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価格:各2,980円
26日に都内で発表会を開き、同社代表取締役社長のデラトロベ・ヘンリー氏、同社プロデューサーの村上貴宏氏に加え、「ソムリエDS」の監修を手がけた田崎真也ワインスクール 取締役支配人 濱田知佐さん、「酒匠DS(仮)」の監修を手がける横浜君嶋屋 代表取締役 君嶋哲至氏、「バーテンダーDS(仮)」の監修を手がけるサントリースクール校長 花崎一夫氏が姿を見せた。
「ソムリエDS」は、国内外あわせて全1,000本のワインのデータが収録されている。村上氏いわく「ワインを選ぶところから、1本飲み切るまで」をサポートした実用ソフト。ワイン選びだけでなく、保存の方法や、人にプレゼントするために参考となるデータが収録されている。「『シムシティDS』の開発中に、自分でお店に行ってワインを選ぼうと思って酒屋にいったところ、その数の多さで選ぶのに困った経験から」このソフトを企画したそうだ。 起動すると、まずカレンダー機能を活かした「今日の1本」が提案される。これは、誕生日といった特別な日や、季節などから考慮されてセレクトされる。 本作の最大の特徴は、うろ覚えでも見た目でも、ラベルが読めなくても入力できる豊富な検索機能。ワインの名称、生産国、カラー、主要品種、料理やチーズとの相性、価格帯といったさまざまな条件をタッチペンで入力することで検索できるうえ、ワインラベル、イメージワードといったものからの検索も可能。 特に相性のいい料理については、定番の高級食材を含めた組み合わせから、一般家庭でも手軽にできる料理まで幅広く対応する。また、ワインに関するQ&Aや基礎知識、そしてヴィンテージチャートによる産地ごとのワインの当たり年、著名人がワインへの思い入れを語る「ワインを愛する人たち」といったコーナーも収録されており、単にワインを選び出すだけではなく、ワインについての理解を深めるような作りになっている。 気に入った銘柄は、最大15個の「マイワインセラー」に記録することができ、「すれちがい通信」を使うことで、友達とワインセラーデータの交換ができる。友達の好みがわかる、という効果もあるので、ワインをプレゼントするときの参考にもなるのではないかと村上氏。 また、本作の構造は、ワインを好む年齢層を考慮して、操作で迷ってしまうことのないようにメニュー階層を浅くし、さらに価格も2,980円と、「ワイン1本購入して失敗する前に買っていただける値段」に抑えた点も注目に値する。 「ソムリエDS」の監修を担当した濱田さんが苦労したのは、まずワインの絞り込みだという。「まずフランスだけで1,000本、全部で2,000本まで絞り込みましたが、そこからさらに全部で1,000本に絞るのは大変でした。もっと入れたかった」と語る。また、家庭料理などを相性のいい料理に推薦するとなると、香辛料のきついもの、酢を使った料理などをワインとあわせるのが大変だったという。 シリーズ第2弾となる「酒匠DS(仮)」は、国内の日本酒、焼酎、泡盛、梅酒を合わせて1,000種類の収録となる。第3弾の「バーテンダーDS(仮)」は、カクテル、そしてベースとなる洋酒を合わせて1,000種類の収録となる。 これから監修作業という君嶋氏は「日本酒はワインに比べると味の幅が広くないので、あわせる料理が決まってしまう点が難しい。私の家にもDSが2台ある。日本の家庭には1台はあるのではないだろうか。『酒匠DS(仮)』で、最近、日本人が一番知らないという存在になりつつある日本酒をもっと身近な存在として知ってもらいたい」と監修への意気込みを述べた。 花崎氏も「カクテルブックの寿命は5年。重版するときには大幅に手直ししないと売れなくなってしまう。19世紀からスタートしたカクテルの歴史だが、日々レシピは進化していく。時代とともに合うもの、合わないものがあるので、全部で3,000~5,000種類はあると思うが、『バーテンダーDS(仮)』がカクテル選びの手助けになれば」と語ってくれた。
村上氏によれば、7月に「ソムリエDS」を発売し、その後1カ月ごとに「酒匠DS(仮)」、「バーテンダーDS(仮)」を発売するというスケジュールのようだ。また、「バーテンダーDS」では少しゲーム風にしたい」とも語っていた。
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□エレクトロニック・アーツのホームページ (2007年4月27日) [Reported by 佐伯憲司]
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