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ゲームハイ、ミリタリー系FPS「Sudden Attack」発表会を開催
6月15日よりクローズドβテスター募集を開始

6月14日 開催

 株式会社ゲームハイは6月14日、Windows用ミリタリーオンラインFPS「Sudden Attack (サドン アタック)」の日本国内でのサービス展開についての発表会を開催した。

 「Sudden Attack」は、特殊部隊とテロリストの戦いを描いたアイテム課金制のミリタリー系FPS。発表会では、韓国でのデータとして、登録会員数1,000万人、1カ月のユニークユーザー数は430万人、同時接続者数は25万人といった数字が示された。韓国のメディアの調査では、2006年8月から現在まで43週連続で、オンラインゲーム市場ランキング1位の人気を集めているという。

ゲームハイ代表取締役社長の新島裕氏
 発表会ではまず、ゲームハイ代表取締役社長の新島裕氏が壇上に上がった。ゲームハイは、「Sudden Attack」や「DEKARON ONLINE」を手がける韓国Gamehiの日本支社として設立されたもので、日本では「Sudden Attack」が初のタイトルとなる。

 新島氏は、「Gamehiがこれから世界に羽ばたいていくために、ゲーム先進国である日本で事業を始めることになりました。韓国オンラインゲーム市場で会員数・接続者数が第1位にランキングされている『Sudden Attack』のサービスを開始させていただきます」と挨拶した。

Gamehi General Managerのイム・オクソブ氏
 次に、Gamehi General Managerのイム・オクソブ氏が、韓国における「Sudden Attack」の人気とその理由を説明した。まず第1に、ゲームの敷居を下げて間口を広くするための施策として、アイテム課金制の採用、Pentium IIIクラスのPCでも動作するプログラムの設計、初心者用サーバー設置などの初心者向け支援を行なっているとした。

 第2に、ユーザーに合わせたゲームの仕様として、短時間で気軽にプレイできるゲームデザインを柱としている。具体的には、ゲームへの途中参加・退場が可能になっているなど、カジュアルにプレイできることを目指して作られている。

 第3は、コミュニティの拡大のためのサポート。ボイスチャットやメッセンジャーのほか、WEBと連携したクランシステムやランキングシステムを搭載する。さらに、より大規模な上位クランを形成できるオピニオンリーダーの発掘と育成を行なうとともに、そのオピニオンリーダーにのみ行使できる管理ツールが用意され、大小さまざまなコミュニティをつなぎ合わせている。

 このほか、韓国では「Sudden Attack」専門のテレビ番組が放送されており、大会の様子などが扱われている。大会では数百万円という賞金が用意されるとともに、上位に入賞した選手にはプロゲーマーへの道も開かれているという。

会場で上映された「Sudden Attack」のテレビ番組。対戦の様子を解説を交えながら楽しめる。日本のテレビ番組になぞらえると、スポーツ中継の観戦というよりも、一般人が参加するエンターテイメント系の番組に近い


Gamehi Project Managerのキム・ボキュ氏
発表と同時に今後のスケジュールを一気に公開。会場では日本語版もプレイでき、かなり準備を進めてきているようだ
 続いて、Gamehi Project Managerのキム・ボキュ氏が、日本でのサービス展開について説明した。今後のスケジュールは、まず6月15日9時から25日12時までクローズドβテスターの募集が行なわれる。募集人数は10,000人。その後、6月28日から7月17日までクローズドβテストが行なわれ、順調に進めば7月26日から実質的な正式サービスとなるオープンサービスが実施される。

 プロモーション展開としては、PCメーカーとの提携による推奨PCの発売、ネットカフェへの展開、パッケージ版の販売、ミリタリー関連企業との提携などを検討しているという。

 またゲーム内容についての説明も行なわれた。この中でアイテム課金について触れた際には、「有料アイテムがゲームバランスに影響しないことを約束している」と語られた。実際のところ、有料アイテムに攻撃力の高い武器などは存在するのだが、圧倒的な差を生むようなバランスにはならず、同様のビジネスモデルを持つタイトルと比較しても、有料ユーザーと無料ユーザーの差が少ないということのようだ。

 ゲームモードは、単純に敵を倒すデスマッチモードや、目標の破壊と防衛に分かれるミッションモード、オブジェクトを一定時間占領すると勝利になる占領モードなど、複数用意される。マップも20種類が実装されており、今後も毎月1つ以上のマップやキャラクタモデルを実装するとしている。

 またゲーム内に様々な機能を実装しているのも特徴。アイテムの購入やクランの管理はもちろん、ボイスチャット機能も内蔵している。ブラウザや外部ツールを使うことなく、ゲーム内で全て完結するよう設計されている。

 動作環境は、Pentium III 800MHz以上のCPU(Pentium 4 2GHz以上推奨)、256MB以上のメインメモリ(512MB以上推奨)、32MB以上のビデオメモリを搭載したビデオカード(64MB以上推奨)など。ゲームパッドには現状非対応だが、今後対応する方向で検討していくとしている。

 このほか発表会の質疑応答の中で、アーケードへの進出も考えていることが明らかにされた。また会場には、Gamehi会長の金健一氏も来場。今後のゲームハイについて、「日本と米国は海外展開の柱と考えている。2年以内に6本のタイトルを展開したい」と述べた。

【スクリーンショット】
静止画で特別に美しく見えるわけではないが、比較的低スペックなPCに合わせてデザインされた割には、良好なグラフィックスになっていると感じる


COPYRIGHT 2007 GAMEHI INC. ALL RIGHTS RESERVED.

□ゲームハイのホームページ
http://www.gamehi.net/JPN/
□「Sudden Attack」のページ
http://www.suddenattack.jp/

(2007年6月14日)

[Reported by 石田賀津男]



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