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入場無料
【グランド・セフト・オート・サンアンドレアス】 価格:7,329円
CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)
「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」は全世界で大ヒットを記録したのはもちろんのこと、日本でも発売された前作「グランド・セフト・オート・バイスシティ」、前々作「grand theft auto III」はいずれも話題となった。大きな都市を可能な限り作り上げ、その中でなにをしても良いという前提の元、多彩なアクションを行なえるゲームとして他の追随を許さない出来に仕上がっている。 同タイトルのCEROレーティングは「Z (18歳以上のみ対象)」であるため、販売店の店頭などオープンな場での体験試遊会を行なうことはできない。今回のイベントも18歳未満の人は入れないため、身分証明書の提示が求められるなど対策が行なわれていた。しかし一度イベント会場に足を踏み入れれば、アメリカンカルチャーを積極的に取り込んだ作品であるだけに、作中にも流れる音楽をDJがリミックスし、ヒップホップアーティストのZEEBRAが出演するなど「18歳以上が楽しめる」イベントとなった。カプコンはこれまでもこういったイベントを企画しており、同社お得意のスタイルだ。 試遊台は20台以上設置され存分に楽しめた。スタンディングのものがほとんどだったが、2階には大きめのディスプレイを前にカップルで座れるシートが置かれ、じっくり楽しめるスペースも用意されていた。18歳以上を対象にしているのだから、こういった試遊台も嬉しいところ。 一部試遊台の前には「BMX・オブ・ゾロ、ガレージに入っているBMXを乗り回せ! 隣の家のバスケにチャレンジだ!」や「ハイスピード・マッチョ、鍛え上げた筋肉を堪能せよ! 洋服店やタトゥーショップで個性を磨け!」といったミッションカードが置かれていた。これらは実際のゲームに登場するミッションではないが、自由度の高い「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」をプレイする人の中には、なにをしたらいいか迷ってしまう人もいるかもしれないということで、プレイの道標として“こういったことができる”といった意味合いで置いたのだという。様々な人が集まるイベントならではの配慮で、ちょっとしたアイディアだが来場者を気遣っていると言えるだろう。 もちろん、「GTA」シリーズを好きな来場者も多く、ガンガンと車を拝借し街のチンピラと抗争を始める人、パトカーに追われ逃げ回る人、BMXをこぎまくる人などなど……様々なプレイスタイルで、見ている側も非常に楽しい。今回は舞台がサンアドレアス州ということで、圧倒的な広さとなっている。遊び尽くすことなく楽しめるという点では、その一端を来場者はそれぞれの想いで楽しんでいたようだ。 イベントにはゲストが登場。ヒップホップ・アクティビストのZEEBRAやバスケットパフォーマー「JJ」のパフォーマンスや、SherLeeのMCに合わせた内野洋平さん・北山努さんのBMXショーが行なわれた。ZEEBRAは「グランド・セフト・オート」シリーズのファンで、前作もかなり遊んだという。「毎日、(プレイするのが) 日課になっていて、朝起きたら (GTAで) ガレージに行って車に乗る」と言うことなので相当プレイしていたと言うことだろう。車の車種が多いことにも触れ、「俺の乗っているような車も用意されている」と、こういった点でもお気に入りなようだ。 さらに「キャラクタのしゃべり方なども好き。前作だったらイタリアンマフィアだったらアル・パチーノのような訛りだったりする」と映画のようなドラマ部分の演出にも触れた。今回のイベントを前にプレイした「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」については、「カルフォルニアっぽい。相当楽しい。ちょっとプレイしたが、お巡りさんに追いかけ回されてヘリが来て大変なことになった(笑)」と、すでにかなりのはまりようだ。さらにマップの広さにも触れ、「広すぎて乗り物がないと (移動できない)。今回はいきなりチャリ (BMX) ではじまりますから。車でローライダーってあるじゃないですか。あれの自転車版の“ローチャリ”なんてのもあって、そこら辺も楽しめるポイントだと思う」と続けた。 音楽については「メイン」とまで言い切り、「車を拝借して乗り込むと、たとえばギャルが乗っている車だったらギャルが聴くような音楽がカーラジオから流れている。自分で選曲できるし。日本はラジオ局が少ないじゃないですか。アメリカに行くとうらやましいといつも思う」とこういった点でもゲーム内でアメリカが再現されていると語った。 「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」について「タトゥーを入れたり、ジムで鍛えて筋肉パンパンになったり、色々とできて楽しみ。眠れない日が続くことになる。奥さんに怒られちゃうんですけどね (笑)」と締めくくった。
こういったイベントは、リラックスして大勢でゲームを楽しめるという点でも、大人が対象であると言うことを考えればもっと企画されても良いだろう。なかなか地方での開催は難しいだろうが、機会があればぜひとも参加して楽しんでもらいたい。 (C)2007 Rockstar Games, Inc.
□カプコンのホームページ (2007年1月17日) [Reported by 船津稔]
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