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ソニー株式会社は16日、2006年度の連結業績を発表した。ゲーム分野に絞ってお伝えすると、売上高は1兆168億円で6.1%増となったが、営業利益は2,323億円の損失を記録した。 日米欧においてプレイステーション 3が発売されたことにより全体で増収となったが、プレイステーション 2、およびPSPにおいて昨年に比べ販売数量が減少を記録し、さらにプレイステーション 2の価格改定を行なったことから減収となったとしている。 ハードウェアの全地域における生産出荷台数は、プレイステーション 3が550万台、プレイステーション 2が前年同期比202万台減の1,420万台、PSPが前年同期比570万台減の836万台となっている。 ソフトウェアに関しては全体で減収を記録。プレイステーション 3用ソフトが発売され、PSP用ソフトが増収を記録しているが、プレイステーション 2用ソフトが減収となったことから全体でも減収となっている。ソフトウェアの生産出荷本数については、プレイステーション 3用ソフトが1,320万本、プレイステーション 2用ソフトが3,000万本減の1億9,300万本、PSP用ソフトは1,250万本増の5,410万本となっている。 2,323億円もの損益を出した理由については、プレイステーション 3の導入期において製造コストを下回る価格を設定したことと、立ち上げ関連費用が発生した点を挙げている。ちなみにPSP部門に関しては、「ハードウェアの継続的なコストダウンなど (同社資料)」により増益となっている。
なお、2007年の展望については、PS3の日米欧での展開が本格化することにより、増収を見込んでいるという。具体的には「急速な製造コストの削減」と「ソフトウェアタイトルの充実」によって営業損失の大幅な縮小を目指すとしている。 (2007年5月16日) [Reported by 船津稔]
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