価格：5,040円

メインビジュアル

　株式会社AQインタラクティブは、プレイステーション・ポータブル（PSP）用ポータブルノベル「アナタヲユルサナイ」を11月15日に発売する。価格は5,040円。CEROレーティングはC (15才以上対象)。

　「アナタヲユルサナイ」は、「弟切草」、「かまいたちの夜」など数々のヒット作を手がけた麻野一哉氏が参画する新しいタイプのアドベンチャーゲーム。シナリオ構成や画像作成といったゲームの心臓部にあたる部分は、サウンドノベルを熟知した「かまいたちの夜」以来の旧知スタッフが多数参加している。

　また、サウンドノベルには欠かすことができない要素である「音楽」を担当するのは、大ヒットRPGの音楽担当で名を知られている植松伸夫氏。今作では全体の音楽プロデュースのみにとどまらず、自身が主催する「ドッグイヤー・レコーズ」のアーティストとともに楽曲の提供も行なっているという。

　緻密なストーリーと極上の音楽が融合した本作だが、魅力となる部分はこれだけではない。PSP初となる縦画面を利用した新しいスタイルも本作の魅力となっている。物語（調査）の基本となるのは重要人物との会話となる。会話中は相手の姿が画面に表示される形となるが、重要なのは会話だけでなく表情やしぐさにあるという。相手の嘘を見抜き、真実を探しだしていくことが、事件解決の鍵となる。

【ストーリー】

竹内理々子は、父親が設立した探偵事務所の調査員。探偵として未熟で、仕事を仕事と割り切れず、ついつい暴走してしまう。職場の先輩でもある夫は見るに見かねて口をだし、いつも大喧嘩となる。 　そんな理々子に愛想をつかしたのか、ある朝突然、別れを切り出し、夫は家を出てしまう。驚く理々子に、今度は父の失踪という不幸が襲いかかる。 　所長がいなくなり、事務所は大混乱。何人もの調査員が辞め、残ったのはゲイの調査員木崎ユウジと事務員が一人だけ。事務所を維持するため、必死で探偵業務を行ないながら、父の捜索にあたる理々子。 　やがて、父の失踪と過去の陰惨な放火事件との関連がわかってくる。しかも、なぜか別れた夫もその事件を追っていた。2人の行方は交差するのか? そして、危険な真実に近づいた理々子に、また新たな災難が降りかかる! 【竹内探偵事務所】 理々子の父である、竹内武雄が廃園した幼稚園を買い取って設立した。外見は幼稚園そのものだが、内装はオフィスに改装されている。2階は所長と娘夫妻が住居として使っている

【スクリーンショット】
縦画面だからこそ可能となった人物のクローズアップシステム。注目したい部分にポイントを移動させることで、様々な情報を得ることができる。注目ポイントの移動はアナログパッドで移動させることができ、会話を進めるのはRボタンとなっている。キー操作も縦画面を意識し、遊びやすさの追求にもこだわりを感じる
事件解決の鍵となるのは会話以外に、探偵としての基本である、尾行や張り込みといった足を使った証拠集めも欠かすことはできない。また、証拠の撮影、録音など、探偵の七つ道具ともいえる小道具を駆使することも必要となる

【登場人物】
	竹内理々子（たけうち りりこ） 本作の主人公。父が設立した探偵事務所の調査員として、日夜、浮気や身辺調査にあたっている。おおざっぱな性格だが、これと決めたら突っ走る。が、意外とくよくよとした一面もある。メカニカルなものは苦手で流りモノにもうとい		竹内武雄（たけうち たけお） 理々子の父。竹内探偵事務所の所長。元は刑事だったが、ある時いきなり退職。廃幼稚園を買い取って探偵事務所を設立した。見た目は茫洋としているが敏腕刑事だったらしい。しかし、その頃のことは謎に包まれている

木崎ユウジ（きざき ゆうじ） 竹内探偵事務所の調査員。沈着冷静。論理明晰。理々子の優秀なパートナーであり、よき理解者。右耳のピアスは、ゲイの表明。調査のため、キャバクラに潜入することもあり、そんなときは泣きたくなる

草薙 学（くさなぎ まなぶ） 理々子の夫であり、探偵としては先輩でもある。非常に現実的、実際的な考えの持ち主で、主観だけで雑に動く理々子にいつもイライラしている。いきなり、理々子に離婚をつきつけるが、何かを隠しているようにも見える。趣味は競馬と釣り

【スクリーンショット】
理々子の元に舞い込む様々な依頼。 その裏で繋がる蠢く陰謀。 身近な人たちの失踪……。 そして、事件のカギを握る謎の少女。 全ての事件は、1つの真相に繋がりやがて、 理々子は大きな選択を迫られる。 アナタヲユルサナイ……

■ 予約特典は「アナタヲユルサナイ ミニサントラCD」

※ジャケットは仮のものです。また、仕様は予告なく変更する場合があります

　本作の予約特典は、植松伸夫氏が手がけたテーマ曲他を収録したミニサントラCD。パッケージは本作のキャラクタデザインを担当する「たかなし しん」氏の書き下ろしによる、豪華紙ジャケット仕様となっている。数に限りがあるため、予約時にあらかじめ確認しておくといいだろう。

(C) AQ INTERACTIVE 2007

□AQインタラクティブのホームページ
http://www.aqi.co.jp/
□「アナタヲユルサナイ」のページ
http://www.aqi.co.jp/product/anayuru/

(2007年9月18日)

[Reported by 志賀康紀]