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会場:吉祥寺スペースファン
FPSゲーマーにとっては2006年11月に開催された「BIGLAN socket 5」以来のLANパーティーイベントとなるが、開催条件だった40名の枠が、開催の可否を決定する直前になってようやくクリアするなど開催まで困難も伴ったが、フタを開けてみれば40名の参加者に加え、多数のビジターが詰めかける人気ぶりだった。
■ LANパーティーはゲームイベントから遊び場へ。ユーザーコミュニティの可能性を見た!
来場者たちは、自前のPCを持ち込み、普段プレイしている「Counter-Strike: Source」や「Counter-Strike: 1.6」のみならず、「WARSOW」、「Warcraft III」、「FLATOUT 2」といったPCタイトルを中心に仲間同士でプレイしていた。 4日18時から始まったLANパーティーは、「WARSOW」や「Nexuiz」といった無料タイトルを用いたトーナメントや有名プレーヤーのシュートアウト、スポンサーによる即売会が未明から行なわれるなど、参加者達を飽きさせない充実したイベントが用意されていた。 この日のイベントを通じて最も面白かったのは、PCやゲーム機を片手に集ったユーザーが思い思いの楽しみ方をしていたところだ。訪れたビジターを交え、ニンテンドーDSのような携帯ゲーム機や、将棋盤を持ち込んで会場の一角で対戦を行なったり、ユーザー同士でイベント会場のテナントに入っているコスプレ居酒屋に出かけたりと、思い思いの楽しみ方で「Night LAN」を消化できたようだ。友人の顔を見に気軽に会場に立ち寄り、お目当てのPCゲームを遊ぶ目的以外にも遊びの可能性を見出していた点が興味深かった。 川田氏によれば、クラン主催のイベントの為、参加者の多くが知り合い同士だという。参加ユーザーの即席チームによる「Counter-Strike: Source」での対戦は大きな盛り上がりを見せられるなど、コアユーザーによるコアユーザーのためのイベントという側面が強かった。今後は参加ユーザーだけで設営機材や開催費用など必要リソースを完結させ、よりクローズドな方向に発展させていきたいとのことだ。 参加ユーザーの一部がスタッフを兼ねているため、「Night LAN」のイベント運営に専従するスタッフがおらず、パブリックなイベントとしてはセキュリティ面で厳しい点が多かった。しかし、PCゲームユーザーのオフ会をサポートしていたネッカ秋葉原店やトッププレイヤー秋葉原店が閉店して久しい中、手探りでプレイグランドを探し始めたユーザーコミュニティの動きに期待したいところだ。
□「Night LAN」のホームページ (2007年5月7日) [Reported by 三浦尋一]
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