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価格:7,140円
15媒体(同媒体から複数出場もあり)が集まった大会は、4回の予選(4×3組+3×1組)を「筑波サーキット」を4周、2回戦は「Sunset Infield」を4周、そして決勝戦は「鈴鹿サーキット」を7周という長丁場で争われた。予選、2回戦は各組上位2名がコマを進められ、決勝戦は3位までに賞品が出るという豪華なものだ。 プレイ環境は、Xbox 360を3台使ったトリプルモニタ(モニタを中央と左右に配置し、視界が横方向に3倍になる)仕様に、「Forza」と同日発売されるステアリングコントローラ「Xbox 360 ワイヤレス レーシング ホイール」と、プレイシートエボリューションというゴージャスな環境。さらにこれを4セット、システムリンクで接続してある。トリプルモニタ仕様は、個人で実現しようと思えばできるが、ちょっと必要経費が高くつくといえば高くつく環境ではある。 セッティングに戸惑うことがあったものの、大会は多少時間を押しながらも進行した。トラクションコントロールやブレーキアシスト、そしてMT/ATの選択は自由。マシンチョイスはランボルギーニ・ガヤルド、ポルシェ911などの欧州車とホンダ・NSX、三菱・ランサーエボリューション、マツダ・RX-7などの国産車のなかからこれまた自由に選んでいいというルール。 トーナメント戦でトータルタイムのみが争われ、その上位2名が次のステップに進むという勝負となったため、組ごとにレベルの格差がかなり生じた。事前に練習したのは10分程度という媒体が多かったこともその一因だが、筑波サーキットのラップ平均が1分を切る組と、そうでない組があった。GAME Watchからも中野戦闘員2号が出陣したが、運悪くこの「1分を切る組」になり、58~9秒台の争いに巻き込まれた。ラストラップに2位の車に肉薄したが、バックストレート手前のコーナーで痛恨のスピン。3位に終わり、1回戦で姿を消した。
■ 魅せるプレイ(?)で会場を沸かせた織戸氏
運営側の手違いで、スペックが落ちたマシンをドライブすることになってしまった織戸氏は、もちろんあっという間にダントツのビリ。ところが、先頭集団がラストラップに突入したところで逆走を開始。会場は最高潮の盛り上がりを見せた。 織戸氏は同じチームで戦う土屋氏をアシストすべく、最終コーナーからシケインを通過、130Rをトップで抜けてきた服部氏をブロックしようと突っ込んだものの、すばやく危険を察知した服部氏に華麗にかわされ、なんと2位を走っていたチームメイトの土屋氏とクラッシュ! その後、谷口氏とも接触したものの、結局服部氏の独走をアシストすることになってしまった。「ゲームですから、ぶつかってもお金はかかりませんから」と言っていた織戸氏だが、別の意味で緊張感あふれるイベントになった。 ドライバー諸氏からは「知らないコースはレースゲームで覚える(土屋氏)」とか、「ゲームは得意じゃないですけど、レースゲームは別ですね(服部氏)」といった発言があったとおり、昨今、プロのスポーツ選手もゲームのリアリズムには注目している。「Forza Motorsport 2」をプレイして、谷口氏も「今まではゲームだから、と負けても言い訳してましたけれども、これは負けると悔しいですね」と本物度にはお墨付きをもらっていた。自らがGT選手権などでドライブしているマシンが収録されているということもあって、本気で遊んでいた姿が伺えたのは興味深かった。 でも、「このゲームで興味を持ったら、ぜひサーキットに観戦に来てください」とアピールしていた各氏。負けず嫌いを自認するだけあって、トーナメント入賞者にも「本物のマシンなら負けない」と最後にアピールして会場を去っていた(笑)。
4月に発売された「テストドライブ アンリミテッド」に続き、Xbox 360にまたクルマを題材とした大型ゲームが登場する。ドライブシミュレーターとして「Forza」のできばえが気になる人は、現在デモバージョンがXbox Liveを通じてダウンロード可能だ。一度体験してみるといいだろう。
□Xbox 360のホームページ (2007年5月17日) [Reported by 佐伯憲司]
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