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大仁田厚氏が事務所を設立
ニンテンドーDS用政治クイズゲーム参入で「ファイヤー!」

8月11日 開催

【いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS】
9月27日 発売

価格:3,990円

「事務所設立ということで」と記者陣に求められて「ファイヤー!」を披露
 プロレスラーとして有名で、平成13年からは参議院議員として政界で活躍。しかし、7月で政界からの引退を表明した大仁田厚氏が「株式会社 大仁田厚事務所」を設立すると共に、監修を手がけたニンテンドーDS用ゲームソフト「いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS」の制作発表会を開催した。「いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS」は、株式会社マイルストーンから9月27日に3,990円で発売される。

 「いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS」は、政治にジャンルを絞り込んだクイズゲーム。モードは大きく「ストーリーモード」、「クイズモード」、「サバイバルモード」の3つに分けられ、メニュー画面で選択してそれぞれ楽しめる。

 「ストーリーモード」は、ストーリーを追いながらクイズを解いていくモード。悪の覆面に暗示をかけられた議員により国会が乗っ取られてしまう。プレーヤーは議員として秘書や大仁田厚氏と共に、覆面に乗っ取られた各県をまわり、クイズで覆面と戦い勢力を取り戻していく。

 ストーリーモードをスタートさせると、いきなり内閣不信任案が提出され衆議院が解散。危機的状況からストーリーがスタートする。プレーヤーはクイズに答え国を救うことができるだろうか? 冒頭を少しプレイしたが、「次のうち日本の国会議事堂は?」という問いに写真を見て答える問題や、「内閣○○○○○○○」の言葉の穴埋めなど比較的簡単な問題からスタート。しかし、「参議院も解散することがある」といった少し難しい問題も用意されており、徐々に難しい問題も登場してくるようだ。

 「クイズモード」では好きなジャンルを選択して問題に答えることで、クイズを楽しみながら勉強することができる。ジャンルとしては、選挙を始めとした政治制度を扱った「制度」、委員会などを含む「国会」、内閣や中央省庁などの「行政」、このほかにも「司法」、「地方自治」、「国際」、「歴史」などが用意されている。各ジャンルからランダムで出題される「ランダム」などでクイズを楽しむこともできる。

 「サバイバルモード」では、ランダムで問題が出題され、間違えると即ゲームオーバーという厳しいモード。また、このほかにも「問題リストモード」があり、出題された問題の確認と正解したかどうかなどを見ることができる。もちろん解説を確認することもできるので、ここで間違えた問題の学習を行なうこともできる。

【スクリーンショット】
メニュー画面。細かくジャンル分けされ各ジャンルごとにクイズを楽しむこともできる。また、解答したクイズの成績をグラフで表示してくれる機能も搭載
【クイズ画面】
クイズは選択式のものもあれば、写真が表示されるタイプの問題や、文字を入力するクイズも用意されている
【ストーリーモード】
ゲームは、大きく「クイズモード」、「ストーリーモード」、「サバイバルモード」がある。ストーリーモードでは、話の進行に合わせ途中で出題されるクイズを解いていく。ここでは悪の覆面に暗示をかけられた議員により国が危機に陥る……といったストーリー。覆面 (左写真) に押さえられた各県をまわり、クイズで戦い勢力を取り返していく


 制作発表会に挑んだ大仁田氏は、「政治を扱ったソフトはないということで、初の試み」とアピール。監修を行ない自身でもプレイしたと言うことだが、「はじめてプレイして難しい。政治の細かいところまで全て憶えている政治家がどれくらいいるのか?」とハードな仕上がりになっているという。ソフトが100%とした場合、大仁田氏は「自分は75点くらい……追試はないかな (笑)。政治家だったら100点じゃないとダメだろうから、(自分は)まだまだ未熟だと思った」と続けた。

 政治家であればこういった監修を行なうことはできないが、政界を引退したため今回の監修が実現した。大仁田氏は「(政界引退で) 『立つ鳥跡を濁さず』というが、濁しまくっている。でも、良いんじゃないかな。朝のテレビのワイドショーでも政治の話題をガンガンやっている。政治を語って、どんどん良くなればいい」とコメント。

 「いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS」については、「ぜひ国会議員の方にやってもらいたい」と語り、今回の参議院選挙で初当選を果たした議員の名前を挙げ「そういった人たちに遊んでもらって競い合って欲しい」とした。

 同作は政治の知識を楽しんで勉強できるソフトだが、「政治の世界はそれだけではない」と大仁田氏は語る。「小泉元首相は質疑応答の答弁で『人生色々です』と答えた。これには『おい、良いのか? そんなこと言っていいのかな』と思ったが、小泉さんだから許される。安倍首相だったら許されなかった。あの資質はどこにあるのか? このゲームをプレイしたら安倍さんのほうが (点数が) 上だと思う。でも、総合的な政治力は安倍さんより小泉さんのほうが上。このゲームではそれまでは計れない」と分析してみせた。

 では、このソフトの意義はどこにあるのか? それについて大仁田氏は「政治を知らない人でもこのゲームをプレイすれば、政治にツッコミを入れられるじゃないですか」と語り、楽しんでプレイし、より多くの人に少しでも政治に興味を持ってもらいたいようだった。また、ゲームをプレイすることで「わからないものが、わかりやすくなります」ともアピール。

 政治の仕組みなどについては学生時代にみっちりと勉強しているはずだが、細かいところで意外に忘れているもの。大人にとってこのゲームは、楽しみながら昔学んだ知識の鍵を開けてくれる一助になりそうだ。

「株式会社大仁田厚事務所」の事務所開きということで、記者会見に挑んだ大仁田氏。ゲームソフトをアピール パッケージ。タイトルはもちろん監修を行なっているということで、大きく大仁田氏が描かれている


(C)2007 MILESTONE INC. / (C)2007 Regista

□大仁田厚氏のホームページ
http://www.onita.co.jp/
□「いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS」のページ
http://www.onita.co.jp/ds/
□マイルストーンのホームページ
http://www.mile-stone.co.jp/
□「いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS」のページ
http://www.mile-stone.co.jp/product/onita/onita_top.html

(2007年8月11日)

[Reported by 船津稔]



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