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【ソルフェージュ ~Overture~】
価格:3,000円
「ソルフェージュ ~Overture~」は、今冬発売予定のミュージックアクションアドベンチャー「ソルフェージュ」のプレリュードディスク。本編の少し前の物語「少女達の園」が収録されており、主題歌「Little wing」のミュージックアクションゲームも楽しめる。さらに、キャラクタデザインを手がける椋本夏夜氏の描き下ろしコミック「序章」マキシCDなどが同梱されている。 発売記念イベントは購入者を対象にしたイベント。この日取材した川崎のほかに、前日には秋葉原・ソフマップ秋葉原1号店、当日にも秋葉原・ラオックスアソビットゲームシティでも開催されている。
イベントは、主人公・宮藤かぐら役の榊原ゆいさんによるミニライブから始まった。自らが持つ7枚の中から選んだという浴衣姿で登場した榊原さんが、「ソルフェージュ」の主題歌で、かぐらのキャラクタソングでもある「Little wing」と、「高屋すくね」のテーマソング「Kaleidoscope」を披露した。
続いて、工画堂のイベントではおなじみとなった司会の桜ふみさんが登場してのトークステージ。榊原さんは前日に「ソルフェージュ ~Overture~」をもらい、早速自宅でプレイしてみたという。「ミュージックアクションゲームが好きで、自分が歌っているだけではなく、作詞作曲まで手がけた曲が、そのミュージックアクションゲームになっていることに感激しました。でも、なかなか難しくてクリアできなくて、何度も何度も挑戦してしまいました。自分が作曲しているのに! ですよ(笑)」と嬉しさの中にちょっと悔しさをにじませながら語った。 作詞作曲の話題では「工画堂さんからの最初のオファーでは作詞作曲を全曲という話だったのですが、時間の問題ですべてを満足のいく曲にするのは難しいので作曲は一部にしました。でも、作詞は『全部したいです』と希望して、すべてやらせていただいています」という。「Overture」に収録されている曲については「『Little wing』はゲームの主題歌であり、かぐらちゃんのキャラクタソングなので、主題歌としてゲーム全体の世界を考えながら、かぐらちゃんのイメージも盛り込むのが難しかったです。すくねさんのテーマソング『Kaleidoscope』は、彼女の設定などから“万華鏡(Kaleidoscope)”のイメージが伝わってくるようでしたので、このタイトルに決めました。歌詞もすくねさんのストーリーをプレイしたらよくわかるので、プレイした後によく聴いてみてください」とアピールしていた。 作詞をするときについて聞かれると「私の場合はいろんな歌の依頼が来るので、特にこれという方法はないのですが、先にタイトルを決めて世界を作り、歌うキャラになりきることから始めます。まったくの別人になることで、男だったら、男の引き出しから言葉が出てきて、歌詞にしていきます」と説明した。 最近のお気に入りのCDについての質問には「私は洋楽が好きで、最近はNe-Yoという人の歌にはまりました。お風呂ではボサノバや、カフェでよく流れているような音楽を聴います。仕事では作曲したり、自分の歌を覚えようと思って何度も聴いたりしているので、他の人の曲を聴いてリラックスするようにしています。いろいろな曲の入っているオムニバス系のも好きですね」と音楽そのものが好きな様子を伺わせた。
トークの後には、賞品をかけたジャンケン大会が行なわれ、再び「Little wing」を披露。最後は来場者全員との握手会でイベントは終了となった。
■ 榊原ゆいさん、イベントの感想を語る
――今日のイベントはいかがでしたか? 榊原さん: 2日間で3店舗ということで怒涛の週末だったわけですけど、すごくたくさんのお客様がいらっしゃって、またゲームも本編の前の「Overture」ということですが、楽しんでいただけているようで良かったです。私も実際にやったんですけど、EASYモードで撃沈しまして、イベントするものとしてこれはいかんということで、これから練習しようと思っています。イベント自体は、皆さんも積極的にアンケートを書いてくださり、プレゼントもいろいろあり、かなり豪華かつみんなで楽しめるイベントになったのではないかなと思います。 ――スタジオの収録とイベントで歌うことの違いは? 榊原さん: レコーディングの場合は形として残るので、一番いい最高のものにするために、気持ちを入れて歌います。ライブでは、ライブ感重視でみなさんが一緒に楽しめるように、そこは“ノリ”の気持ちで歌っています。レコーディングとライブでは違うのですが、私はどっちも好きです。 ――曲を作る上でのエピソードは? 榊原さん: 「Little wing」は、かぐらちゃんのテーマであり、主題歌でもあることが難しくて、最初のとっかかりまでは時間がかかったのですが、その後は作詞作曲とも順調に進みました。まだこのときは、音声収録前でかぐらの声を決めていなかったんですけど、こんな感じなんだろうなと考えて、さわやかにかわいく歌わせていただきました。すくねさんの曲「Kaleidoscope」は、彼女はすごく神秘的な方で、どんな形になってもすごくお綺麗で心が奪われる「万華鏡みたいな方だな」と思ったのでタイトルを決めました。歌い方も、大人っぽい感じにし、彼女の「髪が風になびく」イメージも歌詞に差し込んでみたりしています。 天野まりさんは、「ツン」で素直になれないというのを逆の意味で「Obedience」(従順な)っていうタイトルにしました。まりさんの心の中の「本当はこういう気持ちなんだ」というのを詞にしています。幸村ちほちゃんは、「friendliness!」というタイトルにしたのですけど、今回は「Friendly」よりも上の意味を込め、また歌詞でも「especially」という言葉を使ってみたりして、普通より上の単語にすることで“もっと”感を出してみました。すごい明るくてかわいくてキュートな曲なので、声もキュートポップな感じで歌わせていただきました。 エンディングは「Crossroad」という歌で、誰と誰が……かはわかりませんけど“これから2人で歩いて行こうね”という雰囲気の曲にしています。 ――最後にファンの皆様に一言お願いします
榊原さん: ミュージックアクションゲームという、私がいままで参加させていただいたことのないジャンルに参加させてもらうこと自体が楽しいのですけど、さらに自分が作った曲がミュージックアクションゲームになるのは、あまりない経験だし、私自身も音楽も歌も大好きなので、こういう形でまた皆さんに歌を聴いていただいたり、リズムを感じていただけるのがすごい嬉しいです。ライブの楽しみ方はもちろん、リズムだったり、Angel Noteさんが作るアレンジのリズムだったりとかを、いろんな角度から楽しめる歌になってると思うので、いろいろな楽しみ方を自分で作って楽しんでもらいたいです。
□工画堂スタジオのホームページ (2007年7月12日) [Reported by 滝沢修]
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