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任天堂株式会社は、国内で販売されたニンテンドーDS/ニンテンドーDS Liteのうち、約20万台に同梱されているACアダプタに不具合が見つかり、無償交換を行なうと発表した。 この不具合は、通常の使用中にACアダプタが故障するというもの。故障した状態で通電を続けると、稀に過熱して外部樹脂が損傷し、発煙や火傷の原因になる可能性があるという。ただ外部樹脂は難燃性素材を使用しているため、発火に至る可能性は極めて低いとしている。 不具合が確認されたACアダプタは、長野日本無線株式会社から供給されたもの。ACアダプタの裏側(プラグがある側)の右下隅の部分に、「JRC」マークが刻印されているものが交換対象となる。これ以外のマークが刻印されたものには問題がなく、交換は不要。対象となる製品の出荷時期は、DSが2006年1月から6月、DS Liteが7月から10月となっている。これ以降に購入した人は、一度ACアダプタを確認していただきたい。 交換対応は、任天堂ACアダプタコールセンターにて電話(0120-210-557)で受け付けられ、連絡後1週間程度で、ヤマト運輸が対象品の引き取りと交換品の配送を行なう。 交換品が届くまでの対応として、本体の充電中に充電ランプの点灯を確認すること、充電中以外はコンセントからACアダプタを抜くこと、発熱や発煙などの異常を感じたら直ちにACアダプタを抜く(火傷の危険があるため、厚手の布などで覆うようにして抜く)、ACアダプタの周囲に燃えやすいものを置かない、ACアダプタに落下などの衝撃を与えないことの5項目が書かれている。ただ安全を考えれば、交換品が届くまでは対象のACアダプタを使用しないほうが無難だろう。
交換対象となるかどうかは、本体に同梱されているものについては型番で調べられる。本体の底面または保証書に記載されている製造番号(Serial No.)が「LJH100419980」、「LJF103032000」以降のものは、既に1mmのものが使用されている。これ以前の製造番号の製品に、交換対象となる0.6mmのものが含まれている場合がある。 交換対応は、Wiiストラップコールセンターでの電話(0120-345-164)による受付のほか、ホームページ上でも受け付けられている。こちらは12月21日以降、順次発送される。 Wiiリモコンの単体品、および「はじめてのWiiパック」の同梱品についても交換対象となる。ただしこちらは型番で調べられないので、本体同梱品と太さを比較するなどして確かめることになる。太さが確認できない場合は、上記のコールセンターへ問い合わせて欲しいとしている。
ひもが切れるという現象については、「想定を超えた動作をされたことによるもの」としており、極端な力をかけない限り切れることはないものと思われる。同社は交換対応を行なうとともに、「Wiiリモコンは強く振らなくてもゲームプレイに支障はないので、しっかりと握ってプレイして欲しい」と呼びかけている。
(2006年12月15日) [Reported by 石田賀津男]
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