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会場:幕張メッセ
今回は“蛍の光”に間に合うのか? 毎回ドキドキのラストイベントをレポートしよう。 ■ シークレットゲストでさらにサウンドがパワーアップ もう名前の後ろの数字は31になった前説の西村ケンサク(31)氏の[H.]コールの練習や事前説明に続いて滞りなく始まった今回のライブ。 一言で言えば、バラエティ豊かな7曲による、幅広いファン層に対応した演奏が印象的だった。バラードあり、フュージョンあり、ロックあり、演歌ありと、知らない人が見たら「なに? このとりとめないラインナップは?」と思ったかもしれないが、これがセガサウンドスタッフの芸域の広さの証明にほかならない。 シリーズを通してサウンドが注目されてきたPS2「OutRun2 SP(スペシャルツアーズ)」の発売に合わせて2月8日に発売された、なんとCD11枚組という「Out Run 20th Anniversary Box」(セガダイレクト専売品。現在品切れ中だが2月中には再入荷するとのこと)や、1月25日に2タイトル同時収録で発売となった「『龍が如く』『龍が如く2』オリジナルサウンドトラック」など、セガサウンドスタッフとしても今回のライブは勢いづいた状態でのスタートとなった。 今回はギターも披露したKB.Hiro師匠、「Passing Breeze」ではベースソロで耳も目も釘付けにしたVo.光吉猛修氏、PS2「龍が如く」および同「2」のサウンドを手がけ、切れ味鋭いギターでアダルトなムードを演出したG.庄司英徳氏、キーボードと久々の張りのあるトランペットでスピード感を演出してくれたふっく福山光晴氏と、[H.]のメンバーそれぞれの得意領域を遺憾なく発揮した重厚かつスピーディなサウンドが会場に響き渡る。 また、今回のショーでお披露目となった「ポカ☆スカ ゴースト!」、そして昨年末に稼動を開始した「Let's Go Jungle!」からはメドレーを初披露というサービス満点な流れ。ちなみに「Let's Go Jungle!」メドレーは、ラストまで行かないと聴けないという貴重なバラードソング2曲も組み込まれており、ちょっと得した気分になった。 イベント前に光吉氏から告知されていたが、ゲストは「龍が如く」陽季 想氏。「龍が如く」や「ポカスカゴースト」などに声優として参加しているという話が出ていたが、プロフィールによればWii「スーパーモンキーボール~ウキウキパーティー大集合~」にも参加しているとのこと。最近のセガタイトル、特にサウンドスタッフから重用されている感がありありのMCだった。
オペラを特技とする陽季氏がゲストボーカルに参加した「ポカ☆スカ ゴースト!」以降の4曲は、光吉氏と陽季氏のパワーとパワーがぶつかり合いつつ、見事なハーモニーとパフォーマンスで会場一同納得の仕上がり。ラストは「愛が足りないぜ!」。ここでもダブルボーカル炸裂で、陽季氏の存在感、そして[H.]のサウンドが一気にアップしたライブだったといえるだろう。
【セットリスト】
As a man,As a brother(龍が如く2)
□セガのホームページ (2007年2月20日) [Reported by 佐伯憲司]
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