|
株式会社カプコンは、米Valveが提供しているPC向けゲーム配信システム「Steam」にて、Windows用ゲームソフトの配信を6月より順次行なっていくと発表した。 「Steam」は、ソフトのダウンロードや購入、ランチャー機能を備えたソフトで、公式サイトから無料でダウンロードできる。日本語を含め数十種類の言語に対応しており、ソフトのダウンロード販売のほか、無料のデモ版なども配信している。 「Steam」の参入企業を見ると、「Half-Life」や「Counter Strike」を擁するValveを始め、「Call of Duty」シリーズのActivision、「Tomb Raider」シリーズのEidos Interactive、「Civilization」シリーズの2K Gamesなど、海外の人気パブリッシャーが名を連ねている。カプコンでは、日本メーカーの参入は今回が初めてとしている。 カプコンが配信を予定しているタイトルは、配信開始予定順に、「デビル メイ クライ 3 Special Edition」、「鬼武者3」、「ロスト プラネット」、「スーパーパズルファイターII ターボ HD Remix」の4タイトル。最初の「デビル メイ クライ 3 Special Edition」は6月中に配信を開始し、その後順次、年内に計4タイトルを配信予定としている。いずれも日本語を含む、複数の言語に対応するという。 価格は発表されていないが、「Steam」で配信されているタイトルにならった、10~50ドルのレンジで販売される予定。ドル建てでの決済となるが、日本のクレジットカードで購入できる。
同社はリリースにおいて、「PCゲーム市場は海外を中心に年々拡大している。このマーケットにおいてシェアを拡大すべく有力コンテンツを投入し、ユーザー層の拡大を図っていきたい」としている。「Steam」での展開を足がかりに、世界的なPCゲーム市場への本格参入を図りたいという狙いのようだ。
(2007年6月12日) [Reported by 石田賀津男]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|