|
【「KILLZONE2」】
会場となった「Sushi Roku」はカウンター形式の寿司屋で、日本人スタッフも勤務している。夜9時にスタートしたイベントなので、夜食をつまみつつ、デモンストレーションのスタートを待つ格好となった。デモ自体は別室で行なわれ、同タイトルの開発を手がけるGuerrilla Games(SCEIの欧州法人であるSony Computer Entertainment Europeの完全子会社)のスタッフによる説明と、実機による映像が上映されただけだったが、同時にプレスリリースとスクリーンショットが公開されたので、本稿にて掲載させていただく。 「KILLZONE2」は、プレイステーション 2で発売された「KILLZONE」の続編となる作品。「KILLZONE」はSCEEによって海外でリリースされたが、日本においては株式会社セガからのローカライズ版が発売されている。詳しくは過去のゲームレビューをごらんいただきたいが、基本的に人体サイズのキャラクタ同士が戦うFPS(一人称シューティング)。PS2でのグラフィックスが評価の高かったタイトルだ。 「2」は、前作と同じくFPSスタイルのタイトルとなっているが、ソニー純正のゲームエンジン『PLAYSTATION Edge』による、モーションブラー、シャドウマップ技法(デプスシャドウ)によるセルフシャドウ、被写界深度の再現などの技法はもちろん、アンチエイリアシング付きで1,280×720ドットでレンダリングされることにより、PS3のパフォーマンスを引き出したグラフィックスの向上が見て取れた。 とくに、地面に伸びる影で、建物の影に隠れていた敵を先に発見して攻撃するといったシチュエーションで、このグラフィックスパワーの向上が実感できている。 物理エンジンも採用されており、銃で障害物を破壊し、壊れたところから射線を確保して新たに攻撃を加えることができるなどの工夫も見られる。また、サウンドは7.1chのサラウンドに対応している。 「2」では、基本的に5人による特殊部隊で行動するようだ。前作の惑星ベクタへの惑星ヘルガーンの侵略部隊「ヘルガスト」の襲撃から2年後、ISA(インターナショナル・ストラテジック・アライアンス:国際戦略同盟)は、「ヘルガスト」の母星を奪取せんとしていた。今回のISA部隊の目的は、「ヘルガスト」のリーダーである皇帝を捕らえること。 ゲームモードはシングルプレーヤーキャンペーンとマルチプレーヤーモードを用意。前作にも採用されていた人工知能(A.I.)もパワーアップし、敵味方ともにリアリティのある動きをするという。また、ウェポンもブラッシュアップされ、前作でも登場したロケットランチャーなども確認できた。2種類のスコープモードも確認でき、空中を移動できる乗り物などもオープニングでは姿を見かけた。さらに、中ボスか? と思われた体格のいいヘルガスト兵との交戦シーンなどもあり、確実にスケールアップしている。
海外ではSCEEがパブリッシャーとなるが、気になるのは日本でのリリース時期とパブリッシャーはどこになるのか? ということ。前作はマルチプレイが削られたりして悲しい思いをしたが、今回はぜひ、仕様を海外版と同じものでリリースして欲しいものだ。
Killzone 2 (C) 2007 Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Guerilla. Killzone is a registered trademark of Sony Computer Entertainment Europe. All rights reserved.
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ (2007年7月11日) [Reported by 佐伯憲司]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|