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価格:6,800円
基本的なゲームデザインは、ロッテルダム港やハンブルグ港、ニューヨーク港といった大規模な商港を舞台に、船を目的地まで運ぶことを目的とした操船シミュレーションゲームになっている。目的地の途中には複数のウェイポイントが設定され、船体特性に応じた微妙な操船テクニックを駆使しながら目的地を目指して船を動かしていくことになる。 収録船体は、タイタニック号、コンテナ船、ロイヤルヨット、水上タクシー、国内コンテナ船、港湾警備艇、タグボート、パワーボート、他用途貨物船、漁船、クラシックヨット、スピードヨット、クルーズライナー、ロシア船籍タグボートの計14艇。 ゲームモードは、水上タクシーの運行、タイタニック号の出港など、リアリティのある設定で操船を楽しめるシナリオモードと、好みの港を選択し、自由にオブジェクトやウェイポイントを設定して楽しめるエディットモードの2種類が用意されている。シナリオモードは、「Ship Simulator 2006」本編で40本、アドオンで20本の計60本が収録されている。 先述したように、音声ガイドは、字幕なしの英語で機関銃のように喋り立てるため、不自由なくプレイするためには一定以上のヒアリング能力が必要になる。音声ガイドは、無線のやりとりを再現したものらしく、わざわざひずみのあるやや聞き取りにくい音質になっており、さらにハードルが高くなっていることも付け加えておきたい。 ただ、操船方法は、日本語マニュアルで学べるほか、ゲームデザインそのものもイベントドリブン形式(一定の条件を満たすことでゲームを進めていく手法)ではないため、操船の楽しさ自体は、語学力がなくても十分に楽しめる。また、タイタニック号など大型船体では、乗客気分でキャビンを自由に歩き回れるウォークスルーモードも用意されており、船からの景色を楽しむこともできる。船好きには要注目のシミュレータと言えるだろう。
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□オーバーランドのホームページ (2007年4月27日) [Reported by 中村聖司]
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