CEROレーティング：A (全年齢対象)

新キャラクタの「カーシャ」

　アークシステムワークス株式会社は、ニンテンドーDS用シミュレーションRPG「HOSHIGAMI」を、5月24日に発売する。価格は5,040円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。

　DS「HOSHIGAMI」は、2002年2月に発売されたプレイステーション用「HOSHIGAMI ～沈みゆく蒼き大地～」の移植版。DSへの移植にあたって、さまざまな要素が追加、一新されている。

　まずもっとも大きな新規要素は新キャラクタ「カーシャ」の登場。シナリオも新キャラクタにまつわるものに加え、原作では謎のままだった部分を解き明かすシナリオが追加されている。さらにキャラクタグラフィックスやサウンドも一新されており、原作をプレイした人も、新しい作品としてプレイすることができる。

　インターフェイスもDS用にアレンジされており、従来の十字キーでの操作系はもちろん、すべての操作をタッチペンで行なうこともできるようになっている。画面も、下画面に戦闘マップ、上画面にステータス表示など、ダブルスクリーンを使った見やすいレイアウトを採用。また、幅広いユーザーがプレイできるように難易度調整機能を搭載している。

　このほか、DSの通信機能を使い、友達とのアイテム交換や、イベントでのアイテム配信などにも対応している。

【プロローグ】

精霊が信仰されているマーディアス大陸。この大陸で軍事大国ヴァレイムと隣国ナイトウェルドの間で戦争が勃発。一方的な侵略を受けるナイトウェルド国内では、反ヴァレイム勢力として戦う職業「バトルヘルパー」が誕生していった。 　バトルヘルパーのファズ(主人公)とその親友レイマリーは、ある時ヴァレイム軍の騎士と交戦し、圧倒的な力の前に敗れ捕虜となってしまう。ファズは何とか脱獄するものの、レイマリーの生死は知れず、やっとの思いで辿り着いた故郷ディソールの街はヴァレイム軍によって滅ぼされていた。 　打倒ヴァレイムを誓うファズ。ちょうどその頃、風の塔の司祭シルファトスから告げられた「かつて超高度文明を誇った伝説の国イクシア。その民の特徴を貴方に感じる……」という謎めいた言葉。 　イクシア伝説とこの戦争の意味、多くの謎を解き明かし、大陸に平和を取り戻すため、ファズは仲間たちとともに立ち上がり、戦乱の時代に反撃を開始するのだった。

【登場キャラクタ】
ファズ本作の主人公。明るい性格で何事にも前向きな熱血漢。仲間を思いやる優しい心と一本気な性格ゆえに余計なことに首を突っ込んでしまう。	レイマリー幼少からファズと共に暮らす剣の師匠であり、親友。人の存在意識に悩んでおり、無口で孤独を好む。ファズに自分にないものを見い出し、行動を共にする。	ティンファズの幼なじみ。良家に育った、生意気でお茶目な少女。ファズのことでは真剣になる。明るく、おちゃらけもするが、実際は寂しがりやで、誰かに自分の実力を認めてもらいたがっている。
エレナ女戦士。さっぱりした性格で、芯がしっかりしており、自己主張も強い。過去のことは話したがらず、その出生や生い立ちは謎に包まれている。	シルファトス風の塔を守護している司祭。長命な一族で、年齢も全く不詳。風の精霊への信仰が厚く、その加護を受けた短剣と、強力な風のコインフェイム(魔法)を操る。	カーシャDS版新キャラクタ。幼い頃からトレジャーハンターをしている養父に拾われ、育てられた戦災孤児。男の子のように扱われていたため、大雑把な性格だが、寂しがりやで意地っ張りな面も持つ。

【スクリーンショット】
戦闘シーンは斜め上から見下ろし視点のシミュレーションRPG。移動や攻撃などの行動をするたびにコストを消費する「Ready to Action Point(RAP)」システムを採用している。行動順は画面上部の“キューフェイス”で確認できる
この世界では「コインフェイム」と呼ばれる魔法が使える。「コインフェイム」は精霊のエネルギーが宿ったコインから、その力を解放することで発動する。コインは刻印を行なうことでパワーアップしたりレベルを上げたりすることができる
イベントシーン。上画面にキャラクタやフィールドが表示され、下画面にメッセージが表示される

(C) 2007 ARC SYSTEM WORKS Co.,Ltd. / (C) MAXFIVE 2001 / (C) PINEGROW 2002

□アークシステムワークスのホームページ
http://www.arcsy.co.jp/
□関連情報
【2002年2月20日】PSゲームレビュー「HOSHIGAMI～沈みゆく蒼き大地～」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020220/hosigami.htm

(2007年3月2日)

[Reported by 滝沢修]