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【東京ゲームショウ2007レポート】

「東京ゲームショウ2007」ディースリー・パブリッシャーブースレポート
「Dark Sector」、「SIMPLE Wiiシリーズ」を出展

9月20日~23日 開催予定(20、21日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円
    小学生以下無料


 ディースリー・パブリッシャーブース最大数の試遊台を用意した注目タイトルがアクションゲームのXbox 360「Dark Sector」。この作品は海外メーカーのDigital Extremes社が開発、狂気に歪んだインモラルな世界観が多くの来場者を惹きつけていた。「SIMPLE Wii シリーズ」の共有アバター「アピアン」の搭載、業績の好調なSIMPLE DSシリーズの大量展示など話題性が豊富なブースであった。それでは、注目度の高い出展タイトルを紹介していこう。


■「Dark Sector」

 暗く薄汚れた装飾の試遊台スペースは、ゲーム内の世界とシンクロして不気味な世界を形成していた。なお、今作はプレイステーション 3での発売も予定されているが、会場にあった試遊台はすべてXbox 360版であった。プレーヤーはテクノウィルスに感染し人間離れした力を得たヘイデン・テンノとなり、ブーメランのように投げるグレイブとアサルトライフルを駆使して不気味なクリーチャーを倒していく。

 画面は主人公の後方にカメラがあるサードパーソン視点。刃物のグレイブを投げると前方の一定距離を飛び、主人公の手元に戻ってくる。敵に狙いを定めるのが難しいが、ヒットすれば敵の首や手足を切断して一撃で倒すことができる。四肢を失った敵は絶叫し、苦しみに地べたをのたうち回る。ショッキングな光景であり、スプラッタ映画に耐性が無い人は覚悟して挑んでいただきたい。

 敵に近づいてBボタンを押すことで、敵の首を折って倒すこともできる。ショーバージョンは武装も限られているため確認はできなかったが、デモムービーを見る限りでは燃殺や電流を流して葬るなどかなり残虐な行為もできるようだ。今作はライフメーターやレーダーといった定番の表示が一切無いため自分の状況や敵の位置が測りづらく、難易度は非常に高い。それゆえに攻略できた時の達成感は他のゲームに無いものがあるといえるだろう。発売は2008年中、価格は未定。

【「Dark Sector」】


Dark Sector (c) 2007 Digital Extremes, London, Canada. Dark Sector and the Dark Sector logo are trademarks of Digital Extremes. Digital Extremes and the Digital Extremes logo are trademarks of 1085522 Ontario Ltd. ALL RIGHTS RESERVED. Published by D3 Inc. under license from Digital Extremes. All other trademarks are property of their respective owners

■ Wii「DRAGON BLADE」

 今作は伝説の剣“ファイアーブレイド”を手にした青年を巡るアクションアドベンチャー。ヌンチャクコントローラのスティックで主人公の移動、Wiiリモコンを縦に振ることで縦斬り、横に振ることで横斬りが繰り出せる。

 最大の特徴は、主人公の可変する剣。ゲージを消費することで剣が巨大化、さらにWiiリモコンの十字キーを押す方向でタイプが変化し、炎のムチや巨大な両手の姿に形を変える。通常時の剣は威力が低く心許ないが、剣の特殊攻撃は画面上の敵を一掃できる力を秘めている。発売は11月22日、価格は6,900円を予定している。

【「DRAGON BLADE」】


(C)LAND HO! Co.,Ltd. (C)D3 PUBLISHER

■ Wii「SIMPLE Wiiシリーズ Vol.1 THE みんなでカート・レース」
  Wii「SIMPLE Wiiシリーズ Vol.2 THE みんなでバス釣り大会」

 ついにWiiという新世代機プラットフォームでシンプルシリーズが始動。「THE みんなでカート・レース」はWiiリモコンをカートのハンドルに見立てて横に持ち、傾けることでコーナリングを行うというシンプルなレースゲーム。第2弾の「THE みんなでバス釣り大会」はWiiリモコンを縦に持ち、釣り竿のようにしてフィッシング大会に参加するというゲーム。

 ショーバージョンでは、自分の分身であるキャラクタ「アピアン」をエディットしてゲーム内のキャラクタとして使用できた。アピアンはシンプルWiiシリーズ同士で使うことが可能。データの保存先や具体的な共有手順は教えてもらえなかったが、「THE みんなでカート・レース」で作成したアピアンを、「THE みんなでバス釣り大会」で使うということができるらしい。

 アピアンは顔のパーツが状況に合わせて変化し、例えばカート・レースで1位を取った時には笑い、最下位には悔しさをにじませる。シリーズを通じてアピアンを使い続ければ、キャラクタへの思い入れも増すというもの。今後、アピアンがファミリー層にどう受け入れられるかに注目したい。両タイトルともに10月25日発売予定で価格は2940円。

【「SIMPLE Wiiシリーズ Vol.1 THE みんなでカート・レース」】
【「SIMPLE Wiiシリーズ Vol.2 THE みんなでバス釣り大会」】


(C)2007 D3 PUBLISHER

■ DS「バンガイオー魂 BANGAI-O SPIRITS」

 今作はニンテンドー64やドリームキャストで発表された2Dのミサイル弾幕アクション「バンガイオー」シリーズの最新作。開発は「バンガイオー」シリーズを手がけたトレジャー。こちらはニンテンドーDSのフルプライス版としてリリースされる。発売日は今冬予定で開発度は50%。価格は5,400円を予定している。

 自機バンガイオーは非常に小さいが、画面が埋まるほどにミサイルをばらまく破壊力を秘める。敵弾も自機の弾幕同様に圧倒的な物量で飛来する。それらをシューティングゲームのように避けず、必殺技の「全方位カウンター」などで豪快に打ち消すのが今作の醍醐味といえる。

 新兵器として、前方一定距離の弾や敵を弾き飛ばす「ふっとばしバット」、前方からの攻撃を斬撃で無効化する「ビームサーベル」が実装された。これらの武装はステージ開始時に変更が可能。

 1人用モードではDSのタッチスクリーン&タッチペンは使用しないが、敵の位置や障害物を配置してオリジナルのマップを作成できる「ステージエディット」ではタッチスクリーンの機能をフル活用する。作成したマップを配信できるようにする機能もあるようだ。また、ダウンロードプレイに対応し、ソフト1本で最大4人までの同時プレイが可能となる。

【「バンガイオー魂 BANGAI-O SPIRITS」】


(C)TREASURE/ESP 2007

□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2007」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□ディースリー・パブリッシャーのホームページ
http://www.d3p.co.jp/
□ディースリー・パブリッシャー東京ゲームショウ特設ページ
http://www.d3p.co.jp/tgs2007/

(2007年9月21日)

[Reported by 福田柵太郎]



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