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カプコン、韓国ソウルに100%子会社を設立
代表に元ネクソンジャパン代表取締役の姜鎮求氏が就任

5月7日発表

 株式会社カプコンは、韓国ソウルに100%出資の子会社Capcom Entertainment Korea(CEK)を設立し、本日より営業を開始したと発表した。

CEK代表取締役社長の姜鎮求(カン・ジング)氏。写真は2004年にSCEKを取材した際のもの。日韓市場のコンシューマゲーム、オンラインゲームの双方に太い人脈を持つ希有な人材だ
 主な事業内容は、家庭用ゲームソフトの販売、オンラインゲームの開発および運営としている。韓国子会社の設立の理由については、韓国がオンラインゲーム市場として主要な地位を占めていることに加え、プラットフォーマーが一通り進出し終え、今後の成長が期待されているためとしている。

 現時点では、韓国子会社の具体的な戦略等は明らかにされていないが、さしあたりコンシューマゲームの韓国展開の本格化、そして現在クローズドβテストを実施している「モンスターハンター フロンティア オンライン」の韓国展開が予想されるシナリオとなる。

 今回の発表でもっとも注目されるのはCEKの代表取締役社長に元ネクソンジャパン代表取締役を務めた姜鎮求(カン・ジング)氏が就任しているところだ。姜氏は、2004年に韓国NEXONを退社後は、SCEIの韓国子会社SCEK(Sony Computer Entertainment Korea、現SCE Asiaの1ディビジョン)に入社し、2006年10月までソフトウェア戦略室のゼネラルマネージャーとしてPSPやPS3の韓国展開に尽力してきた経歴を持つ。

 韓国オンラインゲーム市場に精通し、また韓国コンシューマ市場をプラットフォーマーの立場から見てきた姜氏は、カプコンの韓国展開を行なう上でまさに適任であり、アジアでも絶大な支持を集めている「モンスターハンター」シリーズ最新作「モンスターハンター3(仮題)」の韓国展開や、CEK発のオンラインゲーム展開といった動きなど、今後の動向が注目されるところだ。

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「子会社の設立ならびに事業開始に関するお知らせ」のプレスリリース
http://ir.capcom.co.jp/news/html/070507.html

(2007年5月7日)

[Reported by 中村聖司]



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