典などの仕組み。スコアアタックがアツそうだ。

 ただし、ゲーム進行は、ゲーム魔王アリーノーから次々と提示される挑戦=特定の課題をクリアすることで進んでいくので、そこまでシビアに考える必要はない。こつこつと課題をクリアして、少年時代の課長と一緒に'80年代テイストを堪能すればいい。

・Xbox 360「ガンダム オペレーショントロイ」(2007年発売予定)

(C)創通・サンライズ
 ほぼ1年ぶりに遊ぶことができた「オペレーショントロイ」。バンダイナムコゲームスブースでは、連邦軍2、ジオン軍2の4人でのオンラインプレイが楽しめる。連邦軍はジム(ハイパーバズーカ装備)、ジオン軍はザク(ザクマシンガン装備)で、市街戦を戦う。操作方法は以前とあまり変わった印象はないが、以前のバージョンからすると、全体的に軽快感が感じられた気がする。

・Wii「ソウルキャリバー レジェンズ」(2007年冬発売予定)

(C) NBGI
 日本でプレイアブル版は初登場となる「ソウルキャリバー レジェンズ」。1つのステージをボスキャラまで楽しむことができる。キャラクタは御剣とジークフリート。ゴーレムや狼(?)といった人型でない敵キャラクタも登場。このステージのボスキャラはドラゴンタイプの「ファフナー」。ツメによる殴打と口からの炎というドラゴンの定番的攻撃を繰り出してくる。ジャンプでうまく炎をかわしながら攻撃することができると楽にクリアできるだろう。

・DS「テイルズ オブ イノセンス」(12月6日発売予定)

(C) いのまたむつみ (C) 2007 NBGI
 7分の制限時間付きながら、タウンマップ、フィールドマップ、チャット、戦闘と基本的要素はすべて入っているバージョンでプレイできる。また、このバージョン専用のセリフ(おもにチャット)が収録されているので、この機会を逃してしまうと、以降は聞くことはできないかもしれない。プレーヤーキャラクタはルカ。セレクトボタンを押すとチャットとなっている。「ディメンション ストライド-LMBS」は、空中コンボが手軽に楽しめる。よくしゃべり、軽快に遊べるように工夫されている印象だ。

・PS2「テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット」(2008年初頭発売予定)

(C) いのまたむつみ (C) NBGI
 人気キャラクタ「リオン」サイドのエピソードが追加された「TODディレクターズカット」。早速リオンパートをプレイできる。「TODディレクターズカット」で追加収録されたセリフは、枠が銀色になっているので、ファンは注目してもらいたい。時間制限があるので、セリフをじっくり堪能していると、戦闘を楽しむ前に終わってしまう可能性があるので注意。

 もちろん「スタン」サイドのストーリーもプレイできる。バトルシステムは前作を引き継いでいるので、プレイ済なら違和感なく遊べる。

・PSP「涼宮ハルヒの約束」(12月20日発売予定)

(C) 2006 谷川流・いとうのいぢ / SOS団
(C) 2007 NBGI
 「プロローグ」、「ミニゲーム」、「S.O.S.(シームレスオペレーションシステム)」のお試しが可能。ミニゲームはビーチバレー。7大特典が同梱された限定版“超プレミアムBOX”に同梱される「特製サンタ水着ハルヒフィギュア」もこのエピソードにちなんだものだ。CGモーフィングシステム「モーションポートレート」によるハルヒの表情の変化もばっちり堪能できる。ヘッドフォンでプレイできるので、ボイスもはっきりと聞けるのがうれしい。

・Wii「みんなで遊ぼう! ナムコカーニバル」(12月発売予定)

(C) 2007 NBGI
 「Namco Museum Remixed」というタイトル名で「EDITOR'S DAY」で初公開されたもののローカライズ版。「ギャラガ REMIX」、「パックンロール REMIX」、「パックモトス」、「ワニワニパニック REMIX」、「ラリーX REMIX」の5タイトルがプレイできる。「ラリーX REMIX」などは画面分割対戦も可能で、パーティプレイには向いたタイトルだ。キッズコーナーにも出展されている。

・PS2「装甲騎兵ボトムズ」(11月15日発売予定)

(C) SUNRISE (C) NBGI
 「C3×キャラホビ」出展版からさらに進んだバージョンでプレイできる。TV版ストーリーを追いかけていくストーリーモード、そして対戦も可能となっている。対戦に選択できるATも多く、スコープドッグなど公開済みのATはもちろん、ラビドリードッグなども使用可能。

 移動はローラーダッシュと歩行を切り替える方式。ローラーダッシュは高速に移動できるが、方向転換時などでは若干慣性が働くため、ロックオンしていても攻撃がぶれやすい。逆に歩行時は狙いは定めやすいものの、回避がシビアになるため的になりやすい。脚部にダメージが蓄積するとローラーダッシュができなくなるので、対戦も武器を考えるなど戦略が必要になってくるところが斬新。

【そのほかのタイトル】
Xbox 360「ビューティフル塊魂」(10月18日発売予定) Xbox 360「スマッシュコートテニス3」(12月13日発売予定)
DS「ドラゴンテイマー サウンドスピリット」(11月1日発売予定) DS「ファミスタDS」(11月15日発売予定)
DS「ナムコミュージアムDS」(10月11日発売予定) DS「DUEL LOVE 恋する乙女は勝利の女神」(2008年春 発売予定)
Wii「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」(10月4日発売予定) Wii「はねるのトびらWii ギリギリッス」(12月6日発売予定)


・映像出展

 PS3/Xbox 360「ソウルキャリバーIV」は、新トレーラームービーが公開されている。このムービーはオフィシャルサイトでも配信されている。槍と西洋剣の2刀流と思われる新キャラクタ「ヒルダ」が初登場。甲冑のマスクの下からのぞく唇がセクシィーだ。ソウルキャリバーを持つジークフリートと、ソウルエッジを核として再起したナイトメアの対決に、御剣、タキ、ソフィーティア、ヴォルド、アイヴィー、そしてカサンドラ、ラファエル、ティラらの前作から引き続いて登場するキャラクタたちのバトルシーンが展開される。柱に激突すると崩れるという新しい要素が公開されているほか、ガードインパクト技などもすでに登場している。2008年発売予定。

【「ソウルキャリバーIV」】
(C) NBGI


 また、発売済のXbox 360版に加え、PS3版の発売が決定した「トラスティベル~ショパンの夢~」の映像も上映されている。見た限りではXbox 360版と変わらず美麗な映像になっており、戦闘シーンも十分堪能できる。2008年発売予定。

 また、各タイトルの合間に入り込むように上映されているのが、PS3「のびのびBOY」。発売日は未定ながら、「PLAYSTATION PREMIER」で公開された「塊魂」を制作した高橋氏が手がける新規タイトルだ。ちょっと気を抜くとすぐに次の映像に切り替わってしまうので、よく見ていよう。

PS3「トラスティベル~ショパンの夢~」
(C) NBGI
PS3「のびのびBOY」
(C) NBGI


 Wii「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」(2008年春発売予定)、PS2「SDガンダム ジージェネレーションスピリッツ」(11月29日発売予定、7,140円)、PSP「テイルズ オブ リバース」(2008年初頭発売予定)といったタイトルも映像でしか見られない。

■ バンプレストは映像出展のみ

「涼宮ハルヒの戸惑」限定フィギュアの隣には等身大(?)のハルヒが!
 バンプレストの出展物は実機出展は1台もなく、メインスクリーンでの映像出展と、タイトル特典のディスプレイのみというシンプルな形式。

・プレイステーション 2「スーパーロボット大戦 OG 外伝(12月下旬発売予定、6,090円)」
 ……限定版に付属する「ART-1」のフィギュアを展示

、PS2「涼宮ハルヒの戸惑(2008年1月31日発売予定)」
 ……超限定版(10,290円)に同梱される「超勇者ハルヒ」フィギュア、通常版にも付属する予約特典であるフルCGによる「踊るSOS団(PS2用ディスク)に収録されるプロモーション映像を上映

・PS2「アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩(10月25日発売予定)」
 ……マックスファクトリーより発売される瑠珈フィギュアが展示

・PS2「スーパーロボット大戦 Scramble Commander the 2nd(11月1日発売予定)」
 ……ゲームシステムや登場ロボットの紹介映像を上映

「スーパーロボット大戦 OG 外伝 限定版」付属フィギュア 「涼宮ハルヒの戸惑 超限定版」付属フィギュア
「アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩」瑠珈フィギュア


□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/
□関連情報
・東京ゲームショウ2007 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070921/tgslink.htm

(2007年9月22日)

[Reported by 佐伯憲司]



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