【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

CESA、「日本ゲーム大賞 2007」受賞式を開催
今年は「Wii Sports」と「モンスターハンターポータブル 2nd」のダブル受賞

9月20日 開催

会場:幕張メッセ、東京ゲームショウ会場

受賞作は「Wii Sports」と「モンスターハンターポータブル 2nd」。昨年に引き続いてのダブル受賞となった
すっかり定着した「日本ゲーム大賞」授賞式の司会は伊集院光さんと前田美咲さん。伊集院さんはゲーム好きと言うことで、的確なコメントをちりばめていた
 社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)は、「日本ゲーム大賞 2007」の“年間作品部門”の授賞式を、「東京ゲームショウ2007」の会場で開催した。2年前までは個別に開催されていたが、シナジー効果という点でも会期中に開催された方が良いだろうと言うことで、昨年からは同時開催となっている。ちなみにFuture部門賞などは別途「東京ゲームショウ 2007」の期間中に授賞式が開催される

 「日本ゲーム大賞 2007 年間作品部門」は、2006年4月1日から2007年3月31日までの間に国内で発売された作品を対象に、その年を代表するゲームとしてふさわしい作品を業界以外の選考委員も含めて選出するというもの。受賞部門としては特別賞のほか、グローバル賞、ベストセールス賞、そして優秀賞が用意され、優秀賞の中から選考委員の手により大賞が選ばれる。

 今年の優秀賞にはついにWii、Xbox 360、プレイステーション 3という次世代機のタイトルが選出されている。そしてニンテンドーDS、PSPといった携帯ゲーム機のタイトルが重要な位置を占めている点も興味深い。こういった点はセールスを反映しているとも言えるだろう。

 そんな中から大賞に選出されたのはWiiの「Wii Sports」とPSPソフト「モンスターハンターポータブル 2nd」の2作品。昨年に引き続いてのダブル受賞となった。「Wii Sports」の受賞理由は「Wiiリモコンでこれまでの難しい操作を一切無くし、リビングで友達とそして家族で遊ぶという従来のゲーム機のイメージを一新、シニア層などの新規ユーザー層を獲得。さらには一般投票で幅広いユーザーから多くの支持を集めた点が評価された」としている。

 一方で「モンスターハンターポータブル 2nd」は、「友達同士、目の前でつなげて遊べるというゲームそのものの楽しさを超えて、もはやコミュニケーションツールとなりました。そのプレイスタイルは中高生の間では社会現象といえるもので、中高生を中心に圧倒的な支持を受けている」点を評価しての受賞となっている。

 「Wii Sports」で受賞した任天堂のチームは「『Wii Sports』はWiiと一緒に作りました。Wiiが無ければあり得なかった。この受賞はWiiのローンチプロジェクトとして貰ったと思います」とコメントしたのが印象的。また「モンスターハンターポータブル 2nd」チームはイベントに来てくれたユーザーに向け「来場者と会い、友達、夫婦、カップルなど色々な形でやってもらっているというのを聞いて大変嬉しかった」と挨拶した。

 最後に選考委員長を務める養老孟司氏が壇上に立ち挨拶を行なった。氏は「ゲームに対して逆風があるとも言われているが、発展していく部門は逆風も吹く。それは修正していけばいい。また、中毒と言われるが、人間の文化は中毒性のあるものでで成り立っている。本をたくさん読んでいる人だって、中毒で呼んでいるとしか思えない。ゲームも同じ。発展段階にある。そういう風に考えると、作る方もプレイするほうも熱心にやっている。そんな業界が他にあるのかと思う」と答え、今後も作品作りに邁進して欲しい意向を示して挨拶とした。

 最終日には今回のゲームショウで出展された作品から選出される「Future部門」の発表が行なわれる。この作品の中から次の日本ゲーム大賞が選出されることも多いので、こちらの結果も楽しみなところだ。

大賞を受賞した任天堂の「Wii Sports」チームと「モンスターハンターポータブル 2nd」チーム 特別賞はXbox 360「アイドルマスター」と「オシャレ魔女 ラブandベリー ~DSコレクション~」アーケードからの移植の新機軸タイトルと言うことで選出 グローバル賞は日本作品部門が「デッドライジング」、海外作品部門が「Gears of War」
ベストセールス賞はポケモンの「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」。世界中で驚異的なセールスを記録 久しぶりに授賞式の壇上に上がった忙しい養老孟司先生。同賞の選考委員長を務めている CESA会長の和田洋一氏。「ゲームを誰もが楽しめるようになったのはクリエイターのおかげ」とコメント


【年間作品賞部門】
■ 大賞
受賞タイトル受賞社名プラットフォーム
Wii Sports任天堂Wii
モンスターハンターポータブル 2ndカプコンPSP
■ 優秀賞
受賞タイトル受賞社名プラットフォーム
Wii Sports任天堂Wii
大神カプコンプレイステーション 2
ガンダム無双バンダイナムコゲームスプレイステーション 3
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス任天堂Wii
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカースクウェア・エニックスニンテンドーDS/Lite
Newスーパーマリオブラザーズ任天堂ニンテンドーDS/Lite
ブルードラゴンマイクロソフトXbox 360
ポケットモンスター ダイヤモンド・パールポケモンニンテンドーDS/Lite
メタルギア ソリッド ポータブル・オプスKONAMIPSP
モンスターハンターポータブル 2ndカプコンPSP
龍が如く 2セガプレイステーション 2
レイトン教授と不思議な街レベルファイブニンテンドーDS/Lite
ロスト プラネット エクストリーム コンディションカプコンXbox 360
■ ベストセールス賞
受賞タイトル受賞社名プラットフォーム
ポケットモンスター ダイヤモンド・パールポケモンニンテンドーDS/Lite
■ グローバル賞 日本作品部門
受賞タイトル受賞社名プラットフォーム
デッドライジングカプコンXbox 360
■ グローバル賞 海外作品部門
受賞タイトル受賞社名プラットフォーム
Gears of WarマイクロソフトXbox 360
■ 特別賞
受賞タイトル受賞社名プラットフォーム
アイドルマスターバンダイナムコゲームスXbox 360
オシャレ魔女 ラブandベリー ~DSコレクション~セガニンテンドーDS/Lite


□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「日本ゲーム大賞 2007」のページ
http://awards.cesa.or.jp/

(2007年9月20日)

[Reported by 船津稔]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.