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会場:幕張メッセ (4~6番ホール)
入場料:700円(前売り)、1,000円(当日)、小学生以下(保護者同伴)と60歳以上は無料
タイトーブースの主役級タイトルは、オンライン対戦カードゲーム「悠久の車輪」。今作は親会社であるスクウェア・エニックス所属のクリエイター吉田明彦氏がメインビジュアルを描き、カードイラストにもスクウェア・エニックスの著名なクリエイターが参加するという話題作。「悠久の車輪」用のスペースはブースの4分の1を占め、8つのサテライト筐体とターミナル筐体が大々的に出展されていた。ドリフト走行に特化した「D1GPアーケード」や、単純明快なカーアクション「チェイスHQ2」など大型筐体ゲームが出展され、「大型筐体物といえばタイトー」というイメージがブースの雰囲気から伝わってきた。
● 「悠久の車輪」
ゲームを始めるには、NESYSカードとプレイカード4枚が入ったスターターパック(予価500円)を購入する。1プレイ300円で、プレイ後にはカードが一枚排出される予定。開発完成度は65%ということだが、バトルシーンは完成に近い状態。ショーバージョンでは、COM戦モードのみ選択できた。
パーティーメンバーにはキーパー(攻撃力は高いが機動力がない)、シーカー(機動力が高い)、マスター(遠距離攻撃が可能)の3タイプがあり、「キーパーはシーカーに強く、シーカーはマスターに強く、マスターはキーパーに強い」という3すくみ要素が発生する。パーティーメンバーの相性を確認して攻撃させることが重要だ。
HPがゼロになったパーティーメンバーは、プレイスクリーン上にドクロマークが出て操作不能になる。この場合、一度プレイスクリーンの外に出し、一定時間後にMPを支払うことで復活させることができる。 エレメンタルを生成して魔法陣を作り、強力な召喚獣を呼ぶことが戦闘のキモ。エレメンタルを設置したい場所でパーティーメンバーのカードをこすり、エレメンタルボタンを押すことでエレメンタルが生成される。生成されたエレメンタルと召喚士ユニットを結ぶラインが発生。このラインで三角形以上の多角形ができると、魔法陣ができたことになる。魔法陣を構成するエレメンタルは最大6カ所まで設置可能で、数が多いほど召喚ゲージが早くなり、魔法陣の面積が広いほど召喚獣の滞在時間が長くなる。召喚ゲージが貯まった状態でアビリティボタンとエレメンタルボタンを同時押しすると、召喚獣を呼ぶことができる。
一定時間画面に滞在し、敵パーティーメンバーをいとも簡単に撃破しながら敵召喚士に突貫していく召喚獣は一発逆転の可能性を秘めている。そのため魔法陣を張ろうとするのだが、敵CPUにエレメンタル生成の隙を狙われることもしばしばあった。現バージョンでは少々魔法陣展開がハイリスクのような気もするが、完成版に期待したい。プレイスクリーンを使ったゲームに共通する長所だが、プレイスクリーン上にユニット情報が投影されるので忙しくカードを操作させる手元を見ると同時にフィールド全体を見渡せるので遊びやすい。カードイラストも著名なイラストレーターが多数参加しているので、トレーディングカードとしても価値のある物が見込めるはずだ。現在展開されている「アクエリアンエイジ」の筐体を使った、ソフトのみの交換は未定という。
● 「チェイス H.Q.2」
プレーヤーは「パトカー」、「マッスルカー」、「スポーツカー」の3タイプ・3色の全9車種から好きな車を選択し、自分の車を逃走車に当ててダメージを与え、停車させることでミッションクリアとなる。アニメセル調のトゥーンシェイド画面は輪郭線が非常にはっきりとしており、一般車や障害物を紙くずのように弾き飛ばしていくというゲーム性に最適なポップ・イメージを演出する。ストック制のニトロボタンを押すと、画面が歪曲したような状態になり時速300kmをオーバーする。「最後の一撃」という表示が出たときにニトロでアタックすると逃走車が派手に吹っ飛ぶというアメリカンな演出がたまらない。
「パトランプボタン」の実装により筐体上部の高精彩LEDランプとサイレンが作動(会場でも非常にけたたましく鳴っていた)。ゲームセンターでのアピール性は抜群のギミックといえる。通信対戦では最大2人まで同時協力プレイ可能。タイトーのネットワークサービス「NESYS」は未対応で、磁気カードによるデータ保存機能も無い。今作は12月の発売を予定している。
(C)TAITO CORPORATION 2007 ALL RIGHTS RESERVED.
● 「ハーフライフ 2 サバイバー Ver2.0」
新ジョブの「メディック」は回復キットを所持しており、武器切り替えボタンで選択しキットを自分に打つことでヘルスの回復が可能となっている。チームメイトのヘルスを回復させることも可能で、チームのメンテナンスとして機能する。 (C)2007 Valve Corporation. All rights reserved. Half-Life, the Half-Life logo, Valve, the Valve logo, the Lambda logo, Half-Life 2:Survivor and the Half-Life 2: Survivor logo are trademarks or registered trademarks of Valve Corporation in the United States and or other countries.(C)TAITO CORPORATION 2007 ALL RIGHTS RESERVED.
● 「D1GP アーケード」
マシンは実在のプロドライバーの乗る競技車両を再現しており、カローラ・レビンやフェアレディZ、スカイラインGT-Rで華麗なドリフトを決めることができる。筐体は32インチの高画質ワイド液晶モニター、「バトルギア」シリーズより画面は横に長い。 ドリフトポイントは、後輪が横滑りしている間の「ドリフト持続時間」、ドリフトの角度の大きさ「ドリフトアングル」、「コーナー進入速度」の3点で決定。ドリフトを意識せずにコーナーに入っただけでも、補正されてある程度はドリフト走行らしくなるため派手でスタイリッシュなドライブを感じることができる。ドリフトになっていない場合は「カウンターを当てろ」などと説明がでる点も親切。
タイトーのネットワークサービス「NESYS」には未対応で、磁気カード「D1GPカード」で「最後にプレイした」ゲーム成績を保存可能。ゲーム終了時には画面にQRコードが出現し、携帯のQRコード読み取り機能でWebランキングに参加することができる。 (C)TAITO CORPORATION 2007 ALL RIGHTS RESERVED. (C)YUKE'S CO.,LTD. ALL RIGHT RESERVED. (C)D1 Corporation
□第45回 アミューズメントマシンショー オフィシャルサイト (2007年9月13日) [Reported by 福田柵太郎]
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