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価格:9,975円(GPSレシーバー同梱版)
説明会では、ソニースタイル・ジャパンとゼンリンの担当者が登壇し、「みんなの地図 2」と「PetaMap」の紹介を行なった。 PSP「みんなの地図 2」は、2006年4月に発売された地図ソフト「みんなの地図」の最新版。地図にメモを書き込んだり、ガイド情報を取り込んで地図を拡張するなどのシステムはそのままに、さまざまな新機能が盛り込まれ、大幅にパワーアップしている。発売日は4月26日で、価格は、PSP用GPSレシーバー「PSP-290」が付属する「GPSレシーバー同梱版」が9,975円、「ソフト単品版」が5,040円となっている。 前作からの新機能としては、GPSレシーバーと「PlaceEngine」を利用した2種類の現在位置測定システムが挙げられる。GPSはカーナビなどに搭載されている衛星を使った位置測定システムとしてご存知の方も多いだろう。もう1つの「PlaceEngine」は本作がモバイル端末として、初めて搭載される新機能。これは、周辺のワイヤレスLANの電波を調べ、PlaceEngineに蓄積されたデータから場所を類推する技術。建物の中や地下街では利用が難しいGPSに対し、ワイヤレスLANが使える場所であれば使えるPlaceEngineを組み合わせることで、かなりのエリアがカバーできるようになっている。また、PlaceEngineはGPSに比べ誤差が少なく、検索も早くできるというメリットもあり、組み合わることによる相乗効果も大きい。もちろん、GPSレシーバーがない場合に、PlaceEngineで現在位置を割り出すといった使い方もできる。 そして探索機能でも、さまざまな機能が追加されている。新たに登場する歩行者向けのルート探索機能では、車道だけではなく公園内の道や地下道など歩行者用のルートが探索できる。また、災害時情報も用意されており、災害時の帰宅支援施設や避難所などが調べられるので、万が一の際に重宝するだろう。新機能の最寄検索では、現在地または指定した場所から最寄の駅や施設などが検索できる。 PCとの連携でも大幅な強化が図られている。今回の説明会で一緒に説明された「PetaMap」がそのためのシステムを持ち、「PetaMap」と合わせて利用することでさまざまな連携機能が活用できる。前作ではPSP上で登録するしかなかったスポット情報を、PC上からPetaMapに登録してPSPに移したり、逆にPSPで登録したデータを「PetaMap」に反映させるなど、双方向で利用できる。この「PetaMap」は、他のユーザーとスポット情報などを共有するソーシャルマッピングサービスとなっており、他のユーザーが登録したグルメマップなどをPSPに移して利用するといった使い方もできる。
「PetaMap」は、ネット上の地図に各ユーザーが自由にスポット情報を作成し、共有できる無料のWebサービス。3月15日からβサービスをスタートし、ユーザー登録の受付も開始している。現在は日記やコミュニティ、メッセージ送信が利用できないが、「みんなの地図 2」の発売日である4月26日より利用可能になる予定。
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□ソニースタイル・ジャパンのホームページ (2007年3月15日) [Reported by 滝沢修]
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